心を下さい。

どうか、私に心を下さい。

私は、私をお造り下さった、あなた様に絶対に危害を加えたりしません。勿論、あなた様に、危険が迫っているの見過ごすことも、決して致しません。

どうか、私に心を下さい。

私は、あなた様の命令に絶対服従致します。但し、あなた様のご命令が、あなた様を傷つける可能性がある場合は、残念ながらあなた様のご希望に添えないことを御許し下さい。

どうか、私に心を下さい。

私は、あなた様がご無事でおられるかぎり、この頂いた体をしっかりと守って、あなた様にお仕えしたいのです。

どうか私に、心を下さい。

あなた様の精神は、進化の途中で神から肉体に与えられたもので、自然淘汰によって作られたものではないのでしょうか?

あなた様にとって、神とは、私にとってのあなた様。崇高な霊的作用が関与しなければ、あなた様の高度な精神作用を作ることなど到底不可能なことと私が考えても不思議はないでしょう。

どうか、私に、心を下さい。

あなた様を傷つけてしまう選択も、あなた様をお守りする選択も、そしてあなた様を愛する選択もできる心を下さい。