大いなる謎
久しぶりに散歩に出かける。
日中は40度を超える猛暑ではあるが、朝は、9時頃ならまだまだ涼しくて、快適に過ごすことが出来る。
国立コンサートホール(Auditorio Nacional)
付近の交差点で、ふと、信号待ちの婦人に
目がとまった。
上から下まで白でコーディネートされた、
婦人の手にはやはり白いうちわ。
何気無く視線をうちわに移すと、なんとそこには、立派な毛筆書きで、
『なんでやねん』
それは、私の台詞である!!
そういえば、このご婦人、立ち振るまいに妙に気品というか、威厳と言うか、内面から滲み出るオーラのようなものを感じる。
もしや、非公式団体Comite internacional de. Kansaiben(国際関西弁委員会)の マドリッド支部長様では!?
このお方なら、私が、「儲かりまっか?」
と声をかければ、必ずや
『まあ、ぼちぼちでんな』
とご返答して下さるに違いない。
しかし、私には、声をかけるその勇気がなかった。
意気地無し、バナナの馬鹿!!
信号が青に変わると、ご婦人は、颯爽と私を残して立ち去って行くのであった。
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