ママへのありがとう
以前「娘へのありがとう」という記事を書いたので、このタイトルも書きたくなった。
どちらの記事に対しても思ったのは、「ありがとう」という言葉の大切さと、僕にとっての家族は言語による表現を超越した存在であるということだった。
言葉には限界がある。
いつか読んだ本に書いてあった。
今日は言葉で伝えられないありがとうの気持ちを言葉で綴っていきたいと思う。
1.妻の影響力
僕のここまでの人生はいろいろあったけど100点だ。
生まれ変わってもまた自分になりたいと自信をもって言える。
それくらい、今は毎日が楽しい。
でも、そう言えるようになったのは、ここ数年だ。
それまでは、どこか卑屈で自信がない自分がいた。それをバネにしてやってきたという面もあるが、何か満たされないものを探し続けるような自分だった。
だから、これまで付き合った人とも自分が主導権を握りたいと思っていたが、うまくいかないことが多かった。恋愛以外でも多くの人を傷つけてきたと思う。はっきり言って、人付き合いが下手くそだった。
そんな僕はある野球チームに入る。
そこで、今につながる大切な価値観をたくさん学んだ。
同時期に配属された職場でも価値観が変わる出来事が数多くあった。
いろんな人たちと出会い、支えられたおかげで、自分という器の幅を少しずつ大きくすることができた。
でも、一番は妻との出会いだ。
妻は僕にないものをたくさんもっていた。
だから、結婚するならこの人だとすぐにわかった。
お互いの性格を理解することができるようになり、相手に何かを求めることもなく、ちょうどいい距離感で過ごすことができた。
僕の人生はこの頃から明るくなった。
結婚、そして出産。
今はさらにもう一人家族が増えようとしている。
今、僕は最高の人生を歩んでいる途中だ。
2.出産
2年前、娘が生まれた。
初産だったが、陣痛から4時間半での出産だった。
世の中的には早いらしいが、妻はずっと命がけだったことに変わりはない。僕にできることは呼吸を一緒にしながらガイドするくらいだった。女性って、本当にすごい。
オギャーという泣き声が聞こえ、娘の姿が見えた時、気付かないうちに涙がこぼれていた。
言葉にならない感謝の気持ちがこみあげてきた。
出産とは、命を懸けた死ぬギリギリの行為だ。
それに見合うだけのことを僕の人生で何ができるだろうか。
僕なりの答えは、これからずっと妻を笑顔にし続けることだった。
だから、これから先、家族がみんな笑顔でいられるように僕は演出していきたい。そのことに僕は命を懸けたいと思っている。
3.決断
我が家は、ちょっとした嫁姑問題がある。
そのことに最初は悩んでいたが、2年前、ついに決断することができた。
それは、生活拠点の変更。引っ越し、すなわち転職だ!
いろんな記事で書いているが、僕にとって優先順位ナンバーワンは家族だから、迷うことはなかった。
妻の実家から近い大都市へ移ることを決めた。
仕事面だけで見ると、ある程度実績も積み、人脈も広がっていたので、10年先くらいまでどうなるのかは見えていた。でも、たかが10年先が見えたところで、それが何だと言うのか。
今なら断言できる。そんな人生くそつまらん。
何かに縛られて「べき論」で人生を考えていた昔の自分みたいだった。
お金を安定してもらえても、何かを我慢し続けるなら損失が大きすぎて、比べ物にならない。家族の笑顔には変えられない。
そんな決断ができたのも、妻がいたからだ。
今の家族とだったら、何があっても大丈夫だと思う。
僕は、家族が大好きだ。妻と出会えたこと、支えてくれた人、すべての人に感謝している。
この気持ちは、僕がこれから出会う人に僕の人生をかけて還元していきたいと思っている。
そう思わせてくれた妻には、一生の幸せを僕が約束する。ありがとう。そして、これからもよろしくお願いします。