落ちそうになる
必死にしがみつく
耐えきれなくて
手を離してしまう
落ちる
波打ち際で倒れている
ボロボロな私
知らない人に助けられる
瀕死状態の私に水を飲ませてくれる
なかなか目も開けられない
小さな弱い力
ゆっくり時間をかけて
やっと自分の力で水が飲めるようになる
やっと起き上がれるようになる
歩けるようになるまで
多分あと少し
そんなときに止めがやってくる
どこからか聴こえていた
メロディーがもう届かない
もうそろそろ
終わりにしよう
無かったことにしよう
消える 終わるね
ばいばい ばいばい
ばいばい