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「振り返りの切り口」をコーチングで学ぶ。

1.お久しぶりのコーチングセッション

先週はコーチング資格の取得を目指す社員にコーチングセッションをしてもらった。
テーマは「3か月間の振り返り」。4月~6月まで、新入社員たちの育成に突っ走ってきたため、ここらでしっかり振り返りをしたかったからだ。

この3か月間、感情としてはとても楽しかった。私は今年で社会人6年目になるが、今までの社会人人生で最も燃えた3カ月だったといっても過言ではない。そんな自分にとって大きな3カ月だったからこそ、しっかりと振り返って、自分が仕事にエネルギーを注ぐためのツボを押さえ、この情熱的な仕事に再現性を持たせたかったのだ。

2.充実感の正体

コーチングセッションの冒頭、自分が感じていた充実感の正体を因数分解してみた。その結果「学び」「実験」「影響力」「バランス」というキーワードが出てきた。

学び・・仕事に向けて書籍や動画などからインプットを継続していること
実験・・その学びを実験感覚でアウトプットしていること
影響力・・その結果誰かにポジティブな影響を与えること
バランス・・無理しすぎず、プライベートも大切にできていること

そしてこれらの先に自分自身の「成長」を感じられることが自分にとって充実感につながるポイントだった。

人としてどんな成長をしたか?

次の問いは、「ではこの3カ月でどんな成長をしたか?」である。
そもそも私にとっての成長とは、
・色んな価値観を受け止める器の大きさを手に入れること
・どんな状況でもどっしりと構える自信を手に入れること
である。

それを踏まえてこの3カ月で出来たことを振り返ると、
・新人との個別の関りを重視し、少しでも違和感を抱くことがあれば必ず個別に話を聞くようにできたこと
・短期的な問題解決ではなく、長期的な成長を最優先にして、見守るという選択を取ることができたこと
・目標に届かなそうな状況でも焦ることなく、目的は経験からの学びであるということに立ち返れたこと
が挙げられる。

どれも私にとっては大きな学びにつながったことであるし、まさに余裕をもって1つ上の視座から状況を見れるようになったと感じられた。

コーチングセッションを通しての気づき

1時間のコーチングセッションを通して、自分自身に対する気づきはもちろんだが、振り返りをする際の視点の違いという気づきを得ることができた。

というのも、例えば私が自分で振り返りをしようとすると、
・上手くいったことは何か?
・改善点は何か?
・印象的だった瞬間を3つ挙げると?
・そこから学べることは?
といった事象(コト)をベースにした振り返りをすることが多い。

一方で今回のコーチングでは、
・充実感の先に何を得たいのか?
・そもそも人としてどう成長したいのか?
・実際どんな成長ができたか?
といった切り口から、ビジョン(ヒト)に対して振り返りをしていった。

自分の振り返りの癖に気づけたこと、ビジョンベースの振り返りという切り口があると知れたことが、今回のコーチングの副産物的学びだったように思う。

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