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フィリップモリス社が、紙巻きタバコ撤退で迎える煙のない日本


みなさん、こんにちは!!

昨日、こんなニュースが入ってきました。

マールボロやラークで有名な
タバコ大手、「フィリップモリス社」が

10年以内に日本での紙巻きタバコから撤退する方向を
発表しました。


いよいよ、タバコ会社も
この決断をしなければならない時が来たか。
という感じです。


○タバコの置かれている環境

私が生まれる前の話を
親だったり、会社の上司に聞くことがあるが

昔は「タバコ」を吸うのが当たり前の時代でした。

新幹線でも、電車でも、飛行機でも
とにかくタバコが吸えない場所なんてなかったらしい。

会社でもデスクでタバコが吸えて
事務所は煙で先が見えない状況だったとか。

それもそのはず。

日本の成人男性の喫煙率は
1960年代には約80%だったとも言われている。

徐々に減少しており2005年には40%を下回ったが
それでも喫煙率は米国などと比べると2倍近く
異常な高さにとどまっていた。

しかし、タバコは吸っている人の死亡リスクを高めるだけでなく
近くにいる人への副流煙も問題視されたこともあり

広告規制が入り、さらには値段もどんどん上がっている。

昔は200円とか300円で買えていたタバコも
度重なる値上げで
今はほとんどが500円を超えている。

高いと思うが世界的に見ると日本はまだ安い。

アメリカでは1,000円を超える州もある。

また、「パッケージ」も日本は
体に悪影響を与えるという文章の記載があるだけだが
海外ではかなりグロい写真がパッケージに掲載されている。

それでも、日本はコンビニを見れば分かるように
何百種類というタバコがレジ裏に陳列され
どこでも当たり前のように購入することができる。

何なら、タバコが買える自販機もある。

そんなタバコ大国日本が大きな影響を受けたのは
昨年改正された健康増進法だ。

これに伴い、室内で
飲食しながらタバコを吸うことは原則できなくなった。

それだけでなく、これまで当たり前に吸えていた
「パチンコ店」も禁煙となり台からも吸い殻入れが消えた。

○加熱式タバコブームが到来


そんな世の中の風潮と技術の進歩をうけ
登場したのが「加熱式タバコ」という新たなジャンルだ。

私がコンビニでバイトをしていた16年に
「iQOS」が全国発売され、私のコンビニにもやってきた。

最初は棚の中にずっと置かれたままで
一切、売れることはなかった。

しかし、「アメトーク」をきっかけに
iQOSの存在が日本中に知れ渡った。

そこからは毎日iQOS本体の在庫確認電話が
鳴り止まない日々が
続いたのを今でも覚えている。

フィリップモリス社の出荷数量をみると
世界全体では加熱式はまだ1割に満たない。

しかし、日本では6割が加熱式で紙巻きを超えた。

日本のタバコ大手「JT」は完全に遅れをとってしまった。

「プルームシリーズ」で巻き返しを図ろうとしているが
喫煙所を見ても圧倒的にiQOSユーザーがほとんどで
非常に苦しい状況が続いている。

日本で、加熱式が普及した理由は様々あるが
先程の健康増進法で禁止された室内の禁煙だが

「加熱式タバコ」はOKの店舗は割と存在している。
このことも普及を支えている。

パチンコホールも、都内は長く遊戯する
スロットコーナーは加熱式タバコを吸いながらの
遊戯をOKとする店舗が増えている。

そうしたこともあり
JTの国内のたばこ工場は85年の「35」から
今では「3」まで減った。

私は実は就活の時に「JT」1本で考えていた時期があった。

なぜなら私のイニシャルだからだ。

というのは本当だけど嘘で

タバコ産業は日本ではなくならないし
JTの株の1/3を日本政府が保有しているから
潰れる心配がないと思ったからだ。

ただ、その状況は変わりつつある。

東日本大震災の時にも言われたことだが
今、コロナになり政府に対しては
JT株を売却して支援に当てろとの声も上がっている。

○タバコ会社のこれから


世の中では、タバコは悪の風潮が広まり
「タバコ吸ってるのがカッコいい」という時代は
終わってしまった。

テレビでもタバコを吸うシーンというのは
ほとんど見かけない。(千鳥くらい)

医療関係者が
タバコと健康に関する研究をしていますが

実際にタバコを売っているメーカーからしたら
タバコが売れなくなってしまえば会社は倒産します。

世界的にずっと減少していくタバコビジネス。

ただ、メーカーは健康のために
販売をやめようなんてできません。

もちろん、他のビジネスに参入しようとはしている。
ただ、柱をそう簡単に捨てるわけにはいかない。

なので、世間の禁煙に向けた動きとは逆の研究をする。

フィリップモリスなども
なるべく若いうちにタバコを吸わせ
ニコチンに依存させ喫煙者を増やす方法を
日々研究していました。

こうした研究によって登場したのが
「メンソール系のタバコ」です。

タバコの不味さを緩和させることで
喫煙者の罪悪感を減らし、手を出しやすくした。

ただ、その作戦も終わりを迎えようとしている。

メンソール系のタバコを吸っている人は
そうじゃないタバコを吸っている人と比べて
脳卒中リスクが高いという研究結果を公表し

21年4月29日
アメリカのFDAはメンソールタバコの禁止に動いた。

これにより、もはや
加熱式タバコしか生き残る道はなくなってしまった。


○喫煙者の私の考え


こんなに、タバコについて語っているのは
私自身が喫煙者だからです。

ただ、私は健康診断でも色々引っかかるほどに
体調面があまり良くないため

その度に、やっぱりタバコが原因なのかと頭を悩ませました。

そして昨年、禁煙をしてみましたが
正直言って長くは続きませんでした。


今は「lil HYBRID」という加熱式タバコを吸っています。


正直やめてもいいのですが、世間とはズレており
私の周りにまだまだ喫煙者が多くいる状況です。

もちろん、お金もかかるし時間もとられるし
健康には良くはないし、店選びも悩むので
良いことは全くありません。

これは、おそらく喫煙者の多くの人が感じている
ことだと思います。

「タバコは健康に悪い」と刷り込まれているため
みんな、加熱式に移行し少しでも害を減らそうとしています。

加熱式タバコの体への影響は
正直言って曖昧な点が多いです。

私としては

周りへの影響がないなら、本当に自己責任なので
吸いたい人は吸えばいいと思います。

今は、まだ加熱式タバコの水蒸気が
他の人に影響を与えるかどうかが定かではないですが
そこがクリアになれば

別に、これ以上規制する必要はないんじゃないかと思います。

正直、日本は「タバコ大国」であることで
他の覚醒剤や大麻が蔓延することを防いでいると思います。

タバコがなくなれば、そういった脱法のものが
世の中に出回ってもっと大変な事になる気もします。

そして、私は昔から言っていますが

タバコを規制するなら「お酒」も規制すべきだと
そう考えています。

もちろん、なんでもかんでも規制すれば
良いものではないことは分かっています。

でも、周りの人へ与える悪影響は
明らかにお酒によるものの方が多くないでしょうか。

酒によって暴行。
飲酒運転での死亡事故。

私はそんなにお酒が好きではないのでそう思います。

そして、タバコが当たり前の時代を生きていきた人からすると
まさか、フィリップモリスが紙巻きから撤退するなんて
誰も想像できなかったでしょう。

禁煙のお店を探す方が大変だった時代だったのに
今はまるで逆です。

この事からも
未来永劫続くものなんて何もないことも学びました。

やはり、常に「変化」を求めて「挑戦」することが
長く生き残るためには必要ですね。

今回は以上です。


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