私と宝塚歌劇団のこれまでの関わり

先日、宝塚歌劇団 雪組公演『CITY HUNTER』『Fire Fever!』を観劇しました。

記憶が薄れる前に観劇レポートをnoteにしたためようとしていたのですが、記事の中で自分と宝塚のこれまでの関わりについて1章設けようとしたところ、そこそこの分量になってしまい……
「これはもう1記事書けるんじゃないか」と思い、記事を分けることにしました。

という訳で、完全な自分語りとなりますが、よろしければお付き合いください。

初めての宝塚観劇

初めての宝塚観劇は幼少期の中国公演(だん れいとか出てた)でした。

当時親の仕事の都合で北京に住んでいたのですが、舞台観劇に連れていかれたかと思えば突然華々しい感じのセットで日本語の公演が始まって終始びっくりしていたような記憶があります。

ただ、これがきっかけでに宝塚に興味を持つことはありませんでした。

『ベルサイユのばら』との出会い

それから時は流れ、高校2年生になった頃。
世界史の勉強のために池田理代子先生の『ベルサイユのばら』を読破したところ、その世界観にドハマリしてしまいます。

当然「もっとベルばらの世界に浸りたい!」と思ったのですが、残念ながら当時の世の中は漫画の連載やアニメの放映がとっくに終わっており、私の需要に対してベルばらの供給があまりにも少ない状況でした。

そうして仕方なく、YouTubeで「ベルサイユのばら」と検索してヒットしたパチンコ動画と宝塚歌劇団の公演動画を見る日々が始まります。

すると、どこからかそれを聞きつけた高校のヅカオタ同級生が「(彼女の推しで当時の月組トップスターである)龍真咲りゅうまさきが出演している『ベルサイユのばら』のDVDや関連雑誌」を一気に貸してくれたのです。

高校生が買い集めたと言えども総額が結構な金額だったため、その日はビビりながら鞄を抱えて帰った記憶があります(笑)

そこでようやく宝塚の世界とまともに向き合うことになるわけですが、当時宝塚歌劇団が100周年だったこともあり、諸々の供給を浴び続けた結果、私は安蘭あらんけいというとっくに退団していた男役に魅了されてしまいます。
(龍真咲じゃないんかい)

余談ですが私は歌が上手なジェンヌさんが好きみたいで、その頃の現役の方だと北翔海莉ほくしょうかいりさんも何となく目が離せませんでした。

「供給を浴びた」と言っても、チケットを取るのが大変だったり、お金が無かったり、受験生だったりと様々な理由により、実際に観劇に行くことはありませんでした。

その分、YouTubeやニコニコ動画で宝塚の動画を視聴したり、観劇ブログなどを大量に読み漁っていたわけですが、結果的に「観劇しないくせに、変なところ(今後の人事予想、ジェンヌの歌やダンスの評価)だけやたら詳しくて、上から目線で批評してくる嫌な感じのヅカオタもどき」が爆誕します。

超黒歴史です。

ちなみに、当時の私はは90年代のジェンヌさんや歌うまなジェンヌさんの動画を見るのが好きで、よく知りもしないくせに「最近の子は歌が下手だわ」などとのたまっておりました。
タイムスリップして口を縫い合わせたい。

演劇を学んだ大学時代

しかし、この宝塚との出会いがきっかけの一つとなり大学では演劇学を専攻することになります。
自分が放送部で舞台役者をしていたことも理由の一つなのですが、これはまた別で説明が必要な上に、本筋から逸れるので割愛します。

大学では宝塚を含めた「舞台演劇」が好きな友達がたくさんできて嬉しかったのですが、それ以上に学問としての演劇を学べたことが自分の中で大きな財産となりました。

演劇そのものの歴史を学びながら、舞台を観て演出意図や表現法方法についてディスカッションする日々は非常に有意義な時間でした。

そして、この4年間を通して良い意味で舞台演劇との向き合い方が変わります。
それまでインターネットの知識をもとにひねくれた見方しかできなかったのが、様々な要素を踏まえて目の前の舞台を多角的に捉える努力ができるようになりました。

そこまでは良かったのですが、4年間学びを深めた結果「ちょっともう良いかな」という気持ちになり、そこからしばらく舞台を観劇しない時期に突入します。

宝塚との再会

そんな私がなぜ久しぶりに舞台(しかも宝塚)を観劇しようと思ったかというと、斉木久美子先生の『かげきしょうじょ!!』という作品と出会ったからです。

TVアニメ「かげきしょうじょ!!」公式サイト

この作品を通して、ジェンヌを目指す少女たちの生き方を素直に尊敬することができただけでなく、宝塚歌劇団(作品上では劇団名が異なりますが……)という女性だけで構成された異質な劇団の持つ、儚くも美しい魅力を思い出すことができました。

「今ならもっとフラットに宝塚と向き合えるかもしれない」そんな気がして、心の底から「宝塚を観に行きたい」と思いました。
その結果、タイミングがちょうど良かったため、冒頭の通り雪組公演を観劇することとなります。

さいごに

という訳で、雪組公演の観劇レポートを現在作成中です!
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!

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