見出し画像

SIGNALIS個人考察(ネタバレ注意)

ピーポーパー…

この記事はゲームSIGNALISの個人的な考察や意見をまとめたもので
ネタバレを含みますので閲覧注意クリア済み推奨です(未完成)

ACHTUNG… ACHTUNG… ACHTUNG…





概要

オイザン国家に所属し宇宙船ペンローズでミッションを遂行していた
エルスターとアリアーネは
一緒に生活しているうちに特別な関係になっていたが
ペンローズの活動限界である3000サイクルを超え放射能が漏れだし
癌に侵されて死を目前にしているアリアーネが
遺物を通してファルケと繋がり「夢の世界」を構築してしまう
エルスターやアドラーの意識はその世界に取り込まれているが
イトウ姉妹はアリアーネの記憶から作り出されたものである
物語序盤の主人公エルスターは幾度となくループしたため
記憶が薄れていきアリアーネとの「約束」を忘れ夢の世界を彷徨っている
エルスターは物語終盤でアリアーネとの約束を思い出すが
その約束とはアリアーネ自身を殺してほしいというものであった
エルスターは躊躇し約束を守れずにアリアーネを救う方法を捜していたが
方法が見つからず幾度となく失敗し記憶も薄れていったが
全てを思い出したエルスターは
今度こそ約束を果たすためアリアーネの元へ向かう

用語一覧

SIGNALIS

本ゲームのタイトルSIGNALISはドイツ語で信号を意味している
SIGNALIS中には「SIGNAL」「SIGN」「LIS」が含まれており
意味合いとしては
SIGNAL:機械が送る信号、SIGN:人が送る信号、LIS:百合の花
英語とフランス語だがゲームにマッチしているので紹介しておく
ちなみにLISはフランス語で男性名詞しか存在しない百合なのに

夢の世界

本作はアリアーネの記憶を元に作られた
アリアーネの夢の世界
であり
そこに共鳴した関係者が取り込まれている
夢の世界を象徴するかのよう作中いたる所にが舞っていて
胡蝶の夢」(夢か現実かはっきりわからないさま)を連想させている
他にも絵画「死の島」や「忘却の海岸」など
夢の世界を象徴とするものが多く存在している
本考察ではループしているといっているが実際は完全なループではなく
アドラーのメモにあるように
ループするたびに少しづつ世界が変化している

レプリカ

作中では「生体機械でできた人間、ゲシュタルトの再現体
と定義されている

ゲシュタルト

作中では「レプリカではない人」と定義されている
人間だと思って差し支えないが人間とは構成成分が違う可能性もある

生体共鳴

他者の記憶や感情を読み取り改ざんしたり
遠くにあるものを動かしたりする能力
第6世代のレプリカであるファルケ、コリブリに搭載されているが
原理原則などは一切解明されていない
ゲシュタルトでも稀に能力を有している場合もあり
アリアーネと帝国の故皇后はこれを有していた
レプリカには原理原則を理解しないまま実装しているため
生まれつき生体共鳴を有したゲシュタルトのほうが
生体共鳴を操る力が強いのではないかと思われ
その為ファルケはアリアーネと共鳴した際には
アリアーネ側に主導権が移ったと思われる
生体共鳴がシンクロニシティを引きこされていたとされている

シンクロニシティ
生体共鳴による現象

ドッペルゲンガー

生き写しやコピーの意味合いをもつ
肉体から魂が分離し実体化したとされる超常現象で死の前兆を示す
ゴシック小説などでは自己罪悪感の投影という意味もある

遺物

シェルピンスキー採掘場の深部から見つかったもので
「遺物」ENDに出てくる謎の物体でオーバーテクノロジー
ファルケはこれを見つけたためにアリアーネと共鳴してしまった
繋がりの強い生体共鳴者同士を繋ぐ力があるのではないかと推測する
本作のタイトル画面には平面図で描かれており見やすいが
実際は非常に複雑かつ難解な六角形の正八胞体(四次元超立方体)
遺物は下記の平面図を立体的にしたもの
中央の六角形が四角形の立方体の角になるように見れば
形をイメージしやすいかも?

タイトル画面にも出てくる六角形の正八胞体の平面図
遺物

黄衣ノ王

実在する書物
読むものを「狂気へ誘う」とされる
登場回数も多く序盤と終盤のアリアーネの自室
1回目海岸線の横穴
2回目海岸線の船近くの海
計4回登場していてアリアーネはこれを読んでいたと思われる

アリアーネの部屋にある黄衣ノ王
海岸線1回目の横穴
海岸線2回目の船近く

感染症

正体不明の感染症とされているが
発症者オイレーの記録を見てみるとアリアーネの癌症状と似ているため
癌のイメージが生体共鳴で広がったのではと思われる
ゲシュタルトが感染すると死亡後その跡に黒い影が残り
レプリカが感染した場合癌性増殖を繰り返し正気を失うとされる

オイレーの診断結果
焼却場の書類

オペレーション・ペンローズ

片道切符の長距離惑星探索ミッション
レプリカとゲシュタルト士官のペア1組で行われる国家プロジェクト
出発したら基本助からないため国家への忠誠と自己犠牲で成り立つ
ペンローズ512では3000サイクル分(約9年3か月)の物資が積まれていた
補足ではあるがペンローズとは
不可能性の最も純粋な形」でありメビウスの輪でもある
SIGNALIS(PC)のアイコンとペンローズのシンボルがそれに当たり
「変化し続ける」、「限りない」、「輪廻」の意味を持つ
非在の場の謎解きで他の多角形ペンローズもモチーフになっている

左の三角が三角形のペンローズ

オイザン国家

ハイマートに拠点があり、レン、ヴィネタ、ロートフロントを統治している
超社会主義監視国家
オイザン帝国とは敵対しているが
ブーヤンとキーテジへの砲火作戦告知をみると「再統一」と書かれており
オイザン国家とオイザン帝国は元は1つの国だった模様
指導者は2人いるようで作中いたるところに写真があり
機密情報によると
国家指導者である「大いなる革命家」と「愛娘」にファルケが
似ていることから指導者は女性だと思われる

再統一
ファルケの機密情報
イザ学生時代の回想で唯一調べられる

AEON

オイザン国家労働教育省

オイザン帝国

作中で禁書以外では帝国と言われている
ブーヤンに拠点を置き、キーテジを統治
オイザン国家とは敵対
昔は全ての惑星を統治していたが革命により国が分裂したと思われる
資料によると帝国の皇太后は生体共鳴を有していたが革命により死亡

禁書
共鳴現象

ヴェネタ第五歩兵師団 第十二分隊

ヴィネタ紛争中に
アリーナ-ソウが所属していた部隊
生き残りはアリーナ-ソウとレベッカ-リアンの2名だと思われる
戦後アリーナはシェルピンスキー勤務となり
レベッカはPTSDを発症し抗うつ剤を投与しながら
ロートフロントのセクターCで生物学者をやっている

ヤン写真店にあった写真

右がアリーナで左がリリス-イトウではないかと考察する
そして後ろの写真にいるメガネをかけた女性がレベッカ

死の島

実在する絵画でアリアーネお気に入り
絵画の作者曰く「夢の絵」とのこと

死の島

忘却の海岸

実在する絵画アリアーネお気に入り
ドイツの皇帝ヴィルヘルム2世が「死の島」とセットで飾っていたことから
同じような印象を受ける絵画として扱われている

忘却の海岸

白鳥の湖

バレエ音楽でファルケ自室の謎解きで聴くことになる
ストーリーは悪魔がヒロインを白鳥に変える呪いをかけ
王子がヒロインを救おうとするも悪魔の策略にかかり
ヒロインの呪いが解けなくなってしまう
怒った王子が悪魔倒すも呪いは解けず絶望した2人は
湖に身投げし来世で結ばれるという話
リリスとアリーナの話に似ており
リリスは人格をコピーしたエルスター512として生まれ変わり
アリーナのドッペルゲンガーであるアリアーネと結ばれる
という話に置き換えれる

我が子を食らうサトゥルヌス

永遠の鍵入手のヒントに出てくる実在する絵画
シュトルヒ寮に飾ってある
サトゥルヌスは将来自分の子供に殺され玉座を奪われると予言を受け
それを恐れて自分の子供を食べる様子を狂気的に表現した絵画である
ちなみにこの絵画は修正されており
本来股間の部分は黒塗りにされておらず勃起していた模様

我が子を食らうサトゥルヌス


主要舞台

ペンローズ512

  • 本作はここから始まってここで終わる

  • エルスター512とアリアーネが搭乗する

  • アリアーネは現実世界のここで眠っている

シェルピンスキー

  • アリアーネを追ってエルスターが最初に辿り着いた場所

  • 作中にでてくるシェルピンスキーは色んな人の記憶を元に作られた

  • 人格強制に近い再教育施設および強制労働採掘場

  • 採掘場の深部で「遺物」が発見された

  • ここで出てくる敵の数とベッドの数が概ね一致してるらしい

非在の場

  • 採掘場深部の穴から門を通って来る場所

  • ここに関してはよくわからないがアリアーネが「黄衣ノ王」を読んでいる影響が色濃く出ていると思われる

  • ファルケやアリーナの自室らしき場所があり教室や待合室なども存在するため色んな人の記憶が混ざってできた場所ではないかと思われる

  • 鵺(ボス)については現代で「つかみどころがなくて、正体のはっきりしない人物や物ごと」を表すときに使うようで非在の場と合ってる

ロートフロント:セクターC

  • シェルピンスキーの教室にある穴から来る場所

  • 在学中のアリアーネ、イザ、エリカが住んでいた街

  • アリアーネはセクターCにある叔父叔母の家に住んでいる

主要キャラクター

エルスター512:LSTR-512

LSTR-512

第5世代レプリカ
身長178cm
本作の主人公でアリアーネと共にペンローズ512に搭乗

人格はリリス-イトウをコピーしたものと思われる
根拠としては社会に馴染めないアリアーネが
家族以外で馴染んでいたのがイトウ姉妹、エルスターの3人で
イトウに関連性のあるイザとエリカ、リリス
アリーナと友好関係にあったリリス
アリーナのドッペルゲンガーであるアリアーネはイトウに関係する
人たちとは友好関係にあるため
リリス-イトウが元人格ではないかと思われる
エルスターの人格が記録されているアーカイブは破壊されているため
512はリリスから直にコピーされた人格ではなく
エルスターからエルスター512へコピーされたコピーのコピーである
そしてエルスター512はゲーム序盤の「黄衣ノ王」を手にしたときに 無線から送られてきた信号を受信して機能停止している↓

ERROR CODE STOP:[LSTR-512]

そして偽END前後でゲームオーバー時の番号が変わっている↓

偽END前-[LSTR-S2301]
偽END後-[LSTR-####]

偽END後エルスターは記憶を取り戻しているので
文字は潰れているが内部は512になっているのではないかと推測

アドラーの日記によるとエルスターユニットは
過去1度もシェルピンスキーに配属されていない
存在が確認されていてアドラーは会話したことを覚えている
シュトルヒ寮の地下にいるアーラもエルスターのことを覚えている
これはアリアーネの記憶にあるエルスターとアリーナの記憶にある
リリスとシェルピンスキーでの出来事が
徐々にすり替わっていたのではないかと推測する
アドラーはこれに違和感を感じ本来シェルピンスキーにいないはずの
エルスターやイザに注意を向け敵対していた

シュトルヒ寮地下にいるアーラ

下記にある画像はFPS&TPS視点MODを使用して見やすくした
アドラーに突き落とされた残骸の画像

シェルピンスキーB5
シェルピンスキーB6

B6の残骸はアリアーネとダンスをしていた官帽を被ったエルスターにも見え
残骸が下から積みあがっているため
ループが完全なループではないことを証明している
完全にループしている世界ならそもそも積みあがらないからだ
下から積みあがってるのをみると最初にループしていた頃は
エルスター512としての姿を覚えていて徐々に官帽を被っていたことを
忘れていったのではないかと思われる

偽END後ペンローズで倒れてる戦闘用エルスターについて
通常のエルスターユニットは工兵と偵察兵の役割をこなし
胸部パーツが赤になっており、白青だと戦闘用に強化されたパーツを搭載
エルスター512は通常仕様で通常エルスターの残骸は多数存在するが
戦闘用の残骸は偽END後のペンローズの中だけであり
記憶と約束ENDの時と同じ構図で倒れているため
ループしているのではないかと思われるがEND時にパーツを取り外された
残骸が残っていないのでループはしていない
じゃあ何故ペンローズに戦闘用エルスターの残骸が現れたのかというと
アリアーネがエルスターに約束を思い出してもらう過程で
現れたのではないかと考察する
アリアーネは「オ・キ・テ」、「怖がらないで」、「約束を思い出して」
とエルスターの邪魔をするのではなくどちらかというと導こうとしていて
エルスターの機密情報をみるとアリアーネは
エルスターユニットの記憶を呼び覚ますフルコンボを決めている

エルスターの機密情報

アリアーネとの日々を思い出したエルスターは
同時に元人格の記憶にあるヴィネタ紛争中の出来事を思い出し
それが戦闘用エルスターとして夢の世界に現れたのではないかと推察

リリス-イトウ

リリス-イトウ

LSTRの元になった人物
ヴィネタ紛争時に死亡している
死亡している根拠としては
偽END後過去の記憶を思い出すシーンで右目を負傷したリリスと
右目から血を流し倒れている人物が移っておりその後
死者へ手向ける1輪の百合の花が墓に見立てた柱に添えられているため

負傷したリリス
右目から血を流し倒れている人物
1輪の百合の花

花を手向けているのはアリーナにも見えるしレベッカにも見える
リリスは生前でも右目を負傷し最期も右目から血を流し倒れている
そしてエルスターもアドラーから受けた右目の傷が
致命傷になって倒れていることから
リリスとエルスターは同じ人物で同じ運命を辿っているのかもしれない
またイトウの名があることからイトウ姉妹とは親戚だった可能性が高い

アリアーネ-ヤン

アリアーネ-ヤン

本作のヒロインでゲシュタルト
アリーナのドッペルゲンガー
早産で毛髪が脱色し白く赤目であることからアルビノを彷彿とさせる
生まれつき生体共鳴を有しているが生体共鳴は刑罰の対象となるため隠していたと思われる
ゲーム内にドッペルゲンガーの記述がありアリアーネの母親によると
ヤン家の血筋にはソウという名前がないため
アリアーネはアリーナのドッペルゲッガーかと思われる

叔母から田舎よりも都会の学校にいって教育すべきとの手紙が届き
ロートフロントの田舎からセクターCで無線通信士をしている叔母の元へ
そこから工業高校へ通っていた
政府から禁じられている音楽、映画、絵画、書物を好み
イトウ姉妹とは仲が良かったが
学校では変人扱いされイジめられ教師からも問題児とされていた
卒業後はロートフロント軌道上での兵役に就き
兵役期間終了後ペンローズプログラムに応募
理由は、すべてにウンザリして1人になりたかったから
認可通知にはペンローズ参加の認可が下りていて
承認できない、または他の職業に就かなかった場合
シェルピンスキー採掘場勤務
となると通知されている

アリアーネの自宅にある通知書1
アリアーネの自宅にある通知書2

なのでシェルピンスキーには行っておらず
夢の世界に知らないはずのシェルピンスキーが存在するのは
ファルケと生体共鳴した際に記憶が混ざり合ってしまっているため
司令官のみ閲覧可能の機密書類の内容が夢の世界多数存在していたのも
ファルケと記憶を共有した証拠

その後ペンローズ512にエルスターと共に搭乗し交流を深め
特別な関係を築いていたが
ペンローズの活動限界である3000サイクルを突破し
放射能が溢れ全身を汚染され冷凍睡眠処理を繰り返し延命するが徐々に崩壊
5000サイクルを突破するころには死にたくないけど辛いから終わらせてほしいと思うようになり
終わらせてと「約束」をするもエルスターは決断できず時間が経過
その後シェルピンスキー採掘場深部で遺物が見つかり
ファルケが遺物を通して冷凍睡眠状態のアリアーネと共鳴
様々な記憶が混ざり合った夢の世界に関係者を引きずり込み
エルスターが約束を果たす時を待っている

ちなみに作中に登場する大量の監視カメラがエルスターのことを
ずっと見ているのはアリアーネがエルスターを見ているからである

アリーナ-ソウ

アリーナ-ソウ

アリアーネに似ているゲシュタルト
紛争中は歩兵師団に所属しており後にシェルピンスキー勤務になった

アリーナの日記に知らないはずのエルスターが出てくるのは
意識を取り込まれた全員の記憶が曖昧になっていることから
様々な出来事が混ざっているのではないかと推測する
アリーナの日記にエルスターを探していると書かれているが
アリアーネの記憶にあるエルスターとアリーナの記憶にあるリリスが
すり替わっていて本来はエルスターではなく戦死したはずのリリスを探していたのではないかと考察する
歩兵師団もう1人の生き残りであるレベッカは抗うつ剤を使用していることからアリーナも精神疾患を患って戦死したはずの人を探していると考えることもできる
そしてアリーナとリリスの関係性に根拠を持たせるなら
非在の場にアリーナの日記4がある、その部屋がアリーナの自室と思われ
部屋には線香がおいてあり非在の場入口付近にある部屋で線香を使用すると
愛の石板」を入手できることから死んだ人を愛していたのではないかと考察する
位牌の見た目も遺物ENDに出てくる6本の柱に酷似しており
柱の本数と歩兵師団の死者数が一致し1本に1人横たわっている
1本だけ何もない柱がありそこにエルスターが百合の花が置きそのまま倒れこむ
百合の花は1輪だと「死者へ捧げる
という意味があるため百合という表現と同時に「」を連想させている

愛の石板
遺物ENDでの柱

最終的にどうなったというとアリーナの日記4にアリアーネに似てきていると記載があることからアリアーネに意識を完全に取り込まれたのではないかと推測する
アリーナの自室にも「メタモルフォーゼ」という絵画が飾られており
アリーナがアリアーネに変化したのを示唆している
ちなみにメタモルフォーゼは内面を含めた全体が変化することを意味する
外面だけ変化する場合はトランスフォームを用いる

アリーナの自室と思われる場所

イトウ姉妹:イゾルデ-イトウ(イザ)、エリカ-イトウ

イザ
エリカ

ゲシュタルトでアリアーネの友人、双子の姉妹
エリカが姉でイザが妹
エリカの顔がわからないのはアリアーネの記憶からイザとエリカが曖昧になっているからである
ロートフロントで書店を営む親を持ち
イザとアリアーネは気が合うらしく国家で禁じられている書物などを好んでいた模様
対してエリカは活発でスポーツを楽しんでいた

エルスターとイザはシェルピンスキーで出会うが
エルスターが人を捜していることを最初から知っておりアリアーネの記憶から作られていることが考えられる

何故か知っているイザ

そしてイザ自身も行方不明のエリカを捜しており
ロートフロントに住んでいるはずなのに何故シェルピンスキーで
エリカを捜しているのかというと学生時代に起こったロートフロントでの
スパイ事件」が関係している
この事件はロートフロントでスパイ活動が行われており
生体共鳴技術の情報などが盗み出されている

盗まれた書類

この事件は街区長も知っており犯人を捜索していたが難航していた
街区長は上層部から圧力をかけられて
見つけ出せなかった場合処分すると通知されており
犯人として拘束されたのがエリカである
その後エリカはシェルピンスキーに送られて死亡している
アドラーがイザを見たときにエリカを思い出していて
「None of us are here by choice」「望んでここにいる者は誰もいない」
と表示されている

アドラーとイザ

これは街区長が自分を守るためにエリカを不当に拘束して
シェルピンスキーに送ったことをアドラーが記憶していた
そしてイザは行方不明であるエリカの情報を掴み捜すため
シェルピンスキーに潜伏し見つかって死んだのではないかと思われる
両者死亡しているとされる根拠としては
ロートフロントのイトウ姉妹の実家に
遺影と思われるものと一緒に死神のタロットが置かれている

遺影と死神

よってイザとエリカは死亡しており
夢の世界にいるイザは意識を取り込まれているのではなく
アリアーネの記憶とアドラーやファルケの記憶から
作られたものが彷徨っていたのではないかと推測する
エルスターが人を捜していることを知っていたのもアリアーネが作り出しているからである

ここで気になるのがどうしてアリアーネの記憶に
強くイザが現れていたのかということだが
それはアリアーネが生体共鳴を使い
スパイ事件の犯人を知っていたにも関わらず
放置しそれが原因で2人が死んでしまったことを後悔していたからである
イザがイトウ書店で消えるシーンで「ゆるして」と表示されるが
イザがエリカを見つけられなかったことに対して言っているのではなく
アリアーネがイザとエリカに対して「ゆるして」と言っていて
書店の裏で犠牲の鍵が入手できることからも
2人は事件の犠牲になったのではないかと思われる

イトウ書店でのシーン
スパイのメモ

スパイ事件に関してはスパイのメモから
写真店で働いている白髪の少女とはアリアーネのことであるため
アリアーネはスパイと接近していて
生体共鳴で正体を知っていたのではないかと思われる
じゃあ何故アリアーネが生体共鳴者なのがバレたのかというと
スパイの1人が街区長でありコリブリユニットであるため
お互いに共鳴し共鳴者であることがわかってしまったためである
アリアーネが街区長をAEONに通報した場合
街区長を通じてアリアーネ自身も生体共鳴者であることがバレてしまい
刑罰の対象になってしまうためアリアーネは放置していた
そしてメモから察するにスパイは2人いて
もう1人のスパイがアリアーネの叔父だった
街区長室とヤン家には共通点があり
スパイ関連の資料が置いてある部屋2か所と街区長私室
ヤン家の壁が一緒の色模様をしており
ブーヤンのシンボルであるハニカムつまり太陽のカードを表し
スパイとの繋がりを示唆している
カミーラのメモによると叔父は書物を購入し
アリアーネはそれを受け渡していて
その書物に盗まれた書類などが紛れていたのではないかと思われる
アリアーネの日記によると写真店にもうんざりしていたようなので
生体共鳴を使い叔父と街区長からスパイに関する情報を知っていたため
夢の世界に盗まれた機密情報などが存在していた

街区長私室
盗まれた資料があった部屋
スパイに関する資料があった部屋
ヤン家

街区長室隣の廃墟には区長側にPCがあり飲み物や寝泊りしていた痕跡がある
その為スパイを中々特定できない区長をAEONが監視していた可能性が高い

街区長室隣の廃墟

国家命令絶対遵守のはずがAEONに対して移転を拒否している

移転についてのメール

上記のことからスパイは街区長と叔父の2人で
キーテジへ逃亡しようとしていたのではないかと思われる

レベッカ-リアン

レベッカ-リアン

ヴェネタ第五歩兵師団 第十二分隊の生き残り
紛争後はロートフロントで生物学者をやっており
パレイドリアが飾ってあった部屋がレベッカの部屋だと思われる
根拠としては生体共鳴に関する資料や蝶々など
生物に関するものがあり生物学者が住んでいたと考えられるため
また月のカードが保管されていた金庫の鍵には初期値がLSTRになっており
リリス、アリーナとは三角関係だった?のかもしれない
ヴィネタでの写真を届けたのも彼女である可能性が高い

左の裏にある写真がレベッカ

そして彼女の部屋も壁の模様がハニカム構造をしているが
色が違うため直接的なスパイ活動をしているのではなく
ヴィネタ紛争での出来事を恨んでいて国家に不信感を抱き
生体共鳴に関する情報を間接的に流していたのではないかと思われる
もしくは単純に生体共鳴に関する情報はここで盗まれたのかもしれない

レベッカの部屋

カミーラ(アリアーネの叔母)

ゲシュタルトでロートフロント:セクターCにて無線通信士をやっている
アリアーネをセクターCに呼んだのもこの人
セクターCの謎解きで無線塔を操作した際に名前も表記されていた
違法書物である「黄衣ノ王」を所持していて
アリアーネもこれを読んでいた
黄衣ノ王」は読むものを「狂気へと誘う」とされるオカルト書物であり
その為か夢の世界は狂気で満ちていたと考えられる
特に非在の場はかなり影響を受けていると感じる

ファルケ:FKLR

FKLR

第6世代レプリカ
身長250cm
本作のラスボス
シェルピンスキーの司令官をしており生体共鳴を有していて
遺物に触れたためアリアーネと共鳴してしまい
そこからコリブリを通してアリアーネの感情や記憶が
シェルピンスキー全体に広まった模様
元人格は不明だが
イベントシーンでのアリアーネとファルケの顔の描写が全く一緒であり

ファルケ
 アリアーネ

エルスターが記憶を取り戻すシーンでも手前から
アリーナ>アリアーネ>ファルケで並んでいる

偽END後でのシーン

ファルケの自室の前にはアリアーネが好んでいた
死の島」と「忘却の海岸」が飾られている

ファルケの自室前

最終的にファルケは自分がわからなくなり
ペルソナ崩壊を引き起こしアリアーネと過ごしたエルスターの記憶を
自分のものだと思うようになっていて
その記憶を自分のものだけにするため
エルスターを消そうとしていたと思われる

ファルケのメモ
ファルケのメモ

このことから何かしらの関係性があると思われるが
具体的になんだったのかはわからない
生体共鳴を経てアリアーネ似てきているなら
ファルケがエルスターになろうとしているのと反してしまうため
違うような気がする
ファルケの人格にヴィネタ紛争を生き抜いたアリーナの人格が使われていたと考えた場合もエルスター対峙することはリリスと対峙するとも言えるので
腑に落ちない
うーん・・・(好き)

アドラー:ADLR

ADLR

第5世代レプリカ
身長175cm
シェルピンスキーでファルケの副官を務めるレプリカ
物語序盤から世界が複製されループしているのでは?
と気づきエルスターユニットがシェルピンスキーに配属されていないのに
記憶にあることからエルスターが怪しいと思い
ファルケとシェルピンスキーを守るために行動しているが
物語後半では夢の世界を崩壊させないために行動している
夢の世界を守る理由としては現実世界の精神が夢に引き込まれているため
夢の世界が崩壊すると引き込まれている精神も崩壊すると考察していて
行動していたのではないだろうか
人格はニコライ-グェンをコピーしたものと思われる

ニコライ・グェン

根拠としては
ニコライはライターでアドラーはペンに興味を持ち日記をつけていて
仮面などつけてはおらぬ」のセリフは
黄衣ノ王の一文を引用していて文学的な発想から
似たような人格なのではと考える
あと単純に顔が似ている

オイレー:EULE

EULE

第4世代レプリカ
身長175cm
最初に戦う敵で量産型なので無数に配置されている
家事、清掃、調理、簡単な医療、事務などをこなしている
元人格がバレエダンサーだったこともあって音楽やダンスを好み
オイレー同士で集まってお互いにニックネームで呼び合う行動をとる

アーラ:ARAR

ARAR

第2世代レプリカ
身長185cm
床から這い出てくる敵がアーラ
工業建築、製造など得意としており
床下に自分のみが利用できるトンネルを勝手に建築し潜んでいる
トンネルから無理やり引きずり出そうとするとペルソナが不安定になる

シュトルヒ:STCR

STCR

第5世代レプリカ
身長240cm
序盤では警棒を持っていて中盤では両腕が無くなり
頭部が肥大化してくちばしのようになっている敵がシュトルヒ
警備、監視担当で気性が荒く短気であるため
忍耐のトレーニングが多く行われている
作中では音楽を聴くオイレーに対して強く当たっており
オイレー寮に潜入してテープを破壊している
後述する冷静なシュタールとは相性が良い

シュタール:STAR

STAR

第4世代レプリカ
身長220cm
シェルピンスキー中盤に登場し防護盾で武装している敵がシュタール
警備、小規模部隊長をこなし冷静沈着なためシュトルヒとの相性は良い
坑道で泣いているオイレ-をなだめているのがシュタールである

コリブリ:KLBR

KLBR

第6世代レプリカ
身長152cm
シェルピンスキー中盤から登場し絵画「死の島」が飾ってある
部屋にいる敵がコリブリである
現代技術の結晶、ファルケの副官でファルケが使う生体共鳴の
信号を増幅させたり独自の信号を生成することができる
メールの宛先からセクターC街区長もコリブリであったと推測される

ミューナ:MNHR

MNHR

第3世代レプリカ
身長260cm
医療棟で戦うボス
産業特化で採掘を行ったりしている
性格は非常に温和で戦闘向きではなく
すべてのレプリカユニットと相性が良い
そのためか均衡の石板を入手する際の人形にはミューナが
モチーフにされていてミューナが他のレプリカとの
均衡を保っていたのではないかと思われる

均衡の石板
ミューナ人形

エンディングについて

離別

クリアまでの時間が長く
アリアーネの精神に影響を与えなかった場合のED
時間を掛け過ぎたためアリアーネは病死し
エルスターは夢の世界から解放されたものの
不時着した惑星で力尽きるED
作中唯一の現実世界

記憶

クリアまでの時間が短く
アリアーネの精神に影響を与えなかった場合のED
離別とは違い病死する前のアリアーネに会えたものの
生体共鳴によってアリアーネの記憶は薄れていき
エルスターの存在を忘れている
エルスターは約束を果たさずに一緒に最期を迎えることになったED

約束

クリアまでの時間が短く
アリアーネの精神に影響を与えた場合のED
病死する前のアリアーネに会えて記憶もハッキリしているため
エルスターが約束を果たしその後力尽きるED

遺物

隠しED
アリアーネの部屋にある金庫を開けた場合のED
百合の花を入手することから百合EDともいえる
エルスターは約束よりも
夢の世界でアリアーネと一緒に過ごすことを優先したED
補足として金庫の鍵である
「愛の鍵」「永遠の鍵」「犠牲の鍵」
には意味があり

愛の鍵はペンローズのシンボルが刻印されており
隔離部屋の牢屋から入手でき
ペンローズのシンボルは三角形のメビウスの輪
つまり無限を意味している
このことから無限かつ不自由な環境下での愛つまり
夢の世界でのアリアーネとエルスターを表している

愛の鍵

永遠の鍵はハイマートの象徴である星が刻印されていて
我が子を食らうサトゥルヌスの近くから入手できることから
圧倒的な情報統制から国家は永遠と思わされているが
いずれ親子で殺し合い滅びの可能性を示唆している
それともう1つ鍵の先端が512になっており
ペンローズ512もしくはLSTR-512に起こったことは
永遠=ループを表しているのではないかと思われる

永遠の鍵

犠牲の鍵はブーヤンの象徴であるハニカムが刻印されていて
イトウ書店で入手できブーヤンは太陽のカードに関係していることから
スパイ事件で犠牲になったイトウ姉妹を表現している
鍵の先端はギロチンにも見える

犠牲の鍵

終わりに

結局のところ答えが無いので色んな人の考察を参考にして
僕はこう考えましたよぐらいの感じです
結構こじつけて考えていたりして陰謀論とかって
こういうとこからできるんだろうなとか思いながら書いてましたが
情報を精査するたびに新たな発見があったりして面白かったです
また何か思いついたら追記するかもしれません
それでは

ピーポーパー…

いいなと思ったら応援しよう!