ムーミンバレーパークとディズニーパークの違い
埼玉県飯能市にあるムーミンバレーパークに初めて遊びに行ってきました!
実は、私はもともと舞浜にある東京ディズニーリゾートが大好きで、そちらによく足を運んでいる人間です。
なのでムーミンバレーパークでは、純粋にムーミン谷の世界観に浸りつつも、無意識に「ディズニーリゾートのパークとの違い」を感じながら、その違いを楽しんでいたような気がします。
そこで今回は、「ムーミンバレーパークとディズニーのパークの違い」という視点から、ムーミンバレーパークの感想を綴りたいと思います!
※ この記事はあくまで個人的な感想です。
※ 「どちらのパークが優れている/劣っているか」という話ではありません。どちらのパークも違った楽しみ方ができてとっても素敵な場所なので、それぞれの良さを伝えられればと思っています。
アクセスについて
ムーミン
埼玉県飯能市
飯能駅が最寄りで、駅からメッツァまでバスで13分かかる
バスでメッツァビレッジに着いた後、パークまでは徒歩で移動(時間は計っていませんが、そこそこ歩きます)
ディズニー
千葉県浦安市
舞浜駅が最寄り
駅からディズニーランドは徒歩ですぐたどり着ける
ディズニーシーは舞浜駅から徒歩で行けなくもないが、ディズニーリゾートラインに乗ることが多い
私は千葉県民なので、幼いころから近くにあった東京ディズニーリゾートに足を運ぶことが多く、逆に言えば埼玉県飯能市までは遠いので、移動がちょっと大変でした。
千葉県民なので多少フィルターがかかっていますが、どちらのパークも都心に近いわけではないので、すごくアクセスが良いという訳でもなさそうです。
来園者数
ムーミン
ディズニーのパークと比べると人が少ない
フィンテック グローバル株式会社の2019年9月期 第2四半期 決算説明資料によると、開業後16日間の平均来園者数は約4,625人(計算間違ってたらすみません)
こちらの記事によると、新型コロナウイルス感染症拡大防止のための休園期間を経て2020年6月4日に営業再開した際の最大入園者数は3,000人としていた模様
ディズニー
パークが2つあるため、総来園者数はムーミンバレーパークよりはるかに多いと思われる
株式会社オリエンタルランドが発表している入園者数データによると、2020年は2パーク合わせて1日当たりの来園者数平均は約27,591人(計算間違ってたらすみません)
パークの知名度も人気も高いので、常に人でごった返しているイメージ
客層
ムーミン
1日過ごした印象だと、小さい子供がいる家族連れが一番多くて、その他はペットの犬を連れている人・ムーミン作品が大好きなオタク・友達グループ(平均年齢はディズニーより高そう)・カップル少々という感じ
ペット連れがかなり多いので、全員が遠方からやって来ているというよりは、近くに住んでいる人の散歩場所の一つになっている可能性がある
キャラクターイメージの帽子やヘアクリップ、花冠などが販売されているが、子供向けのアイテムが多く、大人はあまり身に着けていない
バウンドコーデをする人はほぼ見かけない
稀に全身キャラクターのコスプレに近い恰好をした強いオタクがおり、その辺も許容されているっぽい
ディズニー
とにかく人が多いので、老若男女国籍問わず様々なゲストが訪れる
ディズニーブランドの圧倒的な知名度と人気により、ディズニー作品にあんまり詳しくないライト層も結構来ていそう
偏見ですが、来園するゲストは家族連れ・カップル・友達グループ(たまに大人数の集団がいる)・ディズニーオタクで分類できそう
ディズニーが好きすぎて舞浜周辺に移住した人を除き、近隣の住民がふらっと遊びに来るような感じではない
パーク内ではキャラクターのカチューシャを付けたり、バウンドコーデをしたり、ハロウィンの決まった期間に全身コスプレをしたりと、はっちゃけた感じの人が多い
パークの雰囲気
ムーミン
自然が多く、家族連れやペット連れが多いので、遊園地というより公園に近い
ムーミン作品の世界観を再現しており、施設はキャラクターに関連したものが多い
場所によって北欧風のBGMが流れているところがある
施設ごとにざっくりスタッフの制服はあるが、コスプレレベルの衣装ではなく、ゆるい世界観に合ったファッション
北欧の自然豊かな場所に旅行に来たような感覚になる
大きな湖畔を囲むように施設が建てられており、ムーミンキャラ要素のないアウトドア系のアクティビティも充実している
虫をよく見かける(虫が苦手な私でもまぁ我慢できるレベル)
ディズニー
ザ・遊園地
テーマに合わせた様々なエリアがあり、街並みなど施設の外観がかなり凝っている
レストランやお土産の種類もエリアや店舗ごとに多種多様
テーマや施設ごとにそれぞれ決まったBGMがある
各エリア・施設ごとに設定があり、キャストの衣装もコスプレレベルでしっかりしている
都会的な街並みもあれば、ジャングルのような自然が多いエリアもある
施設
ムーミン
ムーミンバレーパークは2019年に開業しているので、今年で3年目
営業時間は平日が10:00~17:00、土日祝が10:00~18:00で、やや短いものの、施設数が多くないので十分満足できる
トイレの数はそこそこ多く、並んで待つ心配はなさそうだった
チケット代は3,000円
ディズニー
ディズニーランドは2022年で開園39周年、ディズニーシーは2022年で21周年
営業時間は現在2パークとも9:00~21:00で、朝から夜までがっつり遊べるスタイル
ディズニーは来園者数が多いので、トイレの場所も数も充実しており、トイレ待ちで並んだことがない
チケット代は最高9,400円
体感ですが、チケット代も含めてディズニーの方がお金がかかる印象です。
施設の待ち時間
ムーミン
待ち時間が発生する施設もあるものの、私が行った時はムーミン屋敷の見学が一番待ち時間が長くて20分だったので、かなり空いている
並んでいる間、友達とちょっと話して待てばすぐに順番が来る
待ち時間ゼロでふらっと入れる施設(展示やショップなど)が結構多い
ディズニー
人気施設は〇時間待ちが当たり前(現在は新型コロナウイルス感染症の影響もあり、スタンバイパスのおかげで待ち時間が短縮されている)
予約(プライオリティシーティング)が必須のレストランもあり、予約不要でも列に並んで待たないといけない店が大半
基本的に何をするにも多少列に並んで待つ必要がある
スタンバイパスやエントリーなどの制度により、そもそもアトラクションに乗れなかったり、グリーティングができないことがある
キャラクター
ムーミン
大体のキャラクターはディズニー同様、動きがコミカルで愛嬌がある
ミイとスナフキンを人間が演じており、この2人は日本語で会話が可能
中の人(夢のない表現ですみません)によって個体差はあるだろうが、ミイは結構話しかけてくれるし、来園者をいじることもある
スナフキンはのんびりしていて積極的に絡んでくることがなさそうだったため、「勝手に写真撮影しといてください」的なゆるさがある
着ぐるみ(夢のない表現ですみません)は身振り手振りでコミュニケーションを取る
フリーグリーティングがメイン
キャラクターの近くにスタッフがいる
ムーミン屋敷の前以外のフリーグリーティングでは、カラーコーン(こういうやつ)がキャラクターを半円状に囲うように置いてあり、キャラクターが順番に各コーンを正面にしてポーズを取ってくれる
来園者がどこにいてもキャラクターを正面から撮影できるし、来園者が多くないので待っていれば必ず撮影できる安心感
グリーティングできるのがムーミン作品のキャラクターのみなので、総数は少なめ
キャラクターとの写真撮影は自分たちで行う(スタッフは見守りだけ)
来園者同士で「撮りましょうか?」とコミュニケーションを取る文化はなさそう
ディズニー
人間が演じているキャラクター(プリンセスなど)は英語で話すので、こちらが英語を頑張れば会話が可能
着ぐるみ(夢のない表現ですみません)は身振り手振りでコミュニケーションを取ってくれる
ヴィランであっても愛想が良く、ゲストに絡んでくれる
キャラクターグリーティング用の施設があり、会えるキャラクターが決まっている
フリーグリーティングもある
キャラクターのそばにはキャストがおり、ゲストとの距離(新型コロナウイルス感染症対策)や対応を見ている
フリーグリーティングの場合は列に並ぶといったことがなく、早い者勝ち・声をかけたもの勝ちの傾向
フリーグリーティングのキャラクターは小さい子供に優先的に絡んでくれる印象
ディズニーは作品数が多いのでグリーティングできるキャラクターが豊富
新型コロナウイルス感染症対策でNGなこともあるが、キャストが写真を撮ってくれる
ゲスト同志(列の後ろにいる人など)が「撮りましょうか?」と声を掛け合い、助け合う文化がちょっとある
ショー
ムーミン
1日2回、屋外ショーを公演している
内容はムーミンのキャラクターたちと歌って踊るものだが、回によって歌が異なるなどバリエーションがある
アニメの人気声優をCVとして起用
ディズニー
屋外・屋内問わず多種多様なショーが行われており、出演キャラクターもショーによって異なる
季節限定のパレートや新プログラムなどゲストを飽きさせない工夫がなされている
アトラクション
ムーミン
映像を見て楽しむアトラクションが多い
ムーミン屋敷など、展示を見学するタイプもある
アウトドアアクティビティ系もある
絶叫系や乗り物系のアトラクションはない
ディズニー
大人気の絶叫系アトラクションや、ゆったりとしていて移動手段にもなる電車や船など多種多様
オーディオアニマトロニクスがよく使われている
少数だが、カヌーなど体験系のアトラクションもある
ゲーム系施設
ムーミン
サイトによれば「Peli & Leikki」「Tahmatassu kauppa」で、ゲームに成功すると限定グッズが手に入る
「Tahmatassu kauppa」のゲーム料金は500円(「Peli & Leikki」は行ってないので分かりません……)
グッズが時期によって変わるかは不明
ゲームは運要素がある
ディズニー
ディズニーランドには「ジャングルカーニバル」、ディズニーシーは「アブーズ・バザール」という、ゲームに成功すると限定グッズが手に入る施設がある(他にもゲームができる施設はありますが、比較のためこの2店舗を取り上げます)
ゲーム料金は700円
グッズは時期によって変わる
ゲームは運要素が強く難易度が高い
ゲームの方式がちょっと似ているのですが、ムーミンバレーパークの方がお値段が安く難易度も易しい印象です。
ゲームとは別ですが、両パークに共通してメダルが作成できる場所が何か所かありました。
レストラン
ムーミン
パーク内に複数の飲食店があるが、数はディズニーより少なめ
パークを出てメッツァビレッジで食事をすることもできる
ムーミンの世界観を意識したメニューもあれば、ムーミン関連の書籍を読むことができるライブラリーカフェもある
ディズニー
エリアの世界観に合ったレストランが多い
店舗の種類も多く、ワゴンなどスナック類も充実
予約(プライオリティシーティング)が必要なレストランもある
値段は一般的な飲食店よりも高め
ショップ
ムーミン
お店の規模はさほど大きくない
その中でもそこそこ規模が大きくて、いろいろなグッズが揃っているお店が1、2店舗あるくらい
ムーミン谷の世界観に合った小さくてかわいいお店が多い
衣類や食器、文房具、お菓子などが販売されており、「ミイのグッズが揃っているお店」など多少の特色はあるが、基本的にどのお店にも大体同じものが置いてある
ディズニー
大きな店舗が複数ある
作品数やキャラクター数、スポンサーが多いこともあり、展開している商品のバリエーションが多種多様
季節・周年系の限定グッズに転売ヤーがわくことがある
ルール
ムーミン
全体的に平和でゆるい(アトラクション撮影がOK、グリーティング中のスナフキンのゆるさ、ディズニーなら絶対柵が付けられるような橋から足をブラブラさせての写真撮影が可能、など)
来園者の母数が少ないので、他人に迷惑をかけるタイプの人はあまりいなかった(しいて言えば小さい子供がわめいたりといったことはあるが、これは両パークに共通している)
施設の待ち時間が短いので、割り込みなどの迷惑行為をする人も見かけなかった
ペット連れはOKだが、入れる場所が限られていたりとルールがある模様
ディズニー
社員やキャスト(たくさんいる)が目を光らせていたり、ルールがきっちりしているので、全体的に統制が取れているイメージ
知名度の高さや人気からゲストの母数が多いので、ルールを守らない人もそこそこいる(黄色い線を守らない、列の割り込みなど)
安全であることを大切にしているので、危険な方法で写真撮影をしているゲストがいたら、キャストが注意している
あまりにもゲストが危険行為を辞めない場合は、撮影スポットの設置を辞めたり、危険な撮影ができないように施設を改修したりといった対応をする
人気キャラクターのグッズなど転売ヤーの餌食となることがある
バウンドコーデはセーフだが大人のコスプレに関してはルールが厳しい
ペットとの入園はNG
周辺施設
ムーミン
パークに向かう道すがら、メッツァビレッジ(複合施設)があり、レストランやショップが揃っている
ムーミン関連の商品はパーク内にあり、メッツァには北欧のアイテム(インテリアや食べ物など)や埼玉の特産品が販売されている
ムーミン関係なく楽しめる要素がある
ディズニー
東京ディズニーリゾートの中に、2つのパークと複数のホテル、商業施設であるイクスピアリが揃っている
全体的にディズニー色が強く、世界観が統一されている
千葉県特有のお土産などは基本的にない
まとめ
以上が自分がムーミンバレーパークで1日過ごして「ディズニーと違うな」と思ったところです!
比較をするうえで多少ネガティブな表現を用いている時もありますが、パークの優劣をつける意図はありません。
ムーミンバレーパークは1日過ごしてだいぶ満足度が高い施設でしたが、1日で回り切れなかったところもあったので、ぜひまた行きたいと思っています!
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