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SUN-GO-SHOWコーチングを終えて

みなさん、はじめまして。
ばんと申します。
普段はこのnoteをポケカ用として運用してますが、今回ばかりはスプラトゥーン3の公式大会、スプラ甲子園2023にて、小学生部門の九州地区Day2優勝チームのSUN-GO-SHOWをコーチングした際のことを綴らせていただきます。


この度はおはるきパパに感化され僕も気持ちの整理のために、このnoteにて気持ちを吐露をさせてください🙇‍♂️

【まずはじめに】
このnoteは僕目線での話になります。
また僕自身のメモのため、SUN-GO-SHOWメンバーや親御さん、今回のコーチングに際して関わってくださった方々に向けてのものになります。
全体で5部構成になってます。
下記の目次から気になるものをお読みいただけるかと思いますのでご活用ください。

1. コーチになる前

いつだったか忘れてしまいましたが、多分近畿地区大会前のある日、みっちゃんから小学生チームと対戦してほしい。との連絡がきました。それがSUN-GO-SHOW(以下SGS)でした。
初めてSGSと対戦した時、僕らは沖縄県内のスプラコミュニティで集めた腕前差バラバラ即席チームでした。
それでも大人4人だし勝てるだろう的な感じで挑みました。

結果は全敗(多分)

前衛2人が鬼神の如く前に詰めてこられて、こちらの前衛1人が何もできなくなるぐらいに強いチームでした。
こんなに強い小学生おるんかと衝撃を受けました。
これなら別に地区予選優勝できるやろと思っておりました。
元々アドバイスがほしい。との事前通達もあったので相手してて感じた改善点などを、みっちゃんを通して伝えてもらいました。

それから時が経ち、九州地区優勝したのをみた時、やっぱり優勝するよなーと素直に感激しました。

2023年10月末ごろ、SGSと再度対抗戦をしました。
その時に自分がヒッヒューで相手しておりました。
結果は自分らの圧勝。
SGSの負け筋は抜けを見ないのが痛手となり負けてる節があるな。
と明確に分かっていたため、またみっちゃんを通じてチームの弱点や改善点についてをおはるきパパに伝えてもらいました。
この対抗戦やアドバイスがキッカケでコーチとしてSGSに関わっていくことになっていきました。

2. コーチ就任(12月に向けて)

対抗戦をした後日、おはるきパパからコーチ依頼きてます。と、みっちゃんから話が舞い込んできました。
「自身のXP2500しかないのでもっと強い方にお願いした方がいいですよ」
とお伝えしましたが、おはるきパパから直接通話で僕がいい。とおっしゃってくださり、押しに弱い僕は引き受けることにしました。

その翌日、全員と初通話しながらコーチングを行うこととなり、コーチとしての右も左もわからない中スタートしました。
最初はまず子供たちの性格から知ろうと思い、親御さんたちにどんな子なんですか?と聞いたりしました。


おはるきちゃんはとにかく努力家で、武器の持ち替えができるセンス抜群の子、さらちゃんは大人の人が苦手なシャイな子なのに試合になるとゴリゴリに前に出てキルする子、スマイルちゃんは名前の通りニコニコの子、satoくんは元気いっぱいでチームのムードメーカーって感じの子という印象でした。

そこから各個人の性格に合わせた言葉選びで伝えなきゃいけないなーと思い、親御さんたちからの質問に答えつつ、彼らとの通話での雰囲気を感じ取りつつどんなアプローチをしたら伝わるかを考えていきました。
そのことについて下記にまとめます。

・コーチング方針、指導法について

☆主なコーチング方針

とにかく褒めて伸ばす

→僕が学生の頃に所属してた部活では、よく叱られたりゲンコツされたりなどもありました。
なので僕の時代の教授法は叱ったり責め立てることで監督への反骨精神が生まれ、それを糧にし上達させるといった形で進められていた気がします。
ですが今の時代はミスを責め立てるのではなく、そのミスに寄り添いフォローするのが大事になっている気がしているので、そこに寄せた教授法にしようと思い、褒めて伸ばすをモットーとしました。

おはるきちゃん
おはるきちゃんからの質問はそれほどなかったけれど、質問してきた時は多分明確な答えが欲しいんだと思い、その質問に対してメリットとデメリットを提示して自分で考えて答えを出させる方法でアプローチしました。


さらちゃん
とにかく心を許してくれるまではメンタルの落ち込みを極限まで減らすように優しくやんわりと伝えつつ、最後に絶対「怒らないから大丈夫だよ」と声かけすること。
心を許してくれた後はとにかく明確なミスをした場合や迷いが見えた時に注意しつつ最後にはいつもの声かけを行うことを意識しました。


スマイルちゃん
とにかく良いプレイを褒めつつ違うプレイもあるよと、新たな道を提示してそれを試してもらう。実践してみてあんまりだなーと思ったら自然とそのプレイはしなくなるので、プレイを見てるだけで分かる。そんな子だったので、あまり手をかけるまでもなく勝手に成長していく感じでした。


satoくん
教えたことを忠実に守ろうとする姿勢が強く、まずは守って欲しいことを教え、その後にアドリブを覚えてもらうため、最初に教えた事を1〜5まで分けて1〜3まで守ってあとは好きにしても良い。と伝えてアドリブ力を鍛えられるようにしました。
また、satoくんはチームの要となるのでデスしない立ち回りを求められる。そのため最後は絶対にデスしないように前に詰めない、崖際や相手の射線が通るところには立ってはいけないと教え込みました。


それからは僕自身も他の方々へアドバイスを求めながら進めていきました。
そこで出会ったニコラーさんからのアドバイスがあまりにも的確で、何度かニコラーさんのお知り合いと対抗戦を組んでいただきました。
さらには沖縄県内の強いプレイヤー達にも対抗戦をしていただいたあとにアドバイスをたくさんいただきました。
そうしてチームは仕上がっていきました。

3. コーチ就任(大会延期)

12月の大会直前に延期の知らせが入り、短期間コーチングだったのが長期間になるのが確定しました。そこで僕自身はこれ以上伸ばし切れる自信はない。と思ったので素直に親御さんたちに僕ではなく他の方がいいのでは?と投げてみました。
意外にもみなさんからは二つ返事でお願いします。と返ってきた時、この子達のためにできる限りのことは尽くそうと覚悟を決めました。

そこからはすぐにステージ理解度をさらに上げるためにライン管理の仕方、どうやってラインを上げたり下げたりするのかを伝える座学を行っていきました。
この時にPCを持ってない僕はプラベで散歩しつつ教える。という方法で子供達に伝えてました。
その教えたことをメモする手段がなく、申し訳ないなと思っていたらsatoくんパパからDMで
「先日のコーチング内容についての資料作りましたので確認してください」
との連絡と共に資料のリンクが貼ってあり、その資料を見た時にあまりの出来に感動しました。
なんやこれ、仕事やんけ…
と思ってしまうレベルのものが出てきました。
(許可出たので一部載せます)

試合を決定づけた抜けは作戦通りでした👍


この時に子供たちだけじゃなく親御さん含めて皆が決勝大会に向ける思いの強さを感じました。

それからはいつやるか分からない本番に向けて、とにかく格上と試合をして負け続ける日々を送ってました。
負けが重なるにつれて元気がなくなっていく様を横に励ますことしかできない自分と、彼らを上達させてあげられてない葛藤で悩みました。
そんな時におはるきパパから
「自分たちで自由に動いてもOKにして一度試合させてほしいです」と連絡があり、その通りにしてみたら勝ちが増えていきました。

この時に自身のコーチング方針が少しずつズレてきていたんだなと自覚し、子供達が伸び伸びプレイできるように。をコーチング方針に追加してコーチングに臨むようにしました。
若干の修正を加えてからはメキメキと伸びていき、勝てなかった相手にも徐々に勝てるようになりました。

それから週2回の練習を重ねていき、おはるきパパを通じて東海地区ベスト8のカイカマヒネカケルモアのさりっぴちゃん、みちゃもちゃんと対抗戦をする機会がありました。
この時全敗するかもしれないけどとにかく食らいついて行こう!と声かけして挑みました。
結果はまさかの11戦3勝8敗でした。
あの強すぎる相手から勝ちを掴み取っていました。しかも3回も。勝った瞬間に親御さんたちが歓声を上げて泣いて喜んでおりました。その声を聞いて少し泣いてしまいました。
あの勝利はみんなで掴み取った大事な大事な勝利でした。

大会数日前、とにかくたくさんの相手とやりたくて沖縄県内の強いスプラ勢を集めてやったり、おはるきパパを通じて再度さりっぴちゃん、みちゃもちゃんにお願いしたりしました。
この強い相手たちに負け越して大会に行くのは彼らのメンタルに大きく影響を及ぼしそうだなと思い、
ギリギリで勝てるような対抗戦相手にお願いしたつもりが、あまりにも力量差がありすぎて圧勝しており、相手にも子供達にも申し訳ないことをしてしまいました。
SGSや対抗戦相手の方々、その節は大変申し訳ありませんでした。

4. 大会本番

大会前日に子供達からビデオ通話したい!と懇願され、強く拒否もできないため仕方なく太ったおじさんとのビデオ通話を開始しました…
最初は楽しく話をしてましたが、だんだん時間が経つにつれグダグダしてきて各々遊び始めました。

移動疲れもあるはずなのに元気すぎるやろ!!!

とツッコミを入れつつ、明日の作戦を伝えて通話は終えましたが、その日は気が気ではなく全然眠れませんでした。完全に遠足前の気持ちでした。

大会当日、YouTube配信で彼らの応援をするために朝早く起きて準備して、配信スタート。
オープニングの入場でもはやポロポロ泣き出してきて、こりゃーいかん。と、この日沖縄県内スプラ勢の方のお家で同時視聴する予定となっており、その方に連絡し予定より早く会場に到着します。と連絡して会場へ向かいました。
会場に向かいながらSGSと仲の良いコジャケ学園の応援をするために試合を見てました。
コジャケ学園は惜しい結果となり、最終戦で悔し涙を浮かべる彼女らをみてまたウルッときました。

午後になり、さぁSGSの番。
その頃にはたくさんの人が集まり12名ほどで配信を観戦してました。
たくさんの人に見守られながら僕は涙してました。
早すぎる、あまりにも早すぎる涙。
それほどまでに彼らと過ごした日々はかけがえのないものだったんだなーと感じました。
対抗戦が終わったあと、彼らとプラベで1vs4でボッコボコにされたり、2vs3でボッコボコにされたり、おはるきパパと僕の2名vs彼らでボッコボコにされたりして遊んでました。
たまには僕がバンカラマッチをやって、なんでこの試合負けんねーん!!とか叫んだりしてるのを笑いながら聞いてくれました。
そんな何気ない1コマ1コマがグワーっと押し寄せてきて自然と泣いてました。

初戦のSquid、彼らの実力や噂などが全く耳に入らず1番編成が読めないチームでした。
ただ、こちらが攻め続けられたら勝てる試合になると思い、とにかくカニタンク軸で来るはずなのでカニタンクに合わせてウルショやミサイルを使うことを意識させました。
結果は逆転負け。
彼らの表情が気になりましたが、それすらも見えないほど視界が霞んでおり、もはや実況で勝敗を感じ取ってました。

次戦はダイナミック前線、このチームにはおはるきちゃんの憧れ、しゅーた君がいるチーム。彼らに一泡吹かせてやろうぜ!と意気込んだ試合。序盤からずっと押されて打開を許さぬ素晴らしい攻め。それでもどこかに打開の糸はある!と信じ続けて掴めた糸がありました。だけど、相手の攻めがそれを上回り最終的には大敗を喫しました。
その時にはもう彼らのメンタルが大丈夫なのか、それだけが不安でした。

第3戦は千歳市塗装倶楽部、ドリンクなし編成で常に攻めてくるスタイルのチーム。ここが1番対策が難しいチームでした。
前日に伝えたことはただ一つ、相手がショクワンダーを使ったらすぐにドリンクミサイルで前に突っ込むこと!
ジムの抜けは無視して他をやりに行く!
これがかなり効果的な作戦となっており、相手の攻めのラインもかなり下がりました。
そっからはSGSのナワバリSHOWタイム。
おはるきちゃんのウルショで連続キルをもぎ取り、カニタンクで抜けられないよう圧をかけつつカニにヘイトを向かせる、その脇でラクトが抜けていく。
あまりにも練習通りの勝ち方(前述の画像参照)かつ逆転勝利。
これにはもう堪らず泣き崩れました。
(後に聞いたのですが、おはるきパパも同じ様に泣き崩れてたみたいです🤣)
これは大きすぎる勝利。
文字通り大勝利でした。

最終戦おすし4人前、ノヴァを警戒したいがノーチラスがそれをさせまいと圧をかけてくるチーム。
練習の時から彼らは潜伏を多用する相手には勝率が低く、こことやりあうのは苦労するな。と感じてました。
おすし4人前との最終戦は、この日のリーグ戦最終試合となっており、さらに勝てばDay2、負ければ終了という、あまりにも出来すぎている場が用意されてしまっていました。
ここまできたら聞こえないかもしれないけどデカい声出して応援する、それしか出来ない。と出せるデカい声を出して応援しました。
序盤から常に圧倒し敵を抑え続けていたSGS。しかし相手のノヴァの連続キルからしっかり打開されてしまい逆転負け。
彼らが泣いてるのか笑ってるのか分かりませんが、やれるだけやった結果で悔いがない試合をしてくれたら満足でした。
ちなみに彼らの初戦から最終戦までずっと泣いてました。

5. 大会後

そっからは泣きすぎて頭痛がしながら一般部門をみて帰宅しました。
彼らとビデオ通話した時、意外にもやり切ったぞ!という笑顔で登場。
試合後には他のチームの子とマイクラしたりして遊んでたらしいです。
なんやねん、こっちはゴリゴリに泣いて泣きつかれてたのに子供達はケロッとしとるんかい!とツッコまざるをえませんでした🤣
そんなSGSだからこそあの舞台で堂々たる試合を繰り広げ、SGSを応援してくださる方がたくさんいたんだろうな。と思いました。

6. 最後に

SGSを応援してくださった方々、ありがとうございます。
SGSにアドバイスをしてくださった方々、ありがとうございます。
SGGの対抗戦相手になってくださった方々、ありがとうございます。
何よりコーチを任せてくださったSGSの皆、親御さん、ありがとうございます。
この経験を糧にしてこれからもスプラを続けようと思いました。
子供達との練習の日々が無くなり少しの虚無感と大きな寂しさをしばらくは抱えながら生活していきます。

ここまでの駄文を読んでくださり、ありがとうございます。










ここからは少しだけ僕自身が後悔していることを綴ろうと思います。

・編成について
まずは彼らの編成についての後悔ですが、さらちゃんにスパッタリーヒューやスプラマニューバーコラボを持たせてあげられなかった事です。
苦手なカニタンクを頑張ってもらうために自身でもカニタンクを理解し、それを伝える事をしてきましたが、やっぱり本来持ちたい武器を持たせてあげたかった。という後悔は今でも残ってます。

・コーチング内容について
僕自身が前に詰めきって勝つゲームより、ある程度ラインを詰めてキープする勝ち方を学んでいたので、SGSに合った方針で最初から教えることができていなかったのが悔やまれます。
最初から詰め切る勝ち方を教えていたら負け試合も少なかったのではないかと思っております。

・大会結果について
こればっかりは僕のコーチとしてのエゴですが、SGSを応援してくださった方々、彼らをDay2まで運べなくて申し訳ありません。
また、彼らに賞状を受け取らせてあげられなかったことを今でも悔しいなって思ってます。
こればっかりは本当に僕のエゴです。
彼らからの笑顔で賞状を受け取った報告を欲しかった自分がいました。
でも彼らからはとびきりの笑顔をもらいました。
僕は彼らから形にはない賞状をもらえました。
なのでいつか僕から何か形に残るものを渡せたら良いな。と強く思います。


次も甲子園があるのか、小学生部門はあるのかは分かりません。もしまた小学生部門があるなら次も彼らと関われたら良いな。と願いつつ、彼らにはもっと強くなって欲しいと思っております。


ここまで読んでくださり、本当にありがとうございます。
これにて僕のSGSコーチングならびにスプラ甲子園2023は閉幕となります。
ほな、解散!😁

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https://twitter.com/soytyu_ojsn

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