Everything is up to us が好きだ。

はじめに

マネージャーの皆さん!IDOLiSH7 LIVE BEYOND “Op.7”お疲れ様でした!!ここでは、Everything is up to us に心奪われた、ちょっとクラシックが好きなオタクがわめき散らかします。素人の目線なのであくまでも個人の拗らせ解釈だと思ってくだせぇ。

早速ですが、この曲を聞いたとき皆さん思いましたよね「なんだこの曲、神曲じゃあ」と。私は通勤ラッシュの電車の中で聞いてたんですけど、「ここは教会か…。浄化される………。」ってフワフワしつつ永遠にリピッてました。

私、この曲は最新の音楽シーンの流行を反映しているとともにものすごくクラシック音楽へのリスペクトにあふれていると思うんです。
勝手にそう思っているだけなら本当に申し訳ないんですが、この曲ってきっと人類が本能的に好きになってしまうマジックがしっかりかけられているのではないでしょうか?

「有り触れない 命の音色」

まず、ギターと七瀬陸の美しい入り。さすがとしか言いようのない陸くんの透明感と優しさのある歌声。ここからメンバーのソロが続き「Time wouldn’t stop, stop, stop.」からメンバーの声が重なりあい、あの印象的なサビに突入します。

お気づきの方もたくさんいらっしゃると思うのですが、このサビに突入するまでこの曲は「たった一つのフレーズ」で回しているんです。なのにここまで鮮やかな“色”を感じさせるのはIDOLiSH7のメンバーの個性のある音色、そして折り重なった時の調和が成せる力だと思うんです。

ラヴェルボレロをご存じですか?フィギュアスケートの番組でよく流れる曲ですね。
この曲も同じフレーズを繰り返す超実験的なクラシック。同じことを繰り返しているだけなのに、様々な音色を持つ楽器が少しづつ増えていくことでとてもシンプルな曲に壮大さが生まれます。

この曲の歌詞にもある「有り触れない 命の音色」。まさに、七色の美しい音色がなければこの曲は成り立たないんです。一人でも欠けてしまったら、深みが一瞬でなくなってしまう。辛い困難を乗り越えたIDOLiSH7の7人だからこそ歌える曲だと思います。

「希望を 育てたい」

二つ目のポイントは、音楽の立体感。
讃美歌のような旋律、壮大に広がっていく奥行きのあるこの曲。音楽の流れを聴いても美しくて、どこを切り取っても和音が綺麗なんですよ。でもこの曲はボレロのようにどんどん広がっていくわけではないんです。サビでは7人の声が豊かさを増し、聴き手に期待感を持たせます。しかし、最後は必ず誰かのソロで締められる。「いつ昇華するの?」と私たちを最後まで焦らします。

これはもうバッハです。「主の人の望みの喜びよ」(これまでのヱヴァンゲリヲン)でも使われている、広げて広げて広げて!! ギュン ってする音であえて締めていく。この手法、約300年前から人間は大好きなんですよ。ただ壮大で豊かなんじゃない、あえてギュンポイントを作ることでより楽曲を立体的にしていく。

先にも述べたようにIDOLiSH7は、トントン拍子で名声を掴んだグループではありません。私たちマネージャーのメンタルが崩壊するほどたくさんの高い壁にぶつかってきました。「あ、行けそう!もうちょっとだ!」というところで事件が起こり、衝突。幾度となく再生を繰り返してきました。そう、この曲と一緒なんです。サビでは一気に豊かさが増すけれど、最後は少し寂しい旋律が残る。そして、もう一度一人一人が旋律を紡ぎなおしていく。この曲は彼らが一生懸命ここまでIDOLiSH7を育てた証ではないでしょうか?そして最後の最後に「僕らは旅立つ 音楽を翼にして」と新たなステージへの希望を私たちに示します。

細やかな手法とマジックで過去への最大のリスペクトを示しつつ、新しい音楽に挑む。まさに、「前に進み続ける」IDOLiSH7の姿を現した最高の神曲です。人類が好きになるってさだめを背負った曲ですよ。

“Op.7”での衝撃

私は二日目に現地参戦させていただきました。Everything is up to usを絶対に生で聴きたいという気持ちで現地参戦に踏み切ったと言っても過言ではありません。もうあの曲が流れた瞬間、やっと彼らがここまでこれたんだって気持ちでいっぱいになり涙でボロボロでした。そんな涙腺崩壊オタクのもとにあの衝撃サプライズがやってきます。 「ララララー」というコーラスと手拍子。 「あ、このライブって、この曲ってみんなで創ってるんだ」と実感させられて、何とも言えない感情でさらに涙がでました。あれには、全身の水分持ってかれましたね。声を出せないという厳しい状況にありながらも、たった一つの工夫でここまで一体感と高揚感を生み出せるんだ、絶対声が出せるようになったらみんなで歌って完成させるんだ!と熱い気持ちになりました。

最後に

ここまで読んでくださった方、本当にありがとうございました。あくまでもラヴェルだとかバッハだとかは本当に個人の解釈です。ひとつの見方として楽しんでいただけたら幸いです。次のライブではIDOLiSH7の七つの音色とマネージャーたちの無数の音色でEverything is up to usを完成させたいぜー!!




この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?