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2022-2023シーズンTリーグチーム解説!トップおとめピンポンズ名古屋編
皆様お久しぶりです。
まさか体調が壊れてしまい、真夏にインフルで倒れてしまうことになるとは、、、
皆さんも夏場の体調管理には、気を付けてくださいね!
脱線しましたが、卓球はWTTの大会も終わり、全農カップまで10日程小休止が続きます。
そんな今だからこそ、今シーズンのTリーグのおさらいを行いましょう!
今回は
トップおとめピンポンズ名古屋
のご紹介です。
トップおとめピンポンズ名古屋の歴史
トップおとめピンポンズ名古屋は2018年に開幕したTリーグ発足と同時に加盟した卓球のクラブチームです。
トップおとめピンポンズ名古屋は、
「卓球で日本を元気にしよう」
をスローガンとして掲げられ、卓球というスポーツを通して、地域の人々や社会全体を幸せにしたいという強い理念のもと活動をしています。
チーム名の由来は、世界NO.1をめざすノジマTリーグにおいて、その名のとおり頂上(トップ)をめざし、また、ファンや地域、老若男女誰からも愛されるチームであるべく親しみをこめてOTOME PINGPONGSとされています。
トップおとめピンポンズ名古屋は過去には、ドイツのエースである「ハン・イン」や、韓国のエースである、「チェン イーチン」など、実力がある外国籍選手が多数在籍されていました。
試合会場は中部唯一のTリーグチームであるため、三重、岐阜、愛知、それぞれで試合を行われており、直近の開幕戦では、
感謝と挑戦のTYK体育館
で行われます。
また名古屋駅近くに、今年の1月に東海地区最大級の卓球場が出来、そこで日々練習をされています。
昨シーズンの成績
昨シーズンのトップおとめピンポンズ名古屋はTリーグに旋風を巻き起こす、シーズン2位という好成績で終了されました。
このシーズンの要因は2つあると考えられ、
1:ダブルスの安定性
2:シングルスの強化
が考えられます。
トップおとめピンポンズ名古屋は一昨年のシーズン、ダブルスに安定性がないために、シーズンを最下位という結果で終了されました。
その反省を生かし、今シーズンは
「まずはダブルスで結果を出す」
という考えの元、まずはダブルスで成績をあげられていた「南波 侑里香」を日本ペイントマレッツから獲得し、「鈴木 李茄」とダブルスの組み合わせを固定することで、ダブルスの成績を安定させるようにしました。
その効果は昨シーズンに大きく出て、ダブルスでシーズン最高勝利数をたたきだしています。
しかもその効果はシングルスにも出て、1番で1勝をとれている安心感からか、選手がゆとりを持って試合に挑む事が出来るようになりました。
その結果、一昨年のシーズンで勝率5割以上の結果を出した「安藤 みなみ」だけだったに対し、今シーズンは「安藤 みなみ」、「小塩 遥菜」、「チェン イーチン」と複数名がシングルスで結果を出されています。
特に圧巻だったのは、「安藤 みなみ」で、特殊な戦型を駆使し、シングルス勝利数一位の14勝を挙げられています。
昨シーズン、より戦略的にシーズンを進められた結果がシーズン2位になったのではないでしょうか。
ただしプレーオフでは、日本生命に敗北売るなど、強烈な個を持つ相手に3-0で敗北して、ファイナルに進出することが出来ませんでした。
プレーオフを勝ち上がるために、日本生命と木下アビエルに対し、上位2チームとの戦いに関して、どう結果をとっていくかに課題が残るシーズンでもありました。
今シーズンの戦力
今シーズンはこれまでチームを支えてきた、「ハン・イン」や、「チェン イーチン」がチームを退団し、名前だけを見れば戦力はどうしても低下したと言えます。
しかし直近のWTTの大会で見る限り、両「小塩」選手が結果を出され、退団した海外選手の穴を埋めるような若手の選手が成長をされてきておられます。
このチームは安定性はあります。
しかし国内最強の「早田ひな」や「平野美宇」など、敬称を選ばずに言えば、「化け物」と言える選手に勝つ程の爆発力がある選手は、今まだチームにいるとは言えません。
だからこそこの舵取りは間違いでは無いと感じています。
戦力は揃っています。
あとはどう若手の逸材を強化していくのか?
この1点を考えて進まれる一年になるのではないでしょうか。
注目選手紹介
今シーズンの注目選手ですが、もちろん「安藤 みなみ」など、昨シーズン結果を出された選手もいるので、その選手も注目です。
ただ上記でも触れましたが、このチームは「若手」の成長が急務と考えられます。
だからこそ今シーズンは「小塩 遥菜」を上げたいと思います。
この選手もさすがトップおとめピンポンズ名古屋だと感じる、異質な戦型をしたカットマンです。
今シーズン初戦のノジマカップ2023やWTTの試合を見ていますが、昨シーズンよりも特にフォア前のカットが充実してきており、その成果か、先日の大会では、世界ランク6位の蒯曼を撃破されて、今確実に上に上がってきています。
日本には、「佐藤 瞳」という、偉大なカットマンがいます。
しかしその流れは今シーズンの終わりに変化しているかもしれません。
今王座に鎮座する黄金世代を粉砕できるようになるために、今シーズンの彼女のプレーに期待をしていきたいです。
まとめ
ここまでトップおとめピンポンズ名古屋をご紹介してました。
アメリカのプロバスケであるNBAでは、優勝するためにこれまでチームに忠誠を誓ってくれていた「フランチャイズプレーヤー」を他チームにトレードに出して、最後の優勝にかけるという流れがあります。
このチームはまさに、その最後のかじ取りを行われたのではないでしょうか。
これの是非は、シーズン終了にならなければわかりません。
しかし日本のプロチームでありがちな、「現状維持」という意識ではなく、優勝を勝ち取りに行かれている姿勢を見れるからこそ、筆者は本当に好感を持てています。
強者への道を歩む彼女たちにぜひ期待していきましょう!