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ミニーのスタイルスタジオでの撮影と設定

ばむてふ

ミニーのスタイルスタジオ(以下「ミニスタ」といいます。)は、東京ディズニーランドのトゥーンタウンにある、ミニーマウスとのグリーティングを楽しめる施設です。世界的なファッションデザイナーであるミニーマウスが職場で休憩中にファンと交流をするという設定だったと思います。

なぜミニスタが難しいのか

ミニスタの難しさというのはズバリ上下から照らされるピンクのライトです。これが環境光になるため、顔がどうしてもピンク（紫）色になってしまいます。たちが悪いのが下から照らされる光です。写真を撮るときの光は上から当てるのが基本ですが、下から当てられている光があることで、肝試しでよく見るアレのようになってしまいます。

ストロボをバウンスさせて頑張った写真

スピードライト(ストロボ)を使う

環境光がきれいではない場合の基本的な考え方として、露出アンダーにして強いストロボの光を当てて、ストロボの光だけで撮影することがセオリーです。具体的には絞ってISO感度を下げて撮影します。なお、シャッタースピードは早くすれば露出は暗くなりますが、強いストロボの光を頼りに撮影する場合同調速度いかで撮影すればいくつでもかまいません。逆に、ストロボの光の当たらない部分については暗くなりブレるようになるので注意してください。
エントリーモデルのカメラにはストロボが内蔵されているものもありますが、今回の用途では光量が圧倒的に足りません。また、ヘッド部分を回転させることでバウンス撮影ができたり、ワイヤレスコントローラーを使用すればオフカメラでの撮影もできたりするため、撮影の幅が広がるため、クリップオンストロボを購入することをお勧めします。

さすがにプロフォトを買うまでは必要ないと思いますので、安いものでもひとまずは大丈夫です。

ただし、安い機材には安いなりの理由があるので、金銭的に余裕があるのであれば純正品や高価な製品を使った方がいいでしょう。

縦構図で撮影をする

クリップオンストロボを使用して撮影するときに意識したいのは、縦構図で撮影すると光軸上に光源が無いことです。実際に見ていただいた方がいいと思いますので、こちらをご覧ください。

右側に強く影が出ているのがわかります。
このような影の出し方は立体感が出ますが、どうしても影が目立ってしまいます。好みではありますが教科書的にはあまりいい例ではありません。

ブラケットを使う

縦構図で撮影した際に生じる問題で「光軸上にストロボが無い」ということを挙げました。某YouTuber（コスプレイヤー？フォトグラファー？）がYouTubeで「横構図で撮って縦でトリミングする」という方法を紹介していました。確かにそれでもいいのですが、被写体との距離が遠くなる（=届くストロボの光量が減る）ことや、画素数が減ってしまうデメリットがあります。手軽にお金もかけずに試すことができるメリットがありますが、次のようなブラケットを使用して撮影をすると、これらのデメリットも解消されます。

https://www.yodobashi.com/product/100000001006229999/

これだけではストロボとカメラを接続できないため、次のようなコードを利用してカメラとストロボを接続します。

これでカメラのシャッターを切ると同時にストロボを焚くことができます。
コードについてはそこまで高くないものでも大丈夫なので、5000円もせずに試すことができるので、導入する価値は高いです。
ブラケットを使用して撮影した画像がこちらです。

だいぶ影が目立ちにくくなってきました。この写真で気になるところといえば、耳の影の部分でしょうか。影の境界がくっきりとしてしまい、いかにもストロボを直射しましたという写真になってしまっています。

ソフトボックスの使用

ストロボにはアンブレラやソフトボックスがよく併用されますが、パークに持ち込めて、かさばらずに常識的なサイズの機材としては、ストロボに巻き付けるタイプのソフトボックスです。

ソフトボックスを使うことで、光源の大きさを大きくすることができます。光源の大きさが大きければ影の縁が柔らかくなります。ソフトボックスを使って撮影した写真がこちらです。

耳の影やコートの影を上の写真と見比べるとわかりますが、影の境界が柔らかくなっているのがわかります。

まとめ

ストロボ直射での写真は賛否ありますが、ミニスタのような環境光が悪い状況における撮影には大変有用な撮影方法です。バウンス撮影はストロボを当てていない感じが出せる一方で、光の回し方（ライティング）を意識しないと思ったような明るさを出せないことが多いです。現像でぬりぬりしながら光を消すのは1つの方法としてはありですが、1枚にかけられる現像時間を考えるとコスパという点で微妙なこともあります。撮影方法の一つとして頭の片隅に置いておいてください。

おわりに

色々とつらつら書き連ねて初めての投稿になりました。これからもパーク、写真、身の回りのことを書いていくのでこうご期待（？）です。
質問等あればコメントをくださると答えられる範囲でお答えします。X（旧Twitter）等での投稿大歓迎です。

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