実写版アクマゲームについて考える1
昨日、簡単な感想を投稿した後に色々考えすぎてありきたりな内容だったなとモヤモヤしているモジャです。
今日はタイトルの通り、実施版アクマゲームについて考えを記したい思います。
前提として、原作漫画は全巻持ってるし何回も読み返しているぐらい好きな作品だという事は述べておきます。だからこそ、モヤモヤするし言いたい事いっぱいあるんですよ…!
※書いてく内に長くなりすぎたのでわけます。
⚪︎改変された設定と理由について考える
一番大きな変更点の年齢がについて考える。原作では高校生でありながら織田グループの社長かつ能力も全てにおいて優秀の主人公「織田照朝」が27歳に改変。その他主要キャラもそれに合わせた年齢改変。途中登場した「式部紫」はアイドルという設定があるから18歳と原作と変わらないぶれ方。いっそ女優とかに変えてここも変えればいいのにと思ったぐらい。
不満はさておき、変えた理由を考えると「現実味がない」、「キャストありき」、「コンプライアンス」が考えられる要因です。
「現実味がない」は漫画原作だから仕方ないと思うし、悪魔が出てる時点でそもそもだしなと。ただ疑問なのですが、ドラマにするにあたって設定変更する理由にリアルにする為と聞くけどもそもそも創作物であるドラマ作品にリアリティってどこまで必要なのでしょうか?申し訳ないですが、実写版アクマゲームは悪魔のCGがチープ過ぎて最近の特撮作品の方がクオリティは上なぐらいです。
また、完璧超人高校生だからこそ「織田照朝」の優秀さやアクマゲームを勝ち進む姿の説得力、ライバルである「上杉潜夜」の強さやその上杉に勝った「毛利明」のヤバさが際立ったのであって、この実写版アクマゲームは何故ここまで照朝が強くて幼馴染ポジに改変された「斉藤初」がライバル視してたか疑問しかありません。
バックボーンを描くのは尺的に難しいのはわかりますが、だったら変更したなら変更したなりのバックボーンを描いてくれた方が物語として丁寧じゃないかなと思います。
高校生が27歳に変わったとて、「悪魔の鍵」というフィクションでなければ存在しない設定がある以上、「現実味がない」は当てはまらないと思ったりもします。
「キャストありき」についてはよく実写版でありがちな若手アイドルを主演にすればそこまで大きな年齢変更は必要ないと思ったりもしますがそこは制作側の都合が有るのでしょう。
個人的な意見ですが、
「〇〇を実写化したい!」←わかる。
「主演はAさん!」←制作側の都合でしょうし、実写化するなら致し方ないのかな?
「実写化にあたって年齢を変えるぞ!高校生の主人公は27歳の大人だ!」←意味がわからない。主演の方に合わせたならそれはもうオリジナル作品で似た様なのを作って欲しい。
なのです。制作側都合のキャストは全然あると思いますが、作品を破壊するならやめた方がいいしファンも敵に回すと思います。
「コンプライアンス」について。意外と重要なのかなと思うのですが、高校生は子供と捉えるかどうかにかかっているのかなと。「子供が命を賭けた戦いをする」事がドラマ作品のコンプライアンスに引っかかるなら年齢を引き上げざるをえないのでしょうが、ここで一人謎キャラが登場します。さっき名前を挙げた「式部紫」です。
彼女は18歳です。厳密に学生か否かの描写はされていないと思うのですもしかしたら今年19歳にかるかもしれませんが、彼女の年齢は他の主要人物達とは違います。そうなると上に挙げた「子供が命を賭けた戦いをする」理論が破綻します。
以上三つが個人的に考えた改変された「コンプライアンス」が大きな理由かなと思ったのですが、設定を考えると破綻してしまったので頭を抱えています。
実写ドラマを作るのって思っている以上に大変なのかなと考えたりもするのですが、改変された事について考えるとこの年齢に関する改変が一番やっちゃいけない気がしたので重点的に考えてしまいました。
ここまでで既に長くなってしまったので続きは明日に。