【鉄オル】HGシュヴァルベグレイズ砂漠戦用カスタム(二次創作)
こんにちは、漫画と模型の制作をしていますTAKAです。
"ガンダム鉄血のオルフェンズ" HG シュヴァルベグレイズ マクギリス機を、オリジナル塗装で仕上げました。
本記事では完成写真や制作工程をご紹介します、是非ご覧ください!
シュヴァルベグレイズ砂漠戦用カスタム
完成画像
原作では本機のベースカラーは青でしたが、鉄血の戦場によくある、砂漠・荒野での戦闘に合わせたサンド色で完成させました。
ミキシングやパーツ増設も多少行っていますので、下記でご紹介します。
この”砂漠戦カスタム”は今作で5作目になります。
第1弾 バルバトス
第2弾 グシオンリベイク
第3弾 百錬(ひゃくれん)
第4弾 ハリアーⅡプラス
以下より改造箇所をご紹介。
① 装甲板を追加
とてもシンプルなデザインだったので、情報量を増やすべく装甲板を増やして防御力を上げてみました。胴体・肩・腕・腰等にコトブキヤMSGを貼付けています。貼付面も平面なので気軽に貼れました。
追加装甲でお気に入りは、太ももの部分。ラジエータ排出口として見せるMSGパーツだったものですが、本体装甲と同じサンドカラーにしてみたら、軽量装甲板みたいに見えます。
バトルアックスの両脇にも装甲板を貼ってみました。これもMSGラジエータに付属していたパーツです。シルバーで塗っているので、アックス両脇にも刃物がある感じにしてみました。近接攻撃がより深手で修復困難な斬撃ダメージになります。
② 背部推進器の増設
機体の背中にある、左右フライトユニットの真ん中に、MSGラジエータを増設しました。まあ私の設定としては、ラジエータ(冷却器)では無く、スラスター(推進器)なんですがね。
機動力を上昇させるお気に入りの増設なんですが、左右のパーツのせいで見えにくくなっていますね…次回から考えて付けます。
③ ライフルを大型のものに換装
ライフルは、30MMアルト用オプションウェポン1から持ってきてます。付属のライフルは別のガンプラに使ってしまったので。
④ 左腕をバルバトスに換装
ガンダムバルバトスのキットには、左腕が2種類付いています。第1形態と第4形態のものです。今回は、余っていた第1形態のものを使いました(上写真ではワイヤークローを外しています)。
変化を付けるのが狙いでしたが、左右の腕が同色なので、あまり違いが判らないですね…左右で色を変えるなど、違いを明確にした方が良かったかも。
妄想設定
では以下より妄想です。
火星成層圏の戦闘で、バルバトスに鹵獲されたシュヴァルベグレイズ左碗のワイヤークロー。
パイロットのマクギリスは、後の戦闘でバルバトスからクローを左腕ごと奪い返し、自身の機体に換装。
のちに鉄華団と組んだマクギリスは、本機を鉄華団に貸与。
鉄火団側から見れば、以前まで敵だった機体の左腕がバルバトスのものになっていた。
マクギリスのどこか挑発的な態度に、鉄華団は、特に三日月は、大変面白くない。
従来型シュヴァルベグレイズからの変更点は以下の通り。
①追加装甲
②大型ライフルの換装
③背部推進器の増設
重装甲・高火力で損なわれた機動性を、背部推進器でカバーする構成。デメリットは燃費の低下。短期決戦型のカスタム機。
…妄想終わり。以下からは制作工程のご紹介です。少々長いので、ご興味ありましたらご覧ください。
制作工程
私のtwitter投稿も合わせて、グレイズの塗装工程をご紹介します。
材料
ベース:ガンダム鉄血のオルフェンズ HGシュヴァルベグレイズ マクギリス機 1/144
増設キット:コトブキヤMSG、バンダイ30MM、ガンダムバルバトス第1形態の左腕など
ベース塗装:缶スプレー 木工板色、グレージオン系など
部分塗装:水性ホビーカラー、ガンダムマーカー
デカール:オルフェンズ汎用、ハイキューパーツ
墨入:ガンダムリアルタッチマーカー
汚し:ウェザリングマスター
仕上:水性プレミアムトップコート艶消
①スプレー塗装して組立て
箱を開封し、ランナーごとスプレー塗装です。木工板(砂)色、グレー、シルバーなど。フレーム類は、水性カラーの焼鉄色をイージーペインターで吹いてます。塗料が乾いたら、さっさと組立しちゃいます。
組立完了。地味なデザインの機体には、地味な色が良く似合います。褒めてるんですよ。
②部分塗装
組立てたキットのバランスを見ながら、水性カラーとガンダムマーカーの出番。
HGは安価ですから、メイン機でない限りは、少し部分塗装しないと厳しいものがあります。逆を言えば部分塗装すれば見違えて良くなりますよね。
ところが。
お恥ずかしいことに本作業あたりから、このグレイズちゃんを一年程放置してしまいます。情熱が無くなったのか?忙しかったからなのか?
その後また制作に戻れたわけですが、一年も経過すると、自身の中で表現したいこと・やれることが変わってきます。それが良いことなのか、悪いことなのか。今回の制作では前者に。
当初は考えていなかった、ミキシングをしてみました。
③ミキシング
1年間放置している間に、百錬やハリアーを作っていたので、少しは成長したのか。
余っていたバルバトス(第1形態)の左腕を使って変化を付けました。原作ではバルバトスがグレイズからワイヤークローを鹵獲し使用していますので、そのへんを利用させてもらいました。ライフルもバンダイ30MMにしてますね。
④穴空けてパーツ増設
自作で穴をあける、初めての取組みです。
バックパックに穴をあけ、コトブキヤMSGを増設してみました。機動力が増します。この電動インパクトは棚とかをDIYするために買ったものです。先端3.0mmドリルだけはプラモ用に200~300円で用意しました。
⑤追加装甲を貼付け
グレイズの平面過ぎて寂しいと思った箇所に、ノリとセンスでMSGの装甲板類をいろいろ貼り付けてみました。あるものは使わなければ。というかこういう時のために買い溜めしておいたわけで。
追加で増やしたパーツは当然塗装をしていないので、筆やマーカーで再び部分塗装しました。
以下のつぶやきは、改造の前と後の比較です。多少手を加えた感が出て良いですね!
⑥デカール貼り
塗装完了後はせっせとデカールです。デカール貼りは苦手でして、何故かというとセンスが無いからでしょうか。実はウェザリング後に、自分がデカールを苦手とする理由が分かった気がしました。後で書きますよ。
デカール貼り後には剥がれ防止にトップコートを軽く吹いています。
⑦チッピング
スポンジでポンポンするチッピングは焼鉄色→銀の順でやっています。銀の部分はバトルダメージや経年劣化による塗装ハゲが際立って見える場所です。
⑧マーカー墨入れ
リアルタッチマーカー茶と"神のペン"で、墨入れと汚しを同時にやります。神のペンとは、インクの無くなったリアルタッチマーカー茶のことで、知る人ぞ知るらいだ~Joe先生の塗装法をそのまま取り入れています。
通常の墨入れは、溝にエナメル塗料を流込む方法が主流ですが、私はやったことがありません。まだまだ経験値が浅いですね。
本作業のメインは墨入れですが、後述のウェザリングマスターが届きずらい箇所の汚しも兼ねています。
ブースターなどの高熱に晒される箇所や、鋭い刃の部分には、リアルタッチ青で雰囲気を出しています。
⑨ウェザリングマスター汚し
関節部のオイル汚れ、金属間で擦れた赤焼けを汚しで表現しました。あとはエッジ部分も軽く青焼けを塗っています。それと足元付近には砂汚れのサンドも塗ってます。
以下のツイートは、汚しの各工程を比較したものです。
当時は「おお上手くできた!」と思い調子に乗っていた私ですが、後々自分の課題に気づいてしまいました。
それは「デカールが見えないではないか!」ということ。
サンドカラーベースに、白デカールを貼っていたがために、後の汚しでほぼ消えかけてしまったのです。汚す前は白デカールはカッコよかったんですけどね。頑張ってデカール貼ったのに、完成後に無意味になっていては、それは苦手意識も生まれますよ。
汚しが入る作品では、デカールももっと目立つ色(赤とか)にした方が今後は良くなりそうです。気を付けます。
何はともあれトップコート艶消しを吹いて完成です!
おわりに
完成後のツイートです。
今回はやれる技法をふんだんに取入れて制作してみましたが、出来は良いと思っています。途中で飽きたりしなければ、制作に大して時間もかかっていません。
プラモでも漫画制作でも言えることですが、集中力と情熱と技術が必要ですね!取組んでさえいれば、物は出来てきますし、気付きも得られます。
展示会に出品してしました
本作品は2022年の秋、宮城県大崎市の模型展示会にて、来場者の方々にお披露目しております。↓作品搬入直後のツイートです。
聞いたところお客様は沢山来ていたらしいです!こちらは搬出後↓
人気投票でもメッセージありがたく読ませて頂きました。独自の"砂漠戦仕様カラー"は今回で第5弾まで完了し、今後も増えていく予定でございます。
本記事はこれにて以上です。ここまで読んでくださり、ありがとうございました!これからもTAKAをよろしくお願いします。