ジャングルジムから降りられなくなった

小学生の頃
昼休みに校庭のジャングルジムで遊んでいた。

ジャングルジムの外側の一番高いところにひざをかけて
逆さまになってちょうどジャングルジムに背中があたる状態。

逆さになった状態で手が届くところのバーを両手でにぎって足をジムから離し
そのままクルッとまわって地面にとびおりる。

高い所と回るのが好きだったあたしには
その高さがますますのスリルで
これが当時のあたしのマイブームだった(笑)
(その後好きが高じて器械体操へいくのですが)

その日もやっぱりジャングルジムの上で
こうもりになってた。

ところがそのときチャイムが鳴った。

うちの学校にはおもしろい決まりがあって
チャイムが鳴ったらその場でピタッととまって
鳴りおわるまで動いちゃいけない・・だるまさんころんだ・・状態

それで鳴りおわったらすぐにみんな一斉に自分の教室にもどる。
それこそ蜘蛛の子を散らすように。

こうもりのあたしもそのまま止まった。
うっ!頭に血がのぼる~(・_・;

チャイムが鳴り終わってみんながあわてて教室へ戻る。
いっしょに遊んでたともだちが
「教室帰るよぉ〜!」ってあたしを呼ぶ

「うん!」って言ったとたんなぜか急に怖くなった。
こんなことは初めてだ。
よくよく考えたら、いつもより高いとこに引っかかってる。

足をジムから離せなくなった。
どーしよう。。5時間目がはじまる・・・。

顔は校舎の方に向いてるからそれぞれの教室が
シーンとしていくのがよくわかる。
ま、まずい!((((;゚Д゚)))))))

どうしよ...。
頭にますます血がのぽる(>_<)

そのとき3階のウチのクラスの窓から友達数人が顔出して
「はやく〜〜!5時間目はじまるよ〜〜!」って呼んでる
そんなこと言ったって…降りれないんだもん。゚(゚´Д`゚)゚。

「はやくしないと先生来ちゃうよ〜〜!」
来た!!
先生も窓から顔だした。
「いつまで遊んでるんだ??授業始めるぞ〜!」

そうじゃない💦
まずは「大丈夫か?」が先だろ...。゚(゚´Д`゚)゚。

いいから・・・救助隊を・・出してくれ(泣)

その瞬間、なんだか急に我に帰ったように、高さの恐怖が消えていった。

そのあとすごすごと自力で降りてきたあたしはちょうど
なまけものが木からおりてきたような姿だった・・・。
(ノく。)うっうっうっ。

カッコわる・・・。゚(゚´Д`゚)゚。

もっと軽い身のこなしと、柔軟な体が欲しい。
となると、これからは、スイミングやパレエじゃないな

そうだ・・・・パルクールだ‼️

んなわけない・・・。
あたしの幼少期だから、せいぜい

中国雑技団だ…(笑)

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