メカニカルキーボード、軸選びに迷ったら赤軸を買っておけ
実は私、メカニカルキーボードを買うにあたって、試打をしたことがない。
本当は試打をして納得したうえで購入するべきなのだろうけれど、その時間と手間よりも好奇心のほうが勝ってしまう。だから気になったものは「えいやあ!」の気持ちで買ってしまう。
ただ、はじめて買うキーボードは赤軸と決めている。茶色も青色も大好きだが、結局僕のようなサラリーマンは赤軸じゃないと、なかなか厳しいのが現実だ。
赤軸を選ぶ理由。それは「タイピング音が最も静か」だからだ。
各軸の違いをざっくり開設
キーボードの軸の違いはいろいろあって、おおよその特徴は以下のようになっている。
Youtubeでゲームの配信をしている釈迦さんは、以下のように分類してる。動画が面白いので、ぜひ3分ほど見てみてほしい。
タイピング音の比較は、以下の動画が参考になるかな。Keychronというメーカーのキーボードで比較したものになっている。
メーカーによって販売している色のバリエーションも変わるので、上記以外の色も多数ある。ただ、赤・茶・青の3色は人気なので、多くのメカニカルキーボードで取り扱われている軸だ。
赤軸を選んだほうがいい理由
赤軸の特徴は「オーソドックスな打感」と「静音性」。特に静音性に優れているのは重要である。
メカニカルキーボードを使っていて、そのタイピング音の大きさを注意されたことが、過去数度ある。
職場で仕事をしているときに「もうちょっとタイピング音、静かにならない?」と言われたこともあるし、オンライン会議中に「議事録とってるタイプ音が入ってるので、ミュートにしてもらえる?」と言われたこともある。
メカニカルキーボードの良さは、タイピングの気持ちよさだ。一打一打が心地よく、まるで楽器を扱っているかのような快感。これが味わいたいから高い金を出していると言っても、過言ではない。
なのでできれば快感度の高いキーボードを使いたい。そんな気持ちはとても良くわかる。けれども仕事で使うとなれば、周りの人への気配りや影響も、やはり考慮にいれるべきだろう。
そう考えると、やはり軸の選択肢は赤軸が無難なのだ。
悪いことはいわないので青軸はやめておけ
赤軸でさえ、機種によっては結構なけたたましい音を奏でてしまう。試打をせず、タイピング音の確認ができないままに購入をするのであれば、赤軸にしておくのが一番無難なのである。
間違っても最初の選択で青軸なんて選んではいけない。
たしかに青軸は最高だ。過去に使ったことがあるが、キーを押すたびに耳と指先が幸せな気持ちになる。個人で使うには本当に楽しい。
しかし周りの人にとっては、無視できないぐらいの騒音だろう。単純な「うるさい」のとは性質がちょっと違う。シンプルに音量が大きいのではなく、耳についてしまって気になる音なのだ。
そのレベルはなかなかなようで、一緒に生活している家族からすら注意を受けたことがあるぐらいだ。夜、みんなが寝静まった後なんかは、とても気を使いながら仕事をすることになってしまった。
茶軸もいいけど、やはりリスキー
「茶軸もいいぞ……」という甘い囁きもあるだろうけれど、耳を傾けてはいけないよ。それは甘美な誘惑だけれど、茶軸もなかなかなタイピング音である。
確かに茶軸の打鍵感は心地よくて魅力的だ。タクタイルと呼ばれて、パーツの突起部分にあるわずかなでっぱりにより、押し込んだときにカチッというフィードバックが指先に伝わる。タイピングが楽しくなる仕掛けだ。
だけれども、やはりその音は、赤軸に比べれば耳障りだ。自分にとっては最高の効果音だが、他人にとっては単なるノイズにしかならない。
最悪、あとから軸を変えればいい
もし赤軸を買って、それでもなお他の色の軸への探究心がとまらないのであれば、軸だけ新しく買うこともできる。
たとえば私が愛用しているKeychron K3 Pro であれば、軸だけの販売もしている。各色3,000円ちょっとで買えるので、そこまでハードルも高くない。
最初は無難に赤軸を選んで、そこから自分のライフスタイルや好みに応じてカスタマイズを広げていくのでも、決して遅すぎるということはないだろう。
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