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【楽器】ヴァイオリン

5歳から約15年間弾き続けてきた大好きなヴァイオリン。
「ヴァイオリンを習ってます」というと、必ず「えっお嬢様??」と聞かれてきた経験からわかるように、ヴァイオリンはなんだか敷居の高いものとして認識されています。
ー結論ー
そんなことないです!!!
もっとみんなに愛されるべき楽器です。

そこで今回は愛するヴァイオリンについて語ります。
ながーくなりそうなので適当に読み飛ばしてください

⚫︎ヴァイオリンについて

まず、ヴァイオリンがどのようなものなのか知ってもらいたいです!

①それぞれの名前

ペグ
指板
あご当て


他にも色々ありますが基本的なところだけ紹介しました!

②音が鳴る仕組み

弓で弾かれた弦は、基準振動である円運動と、それに付随した倍音による細かい波のような動きをしています。その複雑な弦の動きをボディに伝えるのが駒の役割です。駒は、2つの足を使って「表板を交互に押す動き」と、「表板を同時に押す動き」の、大きくはこの2つに分解して表板へ振動を伝えていると考えられます。そして、魂柱が表板から裏板へ振動をしっかり伝えてくれます。
(引用元:https://www.yamaha.com/ja/musical_instrument_guide/violin/mechanism/mechanism004.html)
私も音が鳴る仕組みについて詳しくは知らなかったのでとても良い勉強になりました!

③歴史

ヴァイオリンは16世紀に誕生したと言われています。そして、ヴァイオリン製作の最盛期は16世紀後半から18世紀。有名なストラディバリウスもこの時期の人です。
そもそも、ヴァイオリンのはっきりとした起源はわかっていません。7、8世紀に、擦弦(さつげん)楽器の一つであるレベックなどが段々と改良されたと言われています。

レベック

現在に至るまで、たくさんの作曲家たちがヴァイオリンの曲を作り、演奏に必要な音域が増えていった結果、指板が延長されました。さらに、高い音域に対応するために駒が高く改良されました。
このようにして、貴族たちが住む宮殿のサロンのような小さな部屋で演奏されていたヴァイオリンは、音域を増やすとともに音量も出る楽器へと進化し、色々な場面で演奏されるようになったそうです。


⚫︎おすすめヴァイオリンの曲

ヴァイオリンについて少し理解していただいたところで、次はおすすめの曲を紹介します!
やっぱり聴いている途中に飽きてしまうなあという方は、BGMがわりにでもぜひ聞いてみてください。
クラシックは全てパールマンの音源にしました。(きっと母による洗脳だけど)パールマンが1番好き!
詳しい感想も載せようか迷ったのですがものすごい分量になりそうだったのでまた別の機会に!👋

1.スペイン交響曲/ラロ

2.ヴァイオリン協奏曲1番/ブルッフ

3.プレリュードとアレグロ/クライスラー

4.ヴァイオリン協奏曲/チャイコフスキー

この動画はもうほんとうに好きすぎて好きすぎます。
ぜひぜひ聴いてもらいたいです🥺パールマンはどうしてこんなに音が踊っているんでしょうか

5.(番外編)真田丸メインテーマ

ここまですこーし難しい曲、いわゆるクラシックを紹介してきたのですが、最後はクラシックではないヴァイオリンの曲を紹介しようと思います。三浦さんかっこいい😎😎弾けるようになりたい


⚫︎なぜ敷居が高く感じるのか

なぜヴァイオリンの敷居が高くなってしまったのか私なりに分析してみました。

理由①楽器が極端にピンキリであること

大学からヴァイオリンを始める人の購入する楽器の相場は約30万円。これは他の楽器といたって変わりません。ではなぜ「ヴァイオリンは高価だ」と思われてしまうのでしょうか。
それはテレビによる潜在意識だと思います。
芸能人格付けチェックなどで弦楽器が「総額○○億円!」のように謳われたり、「このヴァイオリンニストは○○億円の楽器を使っています」と宣伝されたり、、、。
でも全ての楽器がそんなに高価なものというわけではもちろんありません。
なのに、テレビは高価なものにだけスポットライトを当てて評価するのです。楽器の価値だけでなく、弾き手の技術にもっと着眼してほしいです。

理由②習い始める時期

ヴァイオリンは早くて3歳、遅くても5歳には習い始めるべきとされています。一方で、管楽器は中学生で部活動で始める人が圧倒的多数です。
この差は年数としての差以上にある大きな差を持っていると思います。
それは、
親のやる気
です。保育園児や小学生が自ら何時間も練習することは大抵できません。こわーい親の指導と監督のもと習い続けることができるのです。
そして、そんなに子どもに時間をかけられるのは、必然的に金銭的に余裕のある家、ということになってしまいます。(こんなこと書いておきながらなんですが、私の家は珍しくごくごく一般家庭です。共働きです。仕事が忙しいのに、習わせてくれた両親にとても感謝しています!!)
ヴァイオリン習ってるのってやっぱりお嬢様じゃん!って思ったそこのあなた!確かに日本国内を見ればそうなのですが、海外では全く違います。
例えば、フランスでは、芸術家に「資格」が与えられています。つまり芸術が国に守られているのです。これにより音楽に関わる機会が増え、ヴァイオリンを習う生徒が増加するのです。フランスではヴァイオリンをピアノ的な、一般的な習い事のひとつだそうです。
きっと日本でピアノの敷居が低いのは、習っている人が多いことに理由があると思います。

理由③クラシック離れ

ここまで二つ理由を述べてきましたが、私の思う1番大きな理由は、クラシック離れです。
そもそもクラシック音楽は日本の古来の音楽ではありませんから、クラシック離れというより定着しなかったということなのかもしれませんが。
今流行りの曲のように5分で終わったり、激しい踊りがついたり、カラオケで歌えたりするようなクラシックは数少ないです。
で!!す!!が!!
何百年も続いて繁栄しているのだから間違いなく魅力があるんです!!もっと多くの方がクラシックに興味を持ち、日本のクラシック業界が盛り上がってほしいです。その意味で、かてぃんこと角野隼人さんは素晴らしい役割を果たしていると思います。尊敬です✨


最後に、伝えたい!!

私も人のことは言えませんが、食わず嫌いは良くないです。一度食べてみてから、美味しいか美味しくないか評価しましょう!😊最近は学生料金だと、とっても良いコンサート(例えばかてぃんと佐渡裕とスーパーキッズオケのコラボコンサート)に2000円でいけます。ぜひ行ってみてください!また、聴くだけでなく、演奏に挑戦してみるのも良いと思います!
楽器の練習は精神安定につながります。それに、大人になってから新しいことに挑戦するのって素晴らしいことです✨
勉強のお供に、片付けのお供に、家事のお供に、、、。
クラシックは皆さんの気持ちを支える存在になります。

ここまで読んでくださりありがとうございます。
少しでも興味を持っていただけたのなら嬉しいです😍

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