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「ぼっち大学生活」から抜け出した話
第3志望の大学に入学した私
何としてでも、この選択を正解にすると意気込んでいた。しかし、第1志望の大学へのあこがれから、入学した大学を下に見ていた自分がいた。
傲慢な気持ちと現実
そんな傲慢な気持ちのまま始まった大学生活だったが、すぐに現実を思い知らされることになった。
高校時代のスパルタ英語教育のおかげで、英語の発音が良かったし、適当に中学英文法を並べることもできた。だから、大学の英語のクラスでは一目置かれる存在になった。
でも、その優越感の裏では、自分が孤立していくのを感じていた。
高校との違いに戸惑う
大学に入って驚いたのは、高校の同級生とのレベルや教育の質のギャップだった。
高校時代は周りも自分と同じような環境で学び、同じような価値観を持っていた。でも大学では、それぞれが異なるバックグラウンドを持ち、考え方もまるで違った。
その違いを受け入れる勇気がなかった私は、
「高校以上にいい友達はできない」
と勝手に決めつけ、殻に閉じこもってしまった。
孤独を避けた結果
その結果、高校の同級生とばかり遊び、大学の人間関係を広げることに消極的だった。
サークルにも入ったものの、積極的に関わることなく次第に幽霊部員と化した。
自分から心を開かず、仲良くなる機会を避け続けた結果、
当然のように「仲のいい大学の友達」はできなかった。
強がる自分と本音
気づけば、ずっと寂しかった。
でも、その寂しさを認めるのが怖かった。
だから、「一人が楽だ」と強がるようになった。
けれど、どれだけ強がっても、孤独の穴は埋まらなかった。
変わる決意
そんな自分をこのまま放っておくわけにはいかない。
そう思い、自分の心に素直になり、寂しさを受け入れることにした。
そして、
「人生は巻き戻せないけど、やり直すことはできる」
と信じて、大学での人間関係をもう一度築こうと決意した。
2年生からの新たな挑戦
1年間の反省を踏まえ、2年生からは新しい部活に参加することにした。
さらに、オープンマインドで誘いにはまず乗ってみると決めた。
最初はぎこちなくても、心を開けば新しい出会いは必ずあると信じて。
伝えたいこと
もし、今の自分と同じように「大学で孤独を感じている」人がいたら、伝えたい。
「やり直すのは遅くない」
人間関係も、自分の心の在り方も、
変えたいと思った瞬間から変えられる。
だから、勇気を出して一歩踏み出してほしい。
過去の選択を正解にするのは、これからの行動次第なのだから。