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17回目の冬に春が来る

静かな学校の帰り道に
白い雪が静かに降りてくる

○○
「さむっ、」

スカートは凍えそうなほど寒い

何か暖かいものでも買おうと
コンビニに入った

○○
「あ、」

目が合った私より身長が高い男は
中学から一緒の男友達だった

ジョングク
「よぉ」
○○
「1人?」
ジョングク
「ボッチですんませんねぇ」
○○
「寒い、肉まん奢って」
ジョングク
「ジャンケン」

関節と指先が赤くなった手で
ジャンケンをする

ジョングクはチョキ
私はグー
私の勝ちだ

○○
「よしっ」( ・ㅂ・)و ̑̑
ジョングク
「、、、肉まんひとつ下さい」( -᷄ ω -᷅ )
○○
「やったね♪」

グクに肉まんを買ってもらって
食べれるスペースがあったから
そこに座って食べる

○○
「いただきマース」
ジョングク
「どーぞー」
○○
「あっちぃ、」
ジョングク
「火傷しちまえ」
○○
「殴るぞ」

かじれば湯気が沢山出くる

○○
「何買ったの?」
ジョングク
「唐揚げ」
○○
(。・ω・。)
ジョングク
「そんな顔してもやらねぇぞ」
○○
「お願い1個だけ!」
ジョングク
「交換」
○○
「分かった」

食べかけの肉まんを渡して
唐揚げを1個貰う

○○
「ん〜まっ♡」
ジョングク
「あっつ」
○○
「wwww、お前食いすぎだよ!!w」

結構残ってたのに
半分以下失われている肉まん

○○
「ねぇぇえ」
ジョングク
「別にいいだろw」
○○
「良くないぃい」
ジョングク
「でぶ」
○○
「誰がデブだって?
言ってみ?ん?」(╬°▽°)
ジョングク
「申し訳ございませんでした」

また肉まんに口をつけようとした
その時
私の思考が止まった

''ぇ、、関節キス、、''

今更恥ずかしくなって
グクに肉まんを渡して
コンビニを飛び出した

恥ずかしさで体温が上がり
雪の中でも暑いぐらいだ

○○
「なんでっ、心臓がうるさいっ//」

ジョングク
「なんなんだ?あいつ、、、ぁ、、///」

17回目の冬に甘酸っぱい春が始まる