【雑記】恐怖!セダムの侵略!
!注意!
集合体恐怖症の方には刺激の強い画像が含まれている可能性があります。
スナゴケの発見からしばらくした頃。苔の観察を新たな趣味に加えた私は街中で苔に注目して歩くようになっていた(いずれこの話もしようと思う)。
あるブロック塀の日陰になっている場所に緑色の塊が見えた。スナゴケのような見た目。日陰にあってスナゴケより色が濃いのでスギゴケだろうか……。
近づいてよく見てみると全く別の植物だった。
苔の仮根とは違うしっかりとした根がコンクリートの上を這っていて、花を咲かせているものもある。
調べてみると、マンネングサ(=ベンケイソウ、キリンソウ)の仲間であることがわかった。園芸品種としては学名の「セダム」と呼ぶのが一般的であるらしい。
(こういう時、取っ掛かりとなる単語を知っているだけで検索がスムーズに行える。)
苔に混じって。
セダム。
点在してセダム。
これもセダム。
(画像だけではお伝えできないが)あちこちにセダムを見つけることができる。
しかし、いったいどこからセダムが来ているのか。
セダムには日本に自生する種類もある。しかしながら自生する他の「雑草」のように、どこからやってきたのか推測させる「親」の群生地あるいは栽培している家が少なくとも私の住む町では見当たらないのだ。それくらい小さなコロニーが各所に散らばって存在している。
また、隣町では「道端セダム」がまったくといっていいほど見つからない。自然に生えていたとして、こうも生息地域に偏りが出るものだろうか。
セダムの増え方について調べているとある記事を見つけた。
ちぎったセダムをあちこちに撒いて増やしているという内容のものだ。
これかもしれない。
セダムは種子以外に挿し木・挿し芽によっても増やすことができる。多肉植物の中でも特に手軽に増やすことができ、カットした苗を土の上に撒くだけで発根して根付くというのだ。
我が町のセダムは何者かがばらまいたセダムが成長したもので、さらにそこでできた種から繁殖しているのかもしれない。
あなたの町にもセダムは生えているだろうか。
道端にちぎれたセダムが落ちているならば、"ばら撒き魔"があなたの住む町にもいる可能性が高い。
……だからといって、大した実害はないが。
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