赤軸と青軸の混同軸キーボードをカスタマイズしてみた話
Keychron K3 を買ったのだけれど、おまけで青軸が付いてきたのだった。
個人的には赤軸があれば十分だと思っていたのだけれど、せっかく手に入れたので青軸も一度は使ってみようと思う。
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1人で使う分には青軸はかなりの快感
それにしてもKeychronは良い。軸を入れ替えるのが本当に簡単だ。キーキャップを取り外したら、付属のピンセットみたいな器具でスイッチを引っこ抜く。そして新しい軸をパチンとハメる。これで終わり。
さて、人生初めての青軸はというと……。なかなかに悪くない。タイピングしているという実感が指先に伝わってくるので、キーボードを操作する楽しさが一段階ふくらんだ感覚である。
しかし一方で、青軸最大の特徴でありデメリットでもある、クリック音がうるせぇ問題は無視できない。
タイピングしている本人は別に気にならないし、むしろ気持ちいいぐらいなのだけれど、たしかに甲高いカチャカチャ音は、不快に感じる人も少なくなさそうだ。
ちなみに、一般的にいわれている青軸の特徴は以下の通りだ。
とりあえず他人の迷惑にならない限りは、ちょっとこの青軸を使い続けてみようと思う。とにもかくにも楽しいのだから仕方ない。
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# 軸を混ぜ合わせて使うという発想
そうそう。青軸を採用するにあたって気になっていた点がひとつ。青軸はクリックが結構重めだという点だ。
これは以前HHKBを使っている時に感じた課題でもある。
跳ねっ返りが強いので長時間のタイピングでも疲れにくかったのだが、commandキーやshiftキーなど長押ししつづけるようなキーの場合、キーの重さ・反発の強さが逆にあだとなり、指が疲れてしまうという問題があった。
キーボードといっても、タイピングだけをしているわけではない。ワイヤーフレームを作ったり、画像や動画編集をしたり、プレゼンの資料を作ったりと、タイピング以外にも忙しいのがキーボードである。
「文字を打つ」以外の用途のことも考えると、クリック感が強すぎるのも考えものだ。
__と、そこで思い立つ。
タイプするキーはクリック感を重視して青軸に、長押しするキーは軽い操作感を期待して赤軸に、それぞれを混同させてしまえばいいのではないか!と。
そして今に至る。
いま僕のKeychron K3は、中央付近の文字入力キーについては青軸で構成されているが、キーボードの外周に位置する装飾キーは赤軸を採用しているのだ。
この構成をはじめて丸一日。なかなかに良い感じである。
文字入力するときの気持ちよさはそのままに、Controlや Shift、Commandなどの装飾キーの操作がより快適になった感覚はある。
特に装飾キーは小指で操作することも多いので、力を入れずにキーを押しつづけられるのは非常に助かっている。
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# あとがき
これだけのために新しく軸を買う必要はないだろうが、もし手元に他の色の軸があるのなら、混合して使ってみるのも面白いかもしれないよ!