テセウスの船
我々人間の身体は『テセウスの船』らしいでんな。
テセウスはギリシャの英雄ですわ。
このお方の木造の船をあちこち修理していって
しまいにはオリジナルの部品が全部なくなって
しもても果たしてそれは俺の船なんだろうかと
悩んだらしいですわ。
まあ、人体の分子はどんどん入れ替わっちゃうから
ウチも悩んでしまう。
私がわたしである理由は
物質が変わっても『わたし』を成り立たせている
情報が同じだからと人は思いはるやろうけどな。
せやけど、人の記憶は非常に曖昧(特にウチは!)
結果、『偽の記憶』という認知バイアスが
生じてしまうのも無理あらへん。
その上、ほぼ確実に過去の経験談はバージョンアップしてくるからな。
まあ、話しを盛りすぎっていうのも困りもんやけど
あんまり自分というものを固定化せえへん方が
人生の荒波を楽しく航海していけるんじゃ
ないでっしゃろか?
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なんと、ありがたいことでしょう。あなたの、優しいお心に感謝