【ランゲル島保護区の自然生態系】

英名:Natural System of Wrangel Island Reserve

登録年:2004年

所在地:ロシア連邦

区分:自然遺産

登録基準:(ⅸ)(ⅹ)

顕著な特徴:独自の進化を遂げた孤島。ロシアの最北東端に位置するランゲル島(ロシア名:ウランゲリ島)は、北極圏にありながら氷河期も凍結することなく、独自の生態系が育まれた。保護区にはランゲル島とヘラルド島、その周辺海域が登録されている。島の植物の多くがアメリカ大陸やユーラシア大陸のものの亜種だが、23の固有種も確認されている。また、タイヘイヨウセイウチやホッキョクグマが世界一の密度で生息しているほか、『ハリー・ポッター』で有名となったシロフクロウも繁殖している。周辺海域では、メキシコの世界遺産「エル・ビスカイノのクジラ保護区」から回遊してくるコククジラの主要な餌場ともなっている。

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