地獄の沙汰も金星次第

日本の皆さん、はじめまして! 哺乳類のふんの化石です。約4000万年以前に排泄されたものだって言われてます。

この度、和歌山県海南市の県立自然博物館主催の「うんこ博物館」にお招き頂きアメリカのワシントン州から来ました。

ええーっ、ウンコ!?  なんて嫌そうな顔してるあなた、そう、あなたですよ! 

「動物のふんを調べればその動物が何を食べているかがわかる。」って言われてますけど、うんこに対するリアクションで、その人の知性もわかると申し上げておきますね。

最近、金星の大気から生命体によって生み出されるガスであるホスフィン(リン化水素)の痕跡が検出されたっていう論文が.  英科学誌ネイチャー アストロノミー (Nature Astronomy) に掲載されてました。

ホスフィンは、リンに水素分子が化合したガスで、半導体製造等に使用される猛毒なものですが、地球上では汚水処理施設や、沼地、湖底、動物の腸といった酸素の乏しい環境に住む微生物も産み出すんで、もしかしたら金星にも生命が!? ってことで話題になってるんです。

金星は、地球にもっとも近い惑星ですが、日中の平均気温は、464度と鉛が溶けるほど熱く大気は、ほぼ全て二酸化炭素なので、よく地獄のように形容されますが、果たしてそんな所にも生命が存在できるのかどうか、興味津々です。

特に、ホスフィンが、動物の腸の中には住む微生物が生み出すと言うところに、同じく動物の腸出身の私はすごく親近感を覚えます。

私を排泄した哺乳類の腸内にいた微生物に似た微生物が地球から比べたら地獄のような環境の金星にも存在するかも知れないと思うだけで生命の不思議さとそれを創造した誰かがいるとすれば是非その方にお会いしたいと思っております。







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バナナ
なんと、ありがたいことでしょう。あなたの、優しいお心に感謝