YouTubeのビジネスについて勉強②
こんにちは! ばなおです。
前回は、大きく以下のポイントを勉強しました。
・動画市場について
・YouTubeでの稼ぎ方
・動画の発信スタイルと発信ジャンル
・初心者が稼ぐポイント
前回に続き、今回も取り扱うのは、KYOKO『世界一やさしい YouTube ビジネスの教科書 1年生』です。
2時限目 ユーチューブのSEOとアルゴリズム
01 ユーチューブもグーグルのプラットフォーム
グーグル検索の上位にあるユーチューブ枠を奪取するために行う施策がYouTube SEOと呼ばれています。
YouTubeはGoogleの傘下なので、何かをGoogleで検索した時にYouTubeの動画も検索結果に表示されます。
検索経由で動画を見る人が増えると、動画の再生数や未来のファンとの出会いも当然増えます。
Google検索で自分の動画が表示されることの大切さが分かりますね。
基本的な考え方としては「ユーザー(閲覧者)にとって有益なコンテンツが高い評価を受ける」ということです。
上位表示するためには、次の条件を意識したコンテンツ作りが必要です。
・コンテンツの独自性(オリジナリティ)
・コンテンツの品質(クオリティ)
・コンテンツの専門性
・コンテンツの網羅性
・コンテンツ制作者の専門性
・コンテンツの正確性
・コンテンツの信憑性
・コンテンツの見やすさ
最近のSEOは、内容より「誰が言っているか(専門性・信憑性)」が評価対象になっているみたいなので、初心者にはなかなかハードルが高そうです。
普段の私はしがない会社員なので、何かの専門家でもなければ影響力のある人間でもありません。
そこで気を付けるポイントとしては、以下2点かなと思います。
・単に、検索で引っかかりそうな内容を盛り込むだけにしない
・視聴者が「見て良かった」と思える動画になっているか
それらを踏まえて、検索結果での上位表示を狙っていきます。
ユーチューブでも使うSEO対策
・目標キーワードを設定する
・タイトルにキーワードを入れる
・見出しへ検索意図を満たすキーワードを入れる
・メタデータにキーワード対策をする
・コンテンツ内のキーワード
・チャンネルの専門性を意識する
必要な場所にキーワードをしっかり入れておくことが大切みたいです。
ちなみに、目標キーワードとは、自社のコンテンツをどのような検索キーワードで上位表示することを目指すのかを目標として定めたもの。
メタデータは、「データに関するデータ」を指します。(書籍だったら内容ではなく、ジャンル、著者名、タイトルなど書籍自体に関するデータのこと)
また、YouTube で視聴者に動画のサムネイルが表示された回数を示す「インプレッション」を上げるために、ユーザー満足度を上げる必要があります。
ユーザー満足度を上げる方法
・クリックされるタイトルをつけること
・タイトルと中身の適合性
・見ていてストレスのない編集
・そのチャンネルでしか見られない独自性
・規則的な更新頻度
ユーザーが満足できるコンテンツを発信すれば、それだけアクセスしたユーザーが長時間動画を視聴してくれるし、エンゲージメント(愛着)を持ちやすくなります。
そうして、さらに関連動画やおすすめに動画が表示されやすくなるんですね。
・必要箇所にキーワードを入れつつも、目を引くタイトルにすること
・タイトルだけすごい感じにして、内容詐欺にならないこと
・専門性がなくても、少なくとも独自性はあった方が良いこと
・定期的に更新すること
この辺りを守れば、私でもSEO対策をしながらインプレッションに繋げられそうです。
また、YouTubeのトラフィックソース(流入経路)は、大きく3つあります。
1. 外部流入(グーグルの検索結果、SNS、メルマガなど)
2. ユーチューブ内検索
3. 関連動画(おすすめ)
上の2つは前述のYouTube SEOで対策できますが、普通のSEO対策と決定的に違うのが、「関連動画」からの流入です。
関連動画からの流入は全体の90%を占める、非常に重要な流入経路です。
おすすめ動画や関連動画は、YouTubeのアルゴリズムによって、ユーザーに合った動画が表示されます。
これが90%を占めているということは、自分の動画がキーワードで検索されることよりも「関連動画に表示されること」を意識した方が再生回数が伸びやすいということですね。
ユーチューブはレコメンドエンジン的な要素が強いプラットフォームということです。
レコメンドエンジンは、一定のルールでユーザーにおすすめの商品やコンテンツを提示し、数多くの商品やサービスの中からお気に入りを選ぶ際の手助けをしてくれるシステムです。
ユーザーが一度動画を見始めたら、自発的に次を探さなくても、YouTube自体が次に見てほしいユーザー好みの動画を勝手に挙げてくれます。
TikTokもそんな感じですが、受動的な要素が強いですね。
02 キーワード対策を施して集客の間口を広げる
先ほど、自分のコンテンツが関連動画に表示されることの重要性に言及しましたが、「外部流入」と「YouTube内検索」も決して侮ることはできません。
最も大切なのがキーワード対策です。特定のキーワードで検索した際に、より上位に自分の動画を表示させることができるようになります。どのような動画を作るべきかを、キーワードベースで考えていくのですね。
キーワードの洗い出し方としておすすめされているのが、ラッコキーワードです。
ラッコキーワードは、サジェストキーワード(あるキーワードと一緒に検索されている関連キーワード)を調査できるツールで、GoogleサジェストやBingサジェスト、YouTubeサジェストなどの情報を取得して表示しています。
ラッコキーワードで調べたキーワードから、より効果的な目標を設定する際に活躍するのがGoogleキーワードプランナーです。
こちらはログインしたり、諸々の設定をしないと使用できないツールですのでご注意ください。
Googleキーワードでは、特定のキーワードの「月間平均検索ボリューム」を調べることができるため、自分の目標キーワードが世の中に需要があるのかどうかを知ることができます。
目標キーワードを決めたら、動画の内容を考えていきます。
ここで重要なのは、キーワードを検索したユーザーの検索意図(目的)です。
これが満たせれば、ユーザーの満足度が高い、YouTubeのアルゴリズムにおすすめされやすい動画になります。
私のチャンネル(まだ何もアップしていませんが)を例にして、検索意図を類推する方法をご紹介します。
実際に検索して検索結果から類推する
YouTubeの「Vlog」検索結果は、以下の傾向がありました。
・グルメ
・大学生の一日
・ルーティーン
・旅行
・ディズニー系
サジェストキーワードをチェックする
YouTubeで「Vlog」と検索しようとすると、以下のサジェストが出てきます。
・高校生
・韓国
・OL
・カメラ
・Study
・ディズニー
これらを踏まえて、Vlogを視聴するユーザーの検索意図を以下のように予想しました。
・自分と同年代(高校生~20代くらいのOL)の生活が知りたい
→親しみやすいけど、憧れの対象を求めているのかも
・旅行先やテーマパークなどの様子が知りたい
→一緒に行った気になったり、自分が行く時の参考にしているのかも
予想した検索意図をしっかり押さえた内容の動画にすれば、視聴者の満足度が高くなる可能性もアップします。
ユーチューブは、動画内のセリフに含まれるキーワードも読み取って検索やおすすめに反映していると言われています。
これはびっくりしました。
テロップや音声から読み取っているということですかね?
ユーチューブのアルゴリズムは、タイトルを最重要視しています。動画タイトルには、必ずその目標キーワードを入れましょう。
私の場合は、タイトルに必ず「Vlog」という言葉を入れます。
また、それに付随する検索意図タイトル「OL」「Study」「ディズニー」なども入れるのが良いということですね。
(もちろん、内容も伴わなくてはいけません)
クリックされるタイトルの要素
・簡便性
・具体性
・限定性
・権威性
・情報の鮮度
・疑問形のタイトル
・動画のベネフィット
上記を踏まえてタイトル例を作ってみました。
【2021年】1万円でハロウィン限定グルメ ディズニーVlog
・「2021年」「ハロウィン」→情報の鮮度
・「1万円で」→具体性
・「限定グルメ」→限定性
ユーチューブは動画をタイトルとその概要欄から判断している。
タイトルが定まったら、他のメタデータである概要欄なども整える必要があります。
動画のメタデータ
・タイトル
・サムネイル
・動画の概要欄
・動画のタグ
特に概要欄については、動画の説明文であり、タイトルと内容がきちんと整合性が取れたものなのかを示す項目でもあります。
概要欄に入れるべき要素
・動画の内容をキーワードを使いつつ、わかりやすく説明
・動画の目次
・その他のリンク
概要欄は5000文字まで記入できるみたいなので、かなりの長文を入れられます。
また、動画の内容を簡潔に説明する際、キーワードを最初の方に入れることがポイントです。
目次をつけることによって、Google検索結果で表示された際のサイズも変わるそうです。
目次の分だけ表示スペースが大きくなり、未来のファンの目に留まりやすくなるなら、目次を追加しない理由はないですね。
目次の付け方は簡単で、概要欄に指定のタイムスタンプ(目次の時間指定のこと)を入れて、チャプター名を記載するだけです。このとき、タイムスタンプは半角英数字で記入します。
目次内にキーワードを入れれば、テーマの整合性をさらに高めることができます。
03 関連動画に載るための施策
オススメや関連動画に掲載される動画について説明します。
1. ユーチューブホーム画面での「おすすめ」は視聴者の趣味嗜好に最適化されたもの
2. 各動画の「関連動画枠」は情報の関連性とユーザーの視聴傾向に合わせたもの
前者は自分の動画の視聴者が他にどのような動画を好むか考える必要があり、後者は他の動画との関連度について考慮する必要があります。
この時に役立つ、ユーザー満足度の計測指標として、エンゲージメントがあります。
エンゲージメントとは
・再生回数
・視聴維持率
・評価ボタン
・コメント数
・共有数
・チャンネル登録
また、他の動画の関連枠に表示される動画にはある程度法則性があります。
関連性の評価基準
・テーマ(キーワードの一致)
・サムネイルの類似性
・使用タグの類似性
・再生数の類似性
・過去の視聴履歴
・各動画の遷移情報
理想の形は、動画に表示される関連動画が全て自チャンネルの動画になることかなと思っています。
そうすれば、視聴者が自チャンネル内の動画をループして見てくれることになり、結果的にチャンネル全体の再生時間が増えますからね。
とはいえ、それを実現するにはすべての動画がそれなりに注目されていて、YouTubeによって自分の動画がユーザーにおすすめされる可能性があり、外から視聴者が来てくれることが前提となります。
まず私が目指さなくてはならない現実的な目標は「自分の動画のエンゲージメントを高めて、より人気の高い動画の関連動画に掲載されること」だと思います。
関連動画の評価基準によると、自分の動画と同じレベルの動画の関連に載りやすいようなので、一発逆転的な方法はなさそうです。
地道に動画のエンゲージメントを伸ばしていきましょう。
そして、あまり知られていないのは「各動画の遷移情報」です。
これは私も知りませんでした。
動画の終了画面や概要欄に貼られた別動画のURLからも、YouTubeは関連性を見ているみたいです。
初動のエンゲージメントが高い動画は、そうでないものに比べてその後の伸びが大きい
初動の伸びが大きいと、拡散されたりYouTubeからレコメンドされるので、その後の広がりが期待できます。
ユーチューブ動画はツイッターやインスタグラムの投稿と違って、コンテンツの寿命が短いストック型です。関連動画枠に掲載されれば、過去の動画も継続的に再生されるからです。
初動が良い動画は、その後も他の動画の関連に掲載されやすいみたいですね。
動画の再生数については、アップロードしてから30分後にYouTube Studioで確認することができます。
エンゲージメントの中でも、視聴維持率は特に重要視される傾向があります。
目指すべき視聴維持率の目安は以下の通りです。
・5分~10分の動画 視聴維持率50%以上
・10分~15分の動画 視聴維持率40%以上
・15分~20分の動画 視聴維持率30%以上
私はVlog動画をアップしようとしていますが、初めは5分~10分程度の尺にしようと思っています。
ということは、視聴維持率50%以上が一つの目安になるということですね。
また、視聴維持率を高めるために動画の内容にも気を付ける必要があります。
特に以下の特徴があると、視聴率が維持できない可能性があります。
・動画の中身が面白くない
・映像や音声の質が悪い
・つまらない前置きが長い
・サムネイルやタイトルと内容が違う
序盤で動画に惹きつけられるような上手な掴みを盛り込んだり、動画を見るメリットを示すのが良さそうです。
また、動画の内容については、最初にチャンネル登録者の目に触れることを考えて動画を作る必要もありそうです。
登録者の反応が良ければ、その後他の場所に表示される可能性が上がり、エンゲージメントをさらに高められます。
そこで気をつけなければいけないのは、「既存の登録者のニーズに合った内容になっているかどうか」ということです。
過去の動画で登録者を獲得しても、その後全く別の内容の動画をアップし続ければ「せっかく登録したけど、やっぱり動画を見るのをやめよう」と思ってしまいますよね。
ちなみに私のチャンネルは、Vlogをアップしようと決める前はゲームのアフレコ動画がメインでした。
そのため、今後動画をアップしていく中で既存の登録者が離れてしまうことはある程度覚悟しています。
もともと、YouTubeは趣味の延長でSNSに近い使い方をしようと思っていたので、チャンネルの方向性について深く考えていませんでしたが、本気で動画のエンゲージメントを伸ばそうと思っている場合は気を付ける必要があります。
関連動画枠に載るためには、サムネイルの類似性(サムネイルトレース)も大切です。
こちらについては、キーワード対策の項目で「Vlog」検索をしたり、サジェストキーワードを調べた際に以下の共通点を見つけました。
・サムネイルが4枚(以上)の写真で中央に薄い色のテキスト
・サムネイルが1枚の写真で白い枠の中央に白いテキスト
つまり、既存のVlog動画(人気のものも含む)の関連に載るためには、上記の特徴を自分の動画のサムネイルに盛り込むのが効果的ということですね。
動画をアップする際、タグを最適化することも大切です。
1. ハッシュタグ
2. ユーチューブタグ
ハッシュタグは概要欄に記述するタグで、3つが上限みたいです。
ハッシュタグには、動画のテーマキーワードや、チャンネル名などを設定しましょう。
私の場合は、「Vlog」「ばなおの日記チャンネル」などのタグがマストということですね。
一方、ユーチューブタグは動画投稿時の詳細設定から設定します。
ユーチューブタグには、その動画に関連するビッグキーワード・ミドルキーワード・スモールキーワードの他、チャンネルキーワードや同ジャンルの類似チャンネル名を設定します。なお、スパム的に何十個もタグを設定するのはおすすめしません。
ユーチューブタグは、YouTubeが動画の内容を分析する際の指標の一つとなります。
「同ジャンルの類似チャンネル名」を設定した方が良いというのは驚きでしたが、私も動画をアップする際に大中小のキーワードとともに設定したいと思います。
04 クリックされる動画から見られる動画へ
ユーチューブの中でもっとも重要な要素、それは意外にもサムネイルです。
サムネイルはYouTubeが動画の中から自動で抽出してくれますが、自分でカスタムサムネイルを作り、より注目されるよう工夫をする必要があります。
YouTubeはおすすめや関連動画からの視聴者数が比較的多い、受動的なプラットフォームです。
だからこそ、他の動画と並べられた時に、より目立つためのポイントを押さえておきましょう。
意識すべきポイントは以下3つです。
①パッと見で動画の内容がわかる
②文字が大きい
③同テーマの中で目立つ
①については、情報(テキストなど)が詰め込まれすぎていると直感的に内容を理解してもらうことが難しくなります。
・メインキーワードを使う
・ベネフィット訴求
・疑問の投げかけ
このような要素どれか1つだけサムネイルに入れていくと、クリックされやすいです。
3つとも入れると情報過多になってしまうということでしょうか。
私の場合はVlogをアップする予定なので、試しにサムネイルのテキストを考えてみました。
・〇〇(旅行先など)Vlog
・秋限定のディズニーグルメ
・OLの朝メイク どれくらい時短できる?
このテキストを長くしすぎると、②がクリアできなくなってしまいます。
特にスマホのような小さな画面からスクロールしている人の目にも留まるよう、文字のサイズには気を付けましょう。
③に関しては、関連動画に載るための施策として「類似動画のサムネイルと見た目を寄せる」ことについて言及しましたが、これだけでは他の動画に埋もれてしまいます。
・背景の色は他のものと合わせるけど、テキストの色はあえて外す
・テキストの文言は寄せるけど背景色はあえて外す
数ある動画の中に埋もれないよう、このような工夫ができます。
・サムネイルが4枚(以上)の写真で中央に薄い色のテキスト
・サムネイルが1枚の写真で白い枠の中央に白いテキスト
→テキスト色を意図的に濃く目立つ色にする。
ただ、Vlogのサムネイルはおしゃれな雰囲気を大事にしている動画も多いので、濃く目立つ色にするなら背景の写真とマッチした色にしないと逆に悪印象を与える可能性もありますよね。
やるならパッションピンクとかかな……(適当)
サムネイルを見た後、次に視聴者が確認するのがタイトルです。
サムネイル同様、タイトルでも意識すると良いポイントがあります。
①目標キーワードをタイトルに含める
②動画の内容をわかりやすく簡潔に
③心揺さぶるフレーズを入れる
④記号を使う
初期の段階でアップロードした動画は、当たり前ですがおすすめや関連動画に掲出されにくいです。
実績を作るために、まずは視聴してもらわなくてはいけないので、ユーチューブ検索経由で動画を露出する必要があります。
YouTubeで検索されるために必要なのが「目標キーワード」というわけです。
私の場合は、例えばディズニーリゾートで遊んだ動画をアップするのであれば「Vlog」「ディズニー」が目標キーワードとなります。
タイトル例はこんな感じでしょうか?
【3時間で満足】ディズニーおすすめの遊び方Vlog
また、②を達成するために明白にしなければいけないポイントがあります。
・結局どんなことを伝えたいのか?
・この動画を見たらどんないいことがあるのか?
正直、ビジネス系YouTubeチャンネルを目指していない私には難しい問いですが、ディズニーVlogという観点で考えてみました。
・結局どんなことを伝えたいのか?
→現在のパークの様子(混雑度やグルメなど)、1日の過ごし方の例
・この動画を見たらどんないいことがあるのか?
→パークに行った気になる、今後パークに行く際の参考になる
さくっと書いてみましたが、Vlogは「自分自身」を1つのコンテンツにして動画を作っている方も多いと思うので、身も蓋もない言い方をすると「私生活の切り売り」が主な内容になっていると思います。
なので、現在動画をアップされている方は「伝えたいこと=自分の生活」「どんないいことがあるのか=理想的な人(おしゃれなインフルエンサーやカップルなど)の日常を知ることができる」という側面が実際のところ強そうです。
もちろん、人気者の方でないと成立しません。
私の場合は自己満足で動画をアップするので、この辺は気にしないことにします。
③の心揺さぶるフレーズは以下のような要素があります。
1. 権威性
2. 簡便性
3. 信憑性
4. 具体性
5. ベネフィット
このすべてを盛り込むのは難しいですが、1~2つを常に盛り込むよう意識しましょう。
年パス持ちだけが知っている98%当たるエントリー受付の簡単なやり方3選
・「年パス持ち」→権威性、信憑性
・「98%当たる」→具体性、ベネフィット
・「簡単な」→簡便性
・「3選」→具体性
最後のポイントについてです。
【】や「」、[]を使うことによってクリック率が38%上昇するというデータがあります。
上記のタイトルだとこんな感じになりますね。
【98%当たる】年パス持ちだけが知っているエントリー受付の簡単なやり方3選
ここで注意しなければならないのは、釣りタイトルにならないことです。
釣りタイトルは、動画の視聴維持率に影響します。
そして、そのユーザー行動は、動画の評価に大きく影響を及ぼします。
評価の低い動画は、何度もお伝えしていますが、エンゲージメントが下がり、おすすめや関連動画に表示される可能性が低くなります。
05 チャンネルを強くするためには専門性を意識せよ
せっかく動画をアップするなら、自分のチャンネルを登録をしてもらって、過去動画も含めて公開されている動画を定期的に視聴してもらうことが理想ですよね。
ファンを増やしてチャンネルを強くする場合、チャンネルの専門性は非常に重要です。
私の場合は「Vlog」というところに重きを置こうとしているので、そこが自チャンネルの専門性だと捉えています。
特定のテーマで動画をアップし続けると、権威性や内容の信憑性が高まりますが、ここで突然全く異なるジャンルの動画をアップすると、チャンネル登録者が離れてしまう可能性があります。
ただし、エンタメ系YouTuberのように「自分自身」がコンテンツの場合は、内容を絞る必要はないみたいです。
私の好きなフワちゃんやエミリンのチャンネルは、動画の内容を特定のジャンルに絞っているわけではありませんが、本人のキャラクターがコンテンツ化しています。
そういうチャンネルは、内容が多彩な方が面白いですもんね。
初心者に重要なのは、あれこれ手を出さずに動画のテーマを絞ることです。
専門性を保つことで関連動画やおすすめでのクリック率が高まります。
ユーザーの「視聴履歴」は、おすすめや関連動画を表示するアルゴリズムの決定要素の1つなんだそうです。
自分の動画をどれか1つでも視聴してもらえると、ユーザーのホーム画面などに自チャンネルの別の動画が掲載されやすくなります。
しかし、そこで掲載される動画のテーマが全く異なると、興味を持ってもらえず再生してもらえません。
おすすめに掲載されても視聴されない悪循環が発生すると、どんどんYouTubeにインプレッション(露出)されにくくなります。
専門性がないことはデメリットが大きいのです。
専門性を持ったチャンネルにするために必要な2要素を紹介します。
1. チャンネルのペルソナを徹底分析するべき
2. 最初はニッチな領域の専門家を目指そう!
まずは、自チャンネルで発信するテーマを明確にしなければなりませんよね。
誰に向けての情報なのかを明確にしましょう。
ペルソナとは、わかりやすくいうとターゲットユーザーのことです。
ペルソナ設定のやり方に決まりはありませんが、本に記載されているやり方を参考に、私もペルソナを設定してみます。
1. ゴールから逆算してニーズを持つペルソナを想定する
2. そのペルソナの背景情報(悩みや生活状況など)を想定する
3. ペルソナの気持ちになって、どのような情報があれば自社のゴールに近づくか考える
4. 必要なコンテンツをキーワードベースで算出する
私のチャンネルは、旅行や日常を紹介するVlogを想定しています。
なぜVlogにしようと思ったかというと、自分の楽しかった思い出を載せることで、視聴者に楽しかった気持ちをおすそ分けしたいと思ったからです。
同世代やちょっと年上の方ののVlogを見て、一緒に旅行に行った気になったり、日常生活の中に登場した素敵なアイテムを自分の生活に取り入れたくなったりと、動画を見ることで自分の心が豊かになります。
私の動画のペルソナも、同じような気持ちになってほしいと思っています。
これを踏まえると、ペルソナが動画を視聴することで目指すゴールは「同世代や年下から羨ましがられる、ちょっと憧れのお姉さんの私生活を知り(自分の生活の)参考にする」ことだと想定できます。
そのペルソナの背景情報を想定してみます。
・若くて遊びたい盛りだが、コロナ化で思うように外出できない
・同様の理由で他人との繋がりが希薄になってしまいがち
・外出して遊ぶこともあるが、家にいることが多い
・スマホをよく使用する(主にSNS)
では、どのような情報があれば、ペルソナは「心が豊か」になれるのでしょうか。
・一緒に外出した気になれる映像・音声
・自分が外出(旅行など)した際の参考になる、おすすめスポットなどの情報
・誰かと一緒に出掛けている感覚が得られる映像・音声
・家で気軽に見られるシンプルで楽しい編集が施された映像
・SNS映えする美しい画像や動画(根本にあるのは「自分も同じように撮影してSNSにアップしたい」という気持ち)
1つ注意していただきたいのですが、そもそもこのゴール設定はかなり曖昧です。
私の場合は、趣味がベースで軽めに試しているだけなので、参考にしないでください……
それから、上記の情報を掲載するために必要なコンテンツを調べていきます。
私のペルソナは自分と同年代か、やや年下なので、Vlogのサジェストキーワードで出て来た内容が参考になりそうです。
ここで初心者が間違ってやりがちなのが「複数のペルソナを設定してしまう」ことです。
複数のペルソナにウケるコンテンツは無難な内容になっていることが多く、結局誰にも刺さらないコンテンツとなっています。
特定の1人(ペルソナ)に刺さる動画を作れば、その分「必要としている人が深く入り込んでくれる」コンテンツとなります。
あと、本当の意味で1人にしか刺さらないコンテンツこそ作るのは難しいはずなので、少なくとも100人くらいには必要とされる動画ができるはずです。
チャンネル設計の際、最初は狭いテーマ(ニッチ領域)の専門家を目指すのをおすすめします。
特に、広く需要がありライバルが多いジャンルで素人が戦うのは不利です。
Vlogは人気の投稿ジャンルだと思うので、まずは特定の場所や行動に特化したニッチなチャンネルとして舵を切るのが良さそうです。
継続して動画をアップすると、ブログのカテゴリーのように大まかな分類ができるようになっていきます。
チャンネル単位で専門性を意識して運営するのですが、その中にさらに「小さな専門領域」を作っていく、それが「再生リスト」の役割です。
視聴者は類似性のある動画を好んで再生してくれるので、再生リストをまとめておくと、自チャンネルの関連動画視聴につながります。
動画の概要欄に再生リストのURLを載せることで、さらにチャンネル内の滞在時間を延ばせるかもしれません。
また、再生リスト自体が検索結果に表示されることもあるので、作成しておくと1本の動画+再生リストが表示され、自分のチャンネルに気づいてもらえる可能性がアップしますよね。
チャンネルの方向性が決まれば、次はチャンネルの概要情報をカスタマイズします。
次の3点を意識します。
1. チャンネル名
2. チャンネル概要欄
3. チャンネルのタグ
チャンネル名とチャンネル概要欄は、YouTube Studioの「設定」「カスタマイズ」から編集することができます。
初心者の方は、テーマと関連のある言葉をチャンネル名に盛り込むと、検索でヒットする可能性が高まるためおすすめです。
私はVlogチャンネルなので、「ばなおさんの日記」という名前にしています。
余談ですが、総画数31画の名前は運気が良いらしいので、この名前にしました。(チャンネル名でも有効なのかは謎ですが)
概要欄は単体の動画と同じく、キーワードを盛り込んで作成します。
私も「Vlog」などのキーワードを用いて、さっそく作成してきました。
(内容は動画がアップされ始めたら、ぜひチェックしてみてください)
各動画のタグのほか、実はチャンネル全体のタグも存在します。
これは知らなかったです。
上と同じくYouTube Studioの「設定」「チャンネル」から設定できます。
これを付けることで、検索時に自チャンネルが表示される可能性が高まるそうです。
ということは、チャンネルのタグは検索ボリュームのある言葉をチョイスすると、より表示されやすくなりますね。
06 チャンネル登録者を増やすコツ
チャンネル登録者を増やす1つのコツとして「更新頻度を一定にすること」が挙げられます。
テレビ番組同様、特定の曜日や特定の時間に動画を更新することができれば、登録者に自チャンネルの視聴を習慣化させることができます。
よく動画を更新しているアクティブなチャンネルだとYouTubeや視聴者に判断されれば、よりおすすめや関連動画に表示される可能性も高まります。
しかし、それよりもっと大切なのが「更新の一貫性」だと認識してください。
突然更新を辞めたり、更新頻度が変わってしまうと、習慣づいていた視聴者のルーティーンが崩れてしまいチャンネル離れの原因になります。
頻繁に動画をアップすることも効果的ですが、一番大事なのは「続けられるかどうか」です。
前回のnoteで、現状の課題が動画のクオリティより「継続してアップし続けること」(=動画編集にリソースを割くこと)だとお伝えしましたが、これはまさに私が直面するかもしれない問題です。
本当は毎日動画を更新したいですが、日中は会社員をしているので編集のための時間が取れませんし、素材の撮影も定期的に行えているわけではありません。
(あくまでSNS的な使い方をしようとしていたので……)
理想は週2本アップですが、最初はユーザーの視聴習慣だけでなく「私の動画編集の習慣」を定着させる必要もあるため、「2週間に1本」を当面の目標にしたいと思います。
効率よくチャンネル登録者を増やしていくためには、自分のチャンネルの視聴者、つまりペルソナがいつ動画を見ているのかを把握するのが大事です。
YouTube Studioのアナリティクスから、視聴者がYouTubeにアクセスしている曜日や時間を確認することができます。
これは動画を実際にアップしていかないと計測することができないものだと思いますので、ここでは視聴されやすそうな曜日と時間を予想してみます。
私のペルソナは自分と同年代か、やや年下なので、日中は本業が忙しいことが予想されます。
ということは、平日の仕事や学校が終わった後の時間帯(20時以降?)や、土日にアクセスされやすいのではないでしょうか。
自分のチャンネルのペルソナにマッチした時間帯に動画を投稿することは、関連動画に載るための施策である「初動を掴む」に関係してきます。
初動で動画のエンゲージメントを高めるためには、「視聴してもらうこと」が大切です。
ペルソナがアクセスしやすい時間を選定し、動画を投稿しましょう。
反応があれば、その分インプレッションを広げることができます。
ユーチューブの動画は3種類のコンテンツ分類ができます。
1. HEROコンテンツ
2. HUBコンテンツ
3. HELPコンテンツ
この3つの頭文字をとって「3H戦略」とも呼ばれています。
HEROコンテンツは、万人が興味を持つ「広く浅いテーマの内容」の動画です。
チャンネルの認知拡大や、インプレッション獲得につながります。
HUBコンテンツは、チャンネルのファン化、シェア、エンゲージメントの向上を目的とした、チャンネルのコアなファンに刺さるマニアックな内容の動画を指します。
そしてHELPコンテンツはhow to動画のような、お悩み解決系の動画です。
こちらは、コア層にコンテンツをリピートしてもらうことが目的となっています。
HEROコンテンツが一般層向けで、HELPコンテンツになるにつれてコア層向けとなります。
チャンネル登録に直接的に影響するコンテンツと言えばHUBコンテンツになるでしょう。
再生数はHEROコンテンツの方が多くなるはずですが、そこから視聴者に「チャンネル登録をしよう」と思わせられるかはHUBコンテンツにかかっています。
ディズニー系のVlogというジャンルだと、それぞれどのような動画が作成できるか考えてみました。
・HEROコンテンツ ディズニーランドでの1日Vlog
→よく見るタイプのVlogです。
・HUBコンテンツ ディズニーランドの施設背景ストーリーを探るVlog
→ディズニーランドの中でも、「施設の背景ストーリー」に焦点を当てることでコア層に刺さることを意識しました。
・HELPコンテンツ ディズニーランド 施設背景ストーリーの探り方
→シンプルにhow toで考えてみました。
ところで、チャンネルの方向性について「ニッチな領域の専門家になる」ことをおすすめしていましたが、そのまま運営し続ければチャンネルは成長しません。
ジャンルごとにある程度登録者の上限が決まっているように感じるのです。
チャンネル登録者数をさらに獲得してユーチューブチャンネルを育てたいのであれば、ある段階で次のテーマに移行することをお勧めします。
YouTubeでVlogをアップしている方のチャンネル登録者数をざっと確認してみたところ、一般の方だと多くても10万人程度で登録者数が打ち止めになっているような印象でした。
ここで間違えてほしくないのが、テーマを変える際はあくまで「同系のテーマ」で広げようということです。
突然全く異なるテーマの動画をアップし始めたら、それこそ深刻な視聴離れにつながりますが、同系統のテーマで少しずつニッチからジャンルを広げていけば、既存の登録者を維持しながら、その数を拡大することができます。
私生活を切り売りするタイプのチャンネル(言い方が酷い)の場合は、以下のような広げ方ができると思います。
・(初期)ディズニーグルメ系Vlog
↓
・(テーマ変更後)ディズニー前日の夜からの過ごし方
↓
・(テーマ変更後2)20代OL 休日の過ごし方
同系ジャンルとは言え、テーマを変更した直後はいったんエンゲージメントが落ちるみたいです。
それでも、しばらく続ければ新たなテーマでチャンネルが浸透し、新しい方のテーマに興味のあるチャンネル登録者数が増えていきます。
動画内で「チャンネル登録よろしくお願いします!」といった呼びかけ「CTA(Call To Action)」をすることで、視聴者の具体的な行動に結びつけることができます。
CTAを行うタイミングは人それぞれですが、動画冒頭・場面切り替え・最後の3パターンがよく見られます。
確実に言えることは「やらないよりやった方がいい」ということです。
・チャンネル登録をすることで得られるメリット
・今までどんな動画を出してきたのか&これからどんな情報を発信するのか
・このチャンネルだけの独自性や限定性は何なのか
当たり前のことを言うようですが、PRって雰囲気で理解してもらうものではなくて、やっぱり言葉に出さないと伝わらないですよね。
私自身「こういうのが動画に差し込まれたらウザいかな……」と思って躊躇していたのですが、せっかく作った動画をたくさんの人に見てもらいたい気持ちがあるので、今後は動画のラストにチャンネル登録や高評価を促すメッセージを差し込んでみます。
だいぶ長くなりましたが、2時限目はここまでです。
続きは「YouTubeのビジネスについて勉強③」に書きますので、引き続きよろしくお願いします。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました!
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