白木バンビ
BANANA FISHで広がる私の世界、その記録。
2020年夏 遂に出会ってしまった。不朽の名作、BANANA FISH...
随分と時間がかかってしまったけれど、このタイミングで出会うことになっていたのだと思う。
※ネタバレ注意※未読の方はご注意ください
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マイファーストヘミングウェイ(3/3)~やがて来るその瞬間までキリマンジャロの高み(ただし朦朧とした理想かもしれない)を目指していたい
「キリマンジャロの雪」以外にもいくつか短編を読んだ。 読む前の「武闘派」「マッチョ」なイメージを覆して、 ヘミングウェイは「ど繊細」という印象だ。 キリマンジャロの雪はヘミングウェイ36歳のときの作品。 自分の来し方を振り返って抱いたすべての感慨が注ぎこまれていると言われる。 主人公の作家ハリーは、ヘミングウェイ自身の投影である。 「武器よさらば」以降、長編小説を書けていない自責の念。 ハリーが献身的に看護する妻ヘレンを「金持ちのあばずれ」と呼ぶのは ヘミングウェイ自身が裕