YouTubeのビジネスについて勉強⑤
こんにちは! ばなおです。
前回は、大きく以下のポイントを勉強しました。
・YouTubeアフィリエイトの仕組み
・アフィリエイトの始め方
・アフィリエイトのコツ
・投稿を続けられない理由について
・ネタが見つからない時の対策
・批判やアンチの対策
前回に続き、今回も取り扱うのは、KYOKO『世界一やさしい YouTube ビジネスの教科書 1年生』です。
noteの記事も5つ目となり、すっかり長くなってしまいましたが今回が最後ですので、よろしくお願いします!
7時限目 YouTubeアナリティクスの使い方
01 YouTubeアナリティクスとは?
YouTubeアナリティクスは、投稿した動画がどのような人にどこから見られて、どのように視聴されているかを分析するための無料ツールです。
アルゴリズムの分析やユーザー行動の詳細を知ることができるので、自分が定めたペルソナにきちんと動画が届いているのかを調べることができます。
YouTubeアナリティクスは、YouTube Studioから開くことができます。
ユーチューブでビジネスをするためには、作った動画が誰にどのように届いて、どう評価されているかを知る必要があります。
見てもらえなければ、なかったことと同じになってしまいますからね。
YouTubeアナリティクスでは、チャンネル全体や個別の動画単位でデータを見ることができます。
自分の動画がどんな場所に露出されているのか、ユーザーがどのように反応しているのかを知り、次の動画に活かしましょう。
02 主要な統計データをチェックしよう
YouTubeアナリティクスのデータについて説明します。
まず、概要タブからは以下の情報を知ることができます。
・視聴回数
チャンネル全体の視聴回数の推移がわかります。
・総再生時間
チャンネル全体の総再生時間の推移がわかります。
・チャンネル登録者数の推移
チャンネル登録者数の変化がわかります。
・推定収益(YouTubeパートナーシップ登録済みの場合)
すべてのGoogle広告配信元と取引からの合計推定収益(純益)がわかります。
リーチタブからは、動画の露出先やどれくらい反応がもらえたかを確認することができます。
・インプレッション数
ユーチューブ内でどれだけそのチャンネルの動画が露出したのか(サムネイルの表示回数)がわかります。
・インプレッションのクリック率
サムネイルが表示された後(インプレッション)どれくらいの割合でクリックされたのか、つまり動画を開いてもらえる確立がわかります。
・視聴回数
チャンネル全体の視聴回数の推移がわかります。
・ユニーク視聴者数
指定期間内に自分のチャンネル内の動画を視聴したユーザーの数を知ることができます。
エンゲージメントタブでは、視聴維持率を知るうえで重要な情報である「動画を見た視聴者の行動」が分かります。
・総再生時間
チャンネル全体の総再生時間の推移がわかります。
・平均視聴時間
指定期間内の1回あたりの平均視聴時間を知ることができます。
視聴者タブからは、自チャンネルの動画がどのような視聴者にリーチしているのか、またチャンネル登録者数の変化についての情報が記載されています。
・ユニーク視聴者数
指定期間内に自分のチャンネル内の動画を視聴したユーザーの数を知ることができます。
・視聴者あたりの平均視聴回数
指定期間内で1ユーザーあたりがチャンネル内で動画を視聴した回数がわかります。
・チャンネル登録者
指定期間内でのチャンネル登録者数の増減について知ることができます。
収益タブでは、YouTubeを使った広告収益について知ることができます。
・推定収益
すべてのGoogle広告配信元と取引からの合計推定収益(純益)がわかります。
・RPM
視聴回数1000回あたりの収益額を知ることができます。
・再生回数に基づくCPM
収益化対象の再生回数1000回あたりの広告主の支払金額を知ることができます。
チャンネル全体だけでなく、動画ごとにアナリティクスデータを確認することもできます。
YouTube Studioのトップページ左カラムにある「動画」をクリックして、各動画のサムネイル横にある「アナリティクス」アイコンを選択すると、その動画単体のデータを確認できますよ。
03 自分の動画はどこで発見されているのか?
自分の動画がインプレッションされている場所を知るためには、リーチタブを活用する必要があります。
中でも、注目すべきなのが「トラフィックソースの種類」です。
それぞれのトラフィックソースの意味を解説します。
・ブラウジング機能
トップページなどに出てくるおすすめ動画や、「登録チャンネル」からの視聴、急上昇や再生履歴、再生リストからの視聴を指します。
自分のターゲットに動画が届いているかは、このブラウジング機能から判断できます。
・YouTube検索
知名度の低いチャンネルは、まずここから人が集まります。
また、キーワード対策をしていれば、この数値が高くなることが考えられます。
・関連動画
動画の横に並ぶ「関連」と表示されたところや、動画再生直後に表示されるところからの視聴回数を示しています。
人気の高い動画は、関連に掲載される確率も高まりますので、この数字が大きくなります。
・チャンネルページ
自分のチャンネルページからの流入数を示しています。
・外部
検索エンジンや、サイト・ブログなどのURLリンクから動画を見に来た人の数を示しています。
外部サイトからのトラフィックソースも確認することができます。
Google検索やYahoo検索、各種SNSからの流入割合が分かりますので、SNSからの集客を狙っている方はこの数値もチェックしましょう。
自分の動画が露出場所からクリックされている割合は、サムネイルのアピール力が左右します。
以前noteにサムネイルの重要性を記載しましたが、サムネイルが魅力的でないと視聴につながらないからです。
インプレッション数に対するクリック率を確認する必要があります。「インプレッションと総再生時間の関係」で確認できます。
YouTubeチャンネル内でのインプレッションの数値が分かるのですが、平均的なクリック率は3~4%と言われており、ものすごく低いことが分かります。
ただ、インプレッションされた場所によって平均クリック率は変わります。
例えば、トップページにおすすめで表示された場合のクリック率は低いですが、自チャンネルページでのクリック率は高くなる傾向があります。
これは、自チャンネルページを開く人が、そもそもチャンネル登録者などのファンであることが多いからです。
個別の動画に対するクリック率も同じように確認することができます。
数字があまりにも伸びないようでしたら、サムネイルの変更を考えた方が良いかもしれません。
動画を公開した後もサムネイルは変更できますので、動画流入数を大きく左右するサムネイルはより良いものにしていきましょう。
トラフィックソース:関連動画の項目からは、自チャンネルへアクセスを誘導している動画一覧が表示されています。
自分の動画が表示されている場合は、その動画が多くの人にチャンネルを知ってもらうきっかけになっている可能性が高く、他者の動画であれば自チャンネルの人気動画と類似性があることが推測されます。
関連動画からの流入は個別の動画アナリティクスからも確認できます。
YouTube検索の項目からは、どのような検索ワードで自チャンネルの動画に視聴者がたどり着いたのかが分かります。
以前のnoteでも言及しましたが、目標キーワードを意識してタイトルを作成するなど、工夫をしましょう。
04 動画のコンテンツ内容は視聴者に刺さってる?
ユーチューブでは投稿し続けることが大事ですが、投稿を継続しながらPDCA(計画・実行・評価・改善のサイクル)を回しながら継続することがさらに大切です。
社会人はよく見ますよね、PDCA。余談ですが……。
PDCAを回しながらチャンネル運営を続けることで、視聴者からの反応の良いチャンネルを目指しましょう。
何度も触れていますが、ビジネス目的で動画を投稿する場合は「自分が話したいこと」ではなく「相手が求めている情報」を発信すべきです。
プラットフォーム側であるユーチューブとしても、ユーザーに自社のサービスを長い時間利用してほしいわけですから、ユーチューブ側が評価する「良い動画」または「良いチャンネル」は、必然的に「再生時間が長い」「視聴維持率が高い」ものになるわけです。
この2つはYouTubeアナリティクスのエンゲージメントタブからチェックできます。
エンゲージメントタブ内には、「総再生時間」と「平均視聴時間」が表示されます。
平均視聴時間は、長い動画が多いチャンネルほど長くなります。
動画別でも確認でき、視聴維持率の割合が高い動画も判断することができます。
筆者であるKYOKOさんによると、10分前後の動画で視聴維持率が40%以上あれば、おすすめ関連動画からの流入が多くなるため、比較的「良い動画」と言えるようです。
おすすめや関連動画によく表示されるということは、すなわちYouTubeが推している動画ということです。
「視聴維持率が高いとおすすめや関連動画からの流入が増える」というのは、視聴維持率が動画の良し悪しを決める判断基準の1つだということを示しています。
「良い動画」とは、各エンゲージメントの数値が高く、そのためYouTubeが広くインプレッションしてくれる動画を指します。
チャンネル全体や動画個別での高評価率をチェックできますので、参考にしてください。
適切なターゲットに適切な動画を届けられていれば、必然的に高評価率はアップするはずです。
視聴維持率の高い動画を作成するには、大きく3つのポイントがあります。
・入口と中身の相違が少ない
入口(タイトルやサムネイル)の内容と動画の中身が大きく異なると、当然視聴者はがっかりしますので、離脱につながります。
・最初の30秒ですべて決まる
動画の冒頭が視聴維持率を左右します。
どのような冒頭が望ましいかは後述します。
・論理的で分かりやすい
当たり前のことですが、何を言いたいのかが分からない支離滅裂な内容だと、動画を見るのが嫌になってしまいますよね。
動画冒頭30秒での視聴維持率はエンゲージメントタブから確認できます。
多くの動画は、冒頭の30秒で視聴者が離脱します。
冒頭の視聴維持率が高い動画には次のような特徴があるので、私も自分の動画の参考にしたいです。
・冒頭に動きのある編集がある
・最初にこの動画を見るべき理由やメリットについて触れている
・「最後までご視聴ください」とストレートに呼びかけている
各動画の反応については、YouTubeアナリティクスで一覧を確認できます。
確認できる指標は次の通りです。
・インプレッション数
・インプレッションのクリック率
・視聴回数
・平均視聴時間
・総再生数
05 視聴者をより深く知る
以前のnoteでチャンネル設計にあたり、チャンネルテーマとペルソナを考えましたね。
実際に動画がターゲットに届いているか確認するために、視聴者タブが役立ちます。
自チャンネルの視聴者がアクティブな時間を把握していれば、効果的な公開曜日や時間を判断することができます。
ユーチューブを含めSNSでは初動が大事です。「公開してから短時間でいかに反応が取れるか」を考えれば、視聴者のアクティブな時間にぶつけて動画を公開するのが得策です。
また、視聴者のステータスも確認しましょう。
自チャンネルを視聴している人たちの男女比率や年齢層が分かると、より反応が良いコンテンツを絞ることができます。
再生されている地域には、自分の動画が再生されている国の割合が表示されます。
このnoteを見ている方は大体日本にお住まいかと思いますし、私のチャンネルも日本からの視聴が多くなることが予想されます。
ただ、動画の内容によっては、英語圏から再生されることもあるかもしれません。
そんな時は英語字幕を付けることで、よりエンゲージメントを高めることができるでしょう。
より効果的な戦略を練るためには、自チャンネルと類似しているチャンネルを知ることが大事です。
それを調べるためには、「視聴者が再生した他の動画」という項目をチェックします。
ユーチューブの視聴者は、似たような動画を複数見る傾向があります。ユーチューブは視聴者の視聴傾向を学習し、パーソナライズした動画をおすすめに表示しているからです。
自チャンネルの視聴者がよく視聴するチャンネルが他にあれば、それが類似チャンネルであると考えられます。
・どのようなテーマに反応するのか
・どのようなコメントが投稿されているか
・どのような頻度や時間帯に動画を投稿しているか
・サムネイルのデザインは?
類似チャンネルは、YouTube検索結果に同時に並べられている可能性が高いです。
そのため上記の項目をリサーチして、差別化を狙うのが効果的だと思われます。
おわりに
長かった本もここでおしまいです。
今回、「ツイキャスで本を音読しながら勉強したことや考えたことをnoteに記述していく」ということを最初から最後まで一貫して行うことができました。
全部で300ページ強あったので、ちょっとした達成感がありますね。
自分のYouTubeチャンネルを盛り上げるための知識を得たいと思い、この本を購入しました。
結論から言うと、私はYouTubeをビジネスに全振りした使い方で運用する予定はないので、あまり参考にならないことも多かったです。
ただ、YouTubeの基礎的な知識や「より多くの人に動画を見てもらうためのポイント」など、役に立つ情報が十分に記載されており、読了後の今は満足しています。
趣味の延長でYouTubeを使おうとしていましたが、この本を読んだことでアフィリエイトなどについても知ることができました。
知識さえあれば、今後「YouTubeでお金を稼ぎたい」と思いついた時にも動きのイメージができますね。
最後に、今回勉強のために使用したKYOKO『世界一やさしい YouTube ビジネスの教科書 1年生』(株式会社 ソーテック社)と、すっかり長くなってしまったこのnoteを最初から最後まで読んでくださったすべての方に感謝します。
ここまで読んでくださり、ありがとうございました!
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