樋口婚(切腹婚)のすすめ#8「ポッドキャスター」そして「リスナー」との出会い
この物語は、バナナがポッドキャストを通じて愛を知り、幸せに気がつくノンフィクションストーリーです。
2021年1月10日
樋口さんの番組を聞き続けることでじわじわと樋口ナイズされていった私は、決めたことはすぐに実行しなきゃいけないという謎の使命感のもと、婚活開始と同時に、ポッドキャストも収録・配信した。
それがこの「永遠の罠」という、ビジュアルバンドの新曲名のような番組である。
はじめに相方のマスターから番組名を「永遠という名の罠」にしたいと言われた時は耳を疑い
「マジで嫌」と喧嘩した。
血で血を洗う口戦の末
タイトルは「永遠の罠」となった。
Anchorの録音ボタンを押し、
当時は編集も何もしないまま、そのまま出した。
初めて「公開する」ボタンを押す時は勢いに任せられたけど、ボタンを押した後はドキドキして何もできず
ベッドの上でしばらくじっとしていた。
本当に配信しちゃった・・・!
しぶちゃんや樋口さんの言う通り、めっちゃ簡単にできた・・・!
次の日、再生回数は1のままだった。
(マスターすら聞いてない)
もちろん誰からも反応はなかったが、めちゃめちゃ嬉しかった。
やりたいことを実行できただけでも嬉しかった。
そのあと立て続けに録音、投稿し
1月中に10本配信した。
マスターとの話が楽しくて、皆に聞いてほしくなって、友達や職場の人に伝えまくった。
でも9割以上が
「ポッドキャストって何?」状態だった。
この現状に歯痒さを感じて、マスターの職場での会議中にお邪魔して、ポッドキャスト講座もした。
そして、Twitterでも告知とかをするようになった。
もちろん反応はなかったけど、ただただ、楽しかった。
そして2021年2月6日
いつも聞いていた新型大人ウィルスで、Anchorを使ったとんでもない企画が行われた。
新型大人ウィルス感染拡大プロジェクト
〜生配信 1日で何本ポッドキャストをUPできるかチャレンジ!!〜
これは、新型大人ウィルスリスナーがAnchorのボイスメッセージ機能を使って、新型大人ウィルスのパーソナリティである樋口さんと古林さんに質問を送り、それに答え、さらにYouTubeでリアルタイムに、その録音データをAnchoにUPしていく様子を流すという企画だった。
もはやこの人たちAncho側の人間なんじゃと勘繰るほどの企画力、そして行動力…
とりあえず参加することに意味があると思い、めちゃくちゃ緊張したけど、参加してみた。
私は全然おもしろいこと言えなかったけど
リアルタイムのお祭り感と
リスナー達の濃すぎるキャラクターに
新しいエンタメを見つけたようなわくわく感があった。
その中でひときわ異彩を放つリスナーがいた。
「IMUさん」である。
さらにIMUさんは、このプロジェクトの隠された意図すら見抜いていた。
この人何者?と思い、まんまとイムさんのポッドキャストを検索し、聞いてしまった。
(絶対に聞かないでください)
(更にそのimuさんをゲストに、感染拡大プロジェクトについて、リスナーさん達ががわかりやすく語る素敵な番組があるので、是非聴いてみてください!↓)
https://open.spotify.com/episode/27ze9gh8HJymZ3rx4VLiCc?si=SiIL-DiBQKiuprIqFGnWRg
これがきっかけで、トッキンマッシュと樋口さん関係以外のポッドキャストも聞くようになった。
この企画内で宣伝されていたり
新型大人ウィルスのオープンラインチャット内にいた人のポッドキャストも、聞いてみた。
誰かの人生を見させてもらうような
顔も知らないけど、友達よりも深く知れるような
トッキンマッシュだけを聞いていたあの時には分からなかった
クオリティだけではない面白さの世界を知っていった。
でもこれが分かるようになったのって、自分も配信したから分かる部分も大きい気がする。
そして、SNSでのその人の発信を見たりして、どこか他人事には思えない、独特のコミュニティ心理があったからかもしれない。
そうだ、試しに「#永遠の罠」調べてみようかなあ
自分の投稿しかないだろうけど・・・
1人おったあああああーーーーーーー!!!!!
初めての身内以外でのリスナーとの出会いだった。
今まで感じた事の無い、うれしさがそこにはあった。
すごい。俄然やる気がわいてくる。SNSすごい。
みずきちさんありがとう!
その後、ぽつぽつと、永遠の罠の投稿に「いいね」や感想をくれる人が現れるようになった。
出会い系アプリで「いいね」50個貰うより
自分の投稿に貰う「いいね」1個の方が
何倍も嬉しかった。
そうか、感想や反応もらうのって、こんなに嬉しいんだ・・・!
それからは「いいね」をくれた人のポッドキャストを聞き、「いいね」や感想を送ったりして
少しずつだけど、ポッドキャスターとの交流が増えていった。
婚活での出会いは壊滅的だったけど、ポッドキャスターとの出会いは順調だったのだ。
そんな中
脅していた神様から
贈り物が、3つ
同時に届けられた。
(続く)