【Tableau】傾向線の上下で動的に色を変える方法
はじめに
あけましておめでとうございます。
DATASaber Bridge3rdに挑戦中のTakuroです!
お正月は東京ドームにアメフト観戦をしてきました。
やっぱり現地観戦は楽しいですね。
今回も私一押しのTableauTips「傾向線の上下で色を変える」方法を紹介します!
Tableauの傾向線機能、便利ですよね。
ディメンションごとに傾向を出したり、線形以外にもいろいろ選べます。ツールヒントの自由度を上げてほしいですが(笑)
ただ、「傾向線の上下で色を変える」のはちょっとややこしいわけです。
ましてやデータが更新されたり、フィルターをかけて傾向線が変化しても、その上下で動的に色を分けるには、、、
そんな方にお勧めしたいのが今回ご紹介する内容となります!!
完成イメージ
実装方法
計算フィールドをサンプル スーパーストアで実装していきます。
尚、今回紹介するのは「線形の傾向線」の場合となります。
「顧客名ごとの、利益と売上の相関を見る散布図」を作成していきます。
① 計算フィールドを3つ作成します
Tableauの傾向線は線形の場合、以下のような式で求められます。
今回は動的に色を変更するために、WINDOW系統の関数を用いて、傾向線の傾きを計算フィールドで求めてしまおうという方法を取ります。
傾き:WINDOW_COVAR(SUM([売上]), SUM([利益]))/ WINDOW_VAR(SUM([売上]))
切片:WINDOW_AVG(SUM([利益])) - [傾き] * WINDOW_AVG(SUM([売上]))
傾向線以上か:SUM([利益])>=([傾き]*SUM([売上])+[切片])
② ビューへの配置
①で作成した「傾向線以上か」を色に入れて完成、、、、
かと思いきや
今回の場合、詳細に入っている顧客名を考慮しないと傾きが求まりません。
②-1
そこで、①で作成した「傾き」と「切片」の2つについて、計算フィールド右下「既定の表計算」をクリック→計算の定義と進み、「自動→顧客名」に変更します。
(計算フィールドから設定する方法以外にも、ツールヒントに「傾き」「切片」を入れてから、右クリック→表計算の編集と進んで、②-2と同様に設定することも可能です。)
②-2
次に、色に入っている「傾向線以上か」を右クリックして「表計算の編集」をクリック。
「ネストされた計算」から切片、傾きそれぞれについて、「特定のディメンション→顧客名」と設定します。
この方法で傾向線の上下の色分けを動的に変更できます!
フィルターを追加して自由に試してみてください!
この記事が参考になりましたら幸いです!
「スキ」もお待ちしております!