EC事業を始めること②
フロント画面について
・既存のパッケージサービスを活用する。
・既存のパッケージサービスを活用し、デザインはオリジナルで作っていく。
・スクラッチでフロントサイトを作っていく。
サイトそのものの構成は、商品ページがあって、カート画面へ遷移して、決済GWにつなげるというシンプルな構成なので、まず始めるだけであれば、既存で構成することが早いと思います。①で書いたように、ラストワンマイルが構築できていれば、あとはEC上で販売するだけです。
決済関連だけどうしていくかを考える必要があります。オーソドックスなのは、クレジットカードです。ゲートウェイ運営会社と契約する必要があります。クレジットは必要だとして、それ以外の決済機能をどれぐらい実装していくかの検討が必要です。バーコード決済やコンビニ払い、amazonPayなどクレジット以外の決済方法がたくさんあります。ここは、広げられるだけ広げていくことがCVR向上につながっていきます。あまり利用の想像ができなくても、導入してみると使われているということが多いです。
少し話がそれますが、公正取引委員会がVISAの日本法人へ立ち入り調査に入ったとのニュースがありました。これは、かなり踏み込んだ内容に感じます。キャッシュレス決済を推進していく上で、やはり手数料問題は避けて通れません。クレジットは、2〜3%の手数料がかかります。
バーコード決済についても全国銀行協会への接続料問題が変われば、値段が下がる可能性があります。また、JRが順次バーコード決済に変更していく方向性を出していますが、これが進むと一気に変わっていく可能性があります。電子マネーが終焉してくるといよいよバーコード決済に一本化されると思います。中国から10年近く遅れることになりますね。
だいぶ話がそれてしまいましたが、フロント画面の構築においては、決済機能をどうするかが一つの大きなポイントです。また、それに合わせてやはりカート画面の設計とか、最終意思決定への誘導については奥が深いと思いますし、どのようにするかがそのショップや会社の意志になります。
商品画面については、写真が全てになります。技術の進歩により、3Dや実際の部屋に置いてみた空間表現などありますが、まだまだ当面は写真がメインになります。お客さまからみた時に、何を見たい、知りたいのかを考えて、それを満たす情報が準備できるかどうかが大事です。そして、この写真のデータ管理とか、商品のリニューアル時の対応方法など、事前に決めておくべき内容は多岐にわたります。食品であれば、表示に関する対応も必要です。
売るための準備が整ったら、実際に販売を開始することはできます。が、この店舗は、大海原にポツンとある状態になります。まず、見つけてもらう必要があります。これは、次回に。