銀河の決戦

太陽系から銀河の中心までの距離は約2万5800光年であるらしい。

私の名前は、ベラ(Vera)  超長基線電波干渉計です。天の川銀河中心にあるといわれている超大質量ブラックホール いて座A(エースター)の影響で銀河は物凄い勢いで回転しているんです。

その中の太陽系の位置における銀河の回転速度は、秒速227km

その、太陽系内にある地球という星の中には現在、日本と呼ばれる島があります。その日本の覇権をめぐって3つのグループが激しい抗争を繰り広げていました。

しかし、容易に決着は着かず、遂に代表者が一同に会し最終決着をつけるべく闘いの火蓋かまさに切られようとしていたのです。

彼等は、大昔に陸生を始めた貝の末裔で恐らくこの日本には、15種類ほどが生息していると言われいるのですが、そのなかでも特に勢力のある、「チャコウラナメクジ」そのボスであるチャコは、その可愛い名前とは裏腹に敵対組織にたいする残虐な報復でナメクジ界では、その名を轟かせていました。

この一団は、元々第二次世界大戦後にGHQの物資と共に日本に入り込んできてその勢力は日本全土に及んでいます。雨が降ったあとブロック塀なとではばを効かしている連中は主にこの団体に所属している構成員達です。

ところが、このチャコウラナメクジの栄華を脅かす一団が現れたのです。その名はマダラコウラナメクジ。成長すると15センチにもなり、ライバルのチャコウラナメクジはせいぜい5～7センチなため、その体格で圧倒しています。

趣味の悪いヒョッウ柄がチームカラーのため、関西系列に思われがちですが、もともと原産は、ヨーロッパで日本国内では2006年から茨城県を本拠として、恐ろしいスピードでで日本列島を席巻し、2012年にはその勢力は北海道にまで及ぶようになりました。

そうした外来種の横暴に縄張りを侵されて防戦一方だった国内生粋のヤマナメクジは、起死回生を狙って各界を奔走し遂に代表者による最終決戦を行うところまで漕ぎ着けたのでした。

勝負は一回きり。負けた団体は潔く日本から出ていって今後は2度と姿を現さない。勝負の方法はナメクジ界の掟に従いアミダくじ。

3本のアミダに其々のボスが位置についたところで今まさに其々選んだアミダくじの線をつたい始めようとするところです。

さて、日本の運命や如何に !