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宝塚記念〜上半期総決算〜

先週はクソ見解どうすみませんでした。
ステイブルアスクは強いと思います。

終わり良ければ全て良し。上半期総決算の宝塚記念やっていきましょう。枠順が出てからは全頭評価もしていきます。



Part1 非根幹距離

大前提に非根幹距離。これは本当に大事です。2000mが得意でも1800.2200は駄目が良くあること。単純に200mの違いに見えるけど目に見える事以外がある。レイパパレなんかそう。距離に思えるかもしれないけど、去年のエリ女は普通に強い競馬していた。距離だけで片付けられない何かがある。
名馬を例に出します。

ウオッカ(国内レース)
根幹距離  17戦10勝
非根幹距離  7戦 0勝
アーモンドアイ(国内レース)
根幹距離  11戦10勝
非根幹距離  2戦 0勝

方や3歳時に牝馬でありながらダービを制した傑物。方や歴史的名牝。昨今は特に顕著に使い分けられているほどである。アーモンドアイやコントレイルが得意な舞台でしか走らないから弱いという暴論を喚き散らすクソゴミ屑が見られますが、わざわざ適正外のレースに出す必要が無いからと理解出来ていないからこその発言である。こんな名牝2頭ですら1勝も出来ない程の適正が生まれるのが非根幹距離。


特徴として良く言われるのが、根幹距離は主流血統(サンデーサイレンス)でスピードの絶対値。非根幹距離はサンデーサイレンス等含まない非主流血統。200m違うだけでスパートのタイミングなどのリズムが違うので崩れる。など色々な説があります。
その中でも特に分かりやすい種牡馬が
キズナ
ですね。
最初に補足ですが、牝馬のキズナはスピード馬に振れる事もあります。ソングラインなんかは良い例。牡馬になると殆どが非根幹距離。
血統界隈の第一人者である亀谷さんの動画なんかを見ると良いと思います。
キズナ産駒×牡馬×非根幹距離×重賞は黙ってベタ買い。

今回の出走メンバーにも居ますね?
かつてはコントレイル三冠の影の立役者と言われていたが、距離を伸ばして才能が開花。

ディープボンド

現段階では本命とさせていただきます。


宝塚記念は非根幹距離であるのは言ってきましたがちょっと付け加えると、欧州寄りの血があると尚良し。その点ディープボンドは母父キングヘイローで文句無し。ステイヤーだと思っていたのですが、米国型のストームキャットも持っているのでパワーも持ち合わせているので小回り中距離が実はドンピシャ…?去年の有馬記念は最悪データの海外帰りでもタフさを見せつけて有利な3歳エフフォーリアと僅差。今年は斤量の差が無くなるのでイーブンな状態。こちらの方が上か。

それではおんなじ阪神内回りで行われる大阪杯はどうなのか見ていきましょう。
大阪杯は2000m。根幹距離である。
ポタジェ ディープ×米国型
レイパパレ ディープ×米国型
アリーヴォ ドゥラメンテ(欧州)×米国型
ちなみに7着までが母父米国型でした。
根幹距離の特徴がひしひしと伝わりますね。
非根幹距離である宝塚記念は欧州寄りの血があった方が良いので今回出てくる
ポタジェは下げ評価
アリーヴォは平行線
と言った形か。

他にはステイヤーではないと思っていたタイトルホルダーも前走も見て血統面からはゴリゴリのステイヤーか。菊花賞前に陣営からは距離不安の声が出ていたが、自分のレースさえ出来れば3200もこなしてしまったように現状では競りかけられない限り最強のステイヤー。ゴリゴリの欧州血統が故に、有馬記念では8枠という最悪枠ではあったが3歳のハンデを貰ったが最後の直線のパワー勝負では負けてしまった形。 

非根幹距離で好走をした事ある馬

・アフリカンゴールド(京都記念)🥇
・アリーヴォ(小倉大賞典)🥇
・ウインマリリン(オールカマー)🥇
・エフフォーリア(有馬記念)🥇
・オーソリティ(アルゼンチン共和国)🥇
・キングオブコージ(AJCC)🥇
・グロリアムンディ(アンタレスS)🥈
・ステイフーリッシュ(京都記念)🥈
・タイトルホルダー(日経賞)🥇
・ディープボンド(有馬記念)🥈
・パンサラッサ(中山記念)🥇
・ヒシイグアス(中山記念)🥇
・ポタジェ(毎日王冠)🥉
・マイネルファンロン(AJCC)🥈
この中でも勝ち切ってる馬が特に注目。

Part1での導き出した馬は

ディープボンド




Part2 コースを理解する

阪神内回り2200mを改めて見ていく。

画像1

競馬ラボさんより引用。
4コーナーポケット地点がゲート。スタートからは1コーナーまでは直線。スタート後すぐ下り坂で300m程進んでから高低差2mの登り坂へ。そこからは向正面までは平坦。3コーナー手前から徐々に下り坂。3コーナー中間から最後の直線残り200mまでずっと。そして最後の登り坂を超えてからゴール残り50mは平坦。

詳しい解説の前に有馬記念が行われる中山2500mも見ていきます。

画像2

おんなじ急坂を2回超えなければいけないという認識は皆さんお持ちだとは思いますが、実際には道中は全然違います。
ピッタリなニュアンスを表現するのが難しいですが、僕の言葉で表すなら
阪神2200は急坂2回を超えつつ道中平坦で3〜4コーナーは下り坂が長く続くので、スピードも必要なスピード持久力のタフさ。
中山2500(1800もスタート後すぐ坂)は急坂2回に加えて道中も登りと下りをしつつ最後の短い直線を瞬間的に駆け抜けなければいけないパワーと、瞬発力を発揮するまでにどれだけ貯めておけるかのタフさ。

という認識。どちらもタフでトリッキーな、コースである事には変わらないが最後の直線の差に求められるものが違う。
ゆえに、宝塚記念では前目に付けて最後まで長く良い脚が使える馬が好走率が高く、有馬記念では最後の直線で一瞬で加速してこれる差し馬が好走するのである。

去年の宝塚記念を振り返ると、前から5頭(1頭ワイプティアーズが居たが、3勝Cで初G1は敷居が高いので無視)がそのまま1〜5着。ペースが遅いのはもちろんあったが、内ラチをずっと通ったユニコーンライオンが粘り切り、ずっと外2で掛かり気味のレイパパレは差し替えされて3着。道中ずっと大人しくインを回ったクロノジェネシスは力も違った。外3を回り続けたキセキは、正攻法の競馬が合ってなかったという見方も出来るが、やはり3〜4コーナーの下り坂でスピードが乗る地点を外回しで負荷が高かった。
梅雨入りしているだけに馬場次第でかなり変わってしまうが、良馬場で行われるようであれば昨年同様に2000から下の距離を主戦にしていた馬がスピードを活かして馬券内になるだろう。

必然的に大阪杯組になる。

反対に雨の影響が残るようだとスピードを活かしても、高出力で行ったとしても数字が出ない馬場の場合は時計が掛かってもそこそこのスピード持久力を持つ馬が台頭してくる。

このコースを理解した上で注目したい馬は大阪杯組。後1頭が特に注目。

パンサラッサである。

令和のサイレンススズカと呼ばれている。ジャックドールも言われているがタイプ的にはパンサラッサの方が近いか。テン自体は速くないものの、1Fが速くそこからほぼ緩める事なく快速に飛ばして逃げ粘る。前走ドバイでは馬群が凝縮していたので貯め逃げに思われてしまうが、前半58秒を切っている。後ろからのプレッシャーを感じながらも最後の最後まで逃げ切ってしまったのには驚いた。ドバイはほぼ平坦なコースなので純粋なスピード持久力戦となった。2200は長いのでは?と思われるが、前途の通り中山コースでも逃げ切ってしまうタフさがある。アフリカンゴールドの存在があるが前走で若干突かれる競馬もなんのその。昨年有馬記念の惨敗が囁かれているが、3コーナーで捕まるも4コーナーまでは持ち堪えていた。コース解説の通り中山コースは道中でも坂を超えなければいけないが阪神にはない。しかも3〜4コーナーでは下り坂。昨年と同じ開幕2週目。海外帰りもお構い無しの調教での走りを見ると充実してるのが窺える。関西馬でもあるので日本でのG1タイトルも取る可能性は充分にあると思っている。


Part2にての注目馬

パンサラッサ




Part3 枠順確定後全頭診断


1オーソリティ
右回りだから〜という事はないが、展開的に得意なのはスローからの瞬発力戦。今回は大人しくしてもらいます。 消し
2アフリカンゴールド
パンサラッサより内側ならと思っていたがそれに加えて2番は絶好枠。前走ジャックドールによく食らいついたと思う。ただバテた。先週の様なTBなら残り目は0ではないか?3列目候補
3メロディーレーン
消し
4エフフォーリア
外枠なら完全に切りでも良かったが、流石に絶好枠か。並び的にもメロディーレーン以外は前に行くので経済コースをじっくり回れるか。壁も作れるので当日のコンディションが良ければ単勝。ただ印的には3列目候補。
5アイアンバローズ
阪神内回りは良い。がこの距離でG1は力不足。消し
6タイトルホルダー
有馬記念のように外枠の方が良かったと思う。すんなり番手を取れて実質的なペースメイカーになれれば強かったが流石に同型複数に加えて外からパンサラッサ、インにも前目につけたい馬。ごちゃつけば脆い。3列目候補。
7デアリングタクト
あの怪我から復帰して前走であの走り。調教でも素晴らしい動きを披露。ただ休養前にギベオンを差しきれなかったのは気になる。消し
8ステイフーリッシュ
なんぼタフなコースとは言えスピード足りない。消し
9マイネルファンロン
消し
10ヒシイグアス
デキが戻ってこないまま大阪杯へ。それであの走り、今回はデキ良好。ただ毎回負荷の強い競馬で度外視できる様に思うがレーンはとにかく前目につけて好位抜け出しを選択する。そうなると今回も外外を回される危険が伴う。完璧に乗れば力はある。3列目候補。
11パンサラッサ
少し難しい枠順に。前に行きたい馬が全部内へ。なんら問題ない様に見えるもアフリカンゴールドが突っ掛かる可能性がさらに増えて枠順の差でその時間が長くなるかもしれない。そうなるとラストに響いてくるか。少し評価を落とす。2列目候補。
12ウインマリリン
輸送対策で栗東滞在。調教も良くメイチ感はひしひしと伝わってくる。枠順が内側ならね…消しor3列目候補。
13アリーヴォ
丁度良いくらいの枠順に感じる。並び的にも積極的に前には行けないタイプなので出たなりに。小回り適正をとにかく評価。前走も相当長く良い脚を使っていた。今回デキ落ちも無く代打騎乗からの継続騎乗は心強い。対抗評価。
14キングオブコージ
絶対ポツン。厳しい。
15ディープボンド
有馬記念の騎乗を期待と思って内枠希望していたが、いかにもごちゃつきそうな内枠よりもこれで良かったか。この馬は先行出来る。パンサラッサを行かせながら内を見つつ好位外目でOK。スタミナお化けなので向正面から追い通しで腕っぷしだけでも期待できる。本命候補。
16グロリアムンディ
時計がかかればーなど言われているが、いきなりG1は無理。そんな化け物なら3キロ差あるオメガに負けちゃいかん。芝時代もディープモンスターに完敗。消し。
17ギベオン
消し
18ポタジェ
充実していただけにこの枠順では厳しい。前走も好騎乗あっての勝利。消し。


現状で印を付けるのは

◎ディープボンド
◯アリーヴォ
✔︎エフフォーリア・タイトルホルダー・ヒシイグアス・パンサラッサ・(ウインマリリン)



金曜日段階での印と見解


週中は完全に道悪想定で進めてきましたが、昨日あたりからほぼ雨が降らない天気予報の為少し変えます。

◎アリーヴォ
大阪杯がやはり優秀。道中はF4をピッタリマークするもF4が想像以上に走らなかった。3〜4コーナー中間で既に追い出すヒシイグアスに対して慌てず無駄を省いて内を通ってから追い出しを開始。ラストが鈍くなっているのは脚元が捻挫の様な感じになったとコメントが出ている。そもそも前走はルメール乗る予定が急遽直前に乗り替わり。コンタクトも取ってない状態でとりあえずF4をマークして走った感じ。今回は継続騎乗に加えてしっかり追い切りにも乗っている。前走よりも馬の理解を深めた状態で出てこれるのは大きくプラス。馬体も太いとの見解もあるがトモが明らかに成長している。持ち時計も2000では1位。
こういう自在性のある馬に乗ればレジェンドは問題なし。
◯ディープボンド
道悪想定では本命でした。評価を下げた理由はタフな持久力戦になるとはいえ芝の状態は良好なので有馬記念よりもスピード値は求められるのでは?と思ったからです。そうなると15番という枠順では評価を下げざるおえない。しかしスタートはセンスがあるので内の馬を見ながらポジション取りは出来るので和田ジョッキーには積極的かつ外を回しすぎない所を選択してもらいたい。

▲パンサラッサ
大逃げをかますだけではあったが、アフリカンゴールドやタイトルホルダーが2.3番手で良いというコメントに変わっているので、有馬記念位のペースでいければ2200なら逃げ切っちゃう可能性が高まった気がする。
△デアリングタクト
データだけでいえば買わざるおえない。

△ヒシイグアス
前走は勝ちに行きつつF4も封じ込める動き。その分外回ってロスがあった。今回デキ上昇に加えて世界のレーン。距離はアリーヴォよりは向かないと思うが、騎手の手腕1つで変わる。持久力はそこそこだがスピード感は◎◯よりもあるので立ち回り次第では勝ちまで。

△ポタジェ
大外はかなり辛い。腹を括った思い切りの良さが必要。前走の手応えは半端なかった。少し重めに映るので当日のパドックは要注意。


最終結論

◎アリーヴォ
◯ディープボンド

✔︎タイトルホルダー・エフフォーリア・パンサラッサ

◎◯ワイド8倍なので1点のみでいきます!

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