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PABLOの出店基準

一世を風靡したと言われる「焼きたてチーズタルト専門店PABLO」。

約4年間の間に、全国展開し、60店舗まで広げました。
東京の方なら渋谷センター街のど真ん中にお店があったことを覚えてる方もいらっしゃるかもしれません。

当初は、明確な出店基準はなく、まさに担当者の勘と社長のGOサインだけで進んでいました。

ただ、もちろんやってるうちに、うまくいかない店なども出てきたり、基準がない中で良い悪いという議論が社内で出てしまうため、途中から(大雑把ですが)出店基準を設けました。
特に地方に出店する時には、「その土地の1番の一等地に出店する」ということをベースにしていたので、この基準が役に立ちました。

PABLOの出店基準
①商業施設なら施設年商300億円
 駅直結施設or駅近路面なら駅乗降客数3万人
 (都心立地なら12万人)
※この時点で、地方の場合は、1か所か2か所に絞られます
②店前通行量1日2万人以上
③間口5m以上
④視認性がよく角地が理想(通行量などと比較)

普通であれば、この基準はとても高いハードルなのですが、PABLOという強いブランドのおかげで、各地方で良い場所を確保頂き出店していくことができました。

そうして出店した店は、必ず行列ができ、
時には朝10時オープンに対して、5時ごろから並んで頂けるお客様も現れました。
多い時は500人の行列ができ、購入まで3時間待ちということもありました。

チーズタルトを買うのに3時間もお待たせするのはとても心苦しかったですが、施設の方にもとてもご協力を頂き、毎度大きなトラブルはなく、皆様の元へチーズタルトを届けることができました。

沖縄仕様のPABLO沖縄国際通り店
地方ごとで店舗デザインも変えていた
ゆめタウン佐賀店
九州1号店で九州中から人が集まった

初日の売り上げは多い時で200万円。
月商3000万円というお店もありました。

私たち本部スタッフはおかげさまで、お客様の列整理においてはとても鍛えられ、どこでも列整理のプロとして働ける自信があります。
それと、地方によって行列のお待ちに対しての態度や受け止め方が違うというのも面白かったです。
(もちろんイメージ通り、関西の方は待つのが嫌いです笑)

さて、そんな大行列を作る店舗が、どんな過程を経て、縮小してきたか。
次回以降、そんなことも書いていきたいと思います。


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