継続30周年バンバンバザール へのコメント7 下田卓
10月末に開催する継続30周年記念のバンバンバザール ライブ開催日まで
お祝いや、思い出、メッセージなど、ご縁のあった皆さんからのコメントを公開していきます!
7回目は、福島の大学の先輩でもあり、ほんとうに長年のお付き合いとなりましたご存知!カンザスシティバンドの下田卓さんです!
3枚目のアルバム『歌は廻る』からの付き合いなので24~5年でしょうか、僕が30代半ば、福島くんが30歳手前ですね。
つかず離れず、いい距離感で付き合ってきたからこれだけ続いてるんだと思います。これ、当時僕がバンバンバザールのレギュラーメンバーにでもなってたら早晩衝突してたんじゃないかなーと思いますね。お互い、バンドリーダーをやるような、それも若くて、かなりワンマンに自分のやりたい音楽を通そうとする、譲らない、そういうタイプだったと思うんですね。
そんな距離感ながら、ライブにしても録音にしても、演奏にしても編曲にしても、バンバンとやらせて貰ってきたことで僕はとても多くのことを学んだと思ってます。知り合ってなかったらカンザスシティバンドも含めて今の自分の音楽の形はなかったと言っていいと思います。とても感謝しています。あと、これまでギャラもたくさん頂いて感謝してます。
50歳を過ぎて、あの切れ者の福島くんに、経年劣化と言うんでしょうか、ポンコツな面がチラホラ見えてきたのが、僕は愉しいです。これだけ長い付き合いなのにここ数年、これまでで一番距離が縮まったような気がするのは、歳をとったからでしょうね。でも、若い頃に譲らないくらい頑なに自分がやりたい音楽を続けてきて歳をとったから、それがよかったんだと思います。「E♭というキーが好きだ」という、理屈じゃ説明できない共通の感覚を持ってるのも、何か合うものがあったんでしょう。
30年のバンバンバザールの歴史は実に多様なサウンドで彩られています。だけど、ずっと変わらないのは福島くんが書く曲の構造は基本的にとてもシンプルなアメリカンルーツミュージックがその根っこにあるということです。それがいいんですね。
どんなに面白おかしくステージをやろうと、そもそも楽曲の力がなきゃダメだ、薄っぺらい。バンバンの曲にはその力があるので“なんちゃって”じゃないエンターテインメントになってるんですね。
ああ、こうして書いてると次から次へといろんなことを思い出します。こないだのことは忘れちまうんだけど。
下田さんありがとうございました!
下田さんとバンバンバザール の話は1晩かけても1週間かけても語りつくせないものがあるかと思いますが、そのストーリーもまだまだこの先がありそうなので、ぜひライブなどで皆さんも目に耳にお楽しみください。
そしてカンザスシティバンドも精力的に活動中ですのでこちらもお聞き逃しなく!
カンザスシティバンド
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