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エントリーした瞬間に逆行するんですけど?(´;ω;`)

この記事を読んでほしい人
・売買した瞬間に思った方向と逆へ行く人
・逆ヘッド&ショルダーやダブルボトムのネックラインに限らずですが、水平線ブレイクアウトが上手くいかない人
・スキ押してくれる人

この記事を読むメリット
何が足りていないか、考え方と簡単な解決策を提示します。
好みは十人十色なので、もちろんより良い解決策はありますが、それは自分で選択してください。わかればできるはずです。

行間を読む。それが勉強や読書のコツだと思うのです。


チャートパターンに限らず、
ロウソク足パターンなどでも同じです。
こんな風になった事ありません?

これは完璧!そう思ってエントリーしたのに逆行する。逆行したから損切りをする。損切りしたら思った方向へ行く。だれもが経験したことがあると思う。

最終的に思った方向へ行くのは環境認識が成功していたことを意味する。この現象は、エントリーポイントや決済ポイント、つまり売買のポイントが悪いのだ。環境認識のせいではない。

では、どうすればいいのか?あくまで僕なりの考え方だが、今日も偉そうに指摘させてもらおうと思う。
読み返したらめっちゃ偉そうな口調でした。すいません💦


1.逆行する原因は何なのか?

ここでは逆行する原因として、考えられる代表的なものを挙げる。

■原因① 勢いにとびつく

インジケーターは遅効性と聞いた事はないだろうか?そういう人に限ってロウソク足のような値動きを直接見る事が大事と得意気にいう。しかし、僕の見解ではロウソク足も遅効性だ。

大陽線が確定したという事はそのロウソク足の形成中は勢いがあったという事であり、今後もその勢いが続いていくという事にはならない。これはMAがゴールデンクロスしていたら上昇トレンドであり、そのトレンドが今後も続いていくとは言えない事と同じだ。何が違う?

なぜ皆が価格が高騰する程に思いっきり買ったという事を見て、まださらに買われ続けると盲信しているのか。おかしな事だと思わないだろうか?それが正しいならば、大陽線が1度出れば続けざまに次々と大陽線が出て止まらなくなるという事が頻繁に起きてなければならない。

大陽線が出てから買うのはただの高値づかみだ。大陽線が出る前にポジションをとっていなければならないという事になる。

ただ、大陽線で絶対買うなとは言っていない。僕個人はあまり魅力的には見えないが、そのまま伸びていく事が分析できていれば大陽線で買っても良い。大陽線をシグナルにして何でもかんでもとびつくのは辞めようという事だ。

提案①
ブレイクするならば大陽線である事は多い。しかし、
大陽線ならばブレイクするとは限らない。
逆は必ずしも真ではない。

勢いを確認するのではなく、勢いが出る、もしくは続く事を予測しよう。
これは他の記事で書いているマクロな方向へのマルチタイムフレーム分析が有効だ。

■原因② 形でエントリーする

逆ヘッド&ショルダーの”形”や、ダブルボトムの”形”でブレイクする前にエントリーしていないだろうか?わかってやっているならいいのだが、よくわからずにやっていると結構危険だ。

レンジの形が確定するのはブレイクしてから。

チャートパターンの形状は、ブレイクされてようやく確定する。言われてみれば当たり前ではないだろうか?

そしてその可能性を考慮していないと冒頭のチャートのようなエントリーになりがちだ。あの例ではたしかにエントリーのタイミングでは綺麗なヘッド&ショルダーの形だが、もう1つ右肩のようなものができてしまった。完全にブレイクしたと言えない場面で仕掛けると常にそのような可能性はある。

これも同様で、僕個人は逆ヘッド&ショルダーのような”形”に優位性があるか疑問視している。ブレイクされたとき、そのような形である事は多い。しかし、その形になったからと言って期待している方向へブレイクされるわけではない。

提案②  
① AのときBになる  
② AのときBにならない

①に優位性があるとは、①の回数と②の回数のうち、①の割合が高い事だ。
②の回数を数えなければ割合は出せない。それを理解して検証しよう。

提案③
少なくとも僕の見解では、形にこだわらなくても形を見ているトレーダーと同等以上のトレードはできる。
形にこだわって上手くいかないなら、それは一回やめてみよう。

2.ボーダー法

僕はどう解決しているかを提示しよう。テクニカルが違っても理屈を理解すれば、自分なりのテクニカルで同じ事ができるはずだ。

■理論① 買われ過ぎ・売られ過ぎゾーン

次のチャートは、冒頭で見たチャートと同じだ。僕の主観で価格が上昇や下降から反転している箇所に矢印を付けた。

そして、次のように水平線を入れてみよう。

  • 全ての下向き矢印のぎりぎり下(青の水平線)

  • 全ての上向き矢印よりぎりぎり上(赤の水平線)

すると、次のようになる。

青水平線より上の水色の部分は買われすぎゾーンで、価格がいつ何時下落してもおかしくないところだ。赤水平線より下のピンクの部分は売られ過ぎゾーンで、価格がいつ何時上昇してもおかしくないところだ。

冒頭の例では買われ過ぎゾーンで買っている上に、売られ過ぎゾーンで売っているという事になる。心優しい僕としては大変言い辛いが、控えめに言って上手くない。

だから新規にせよ、決済にせよ売買した瞬間に反転する。もちろんブレイクアウトで勝っている人もいるのだろうが、ブレイクする瞬間をピタリと当てる。そんなのは達人芸だ。初心者が今日明日でお手軽にできるわけがない。ブレイクアウトを目指している人は、少なくともそういう事をしているという自覚を持っておくべきだ。

ブレイクアウトが成功すると含み損の時間が無くて気分が良い。たしかにそうだが、それは資金管理の要素、勝率・リスクリワード・証拠金リスク率のどれにも影響しない。

達人芸を目指すのはももちろん良いが、今、上手くいかないなら一旦何か勝てるようになってからレベルアップを図る方向で良いのではないだろうか?

■解決策の一例、ボーダー法

ようは、損切り幅を広げろという事だ。

今から紹介する方法はレンジの境界(ボーダー)で買うからボーダー法と名付けている。次の図とその下にやり方をまとめた。

ボーダー法のエントリー方法 ダブルボトムと思ってエントリーしても大丈夫

エントリー方法
このレンジは上にブレイクすると環境認識しているのであれば、レンジの上の境界(ボーダー)で買う。先ほどの図ならば、青の水平線の事だ。
逆指値で良い。

SL① 十分突出したダマシ。(ここまではさすがに帰ってこないだろうと言える程度に突出した位置)

SL② 十分に逆方向にブレイクしたと言える位置。僕の場合は大体レンジと同じ幅とみている。(上の模式図の黄色矢印参照)
自分の相場感やテクニカルで変更しても良い。

エントリー例を挙げておこう。どの赤✔で買っても良い。上にブレイクする事は環境認識によって予測されているからだ。いつブレイクするかまでは予測する必要はない。

■ボーダー法のメリットは何か?

ボーダー法のメリットは、簡単で、チャンスを逃さない事だ。引き付けようとしてそこまで来なかったという事は回避できる。そのかわり、リスクリワードは当然犠牲になる。

だから、利食い目標が遠い位置であり、十分なリスクリワードが見込める時に有効だ。もし、あなたのエントリー方法が引き付けるタイプのものしかない場合、指をくわえてみているだけでなく、ボーダー法を試してみてはどうだろうか?

チャンスを逃す可能性という代償を支払えた人だけが、勝率が高く、リスクリワードも良いポイントでエントリーする事ができる。

3.終わりに

■要点整理

提案①
勢いを確認するのではなく、勢いが出る、もしくは続く事を予測しよう。
→ マクロな方向へのマルチタイムフレーム分析
 時間帯・指標・要人発言

提案②
変な検証をしていないか?理解して検証しよう。

提案③
形にこだわる意味はそこまでない。形にこだわって上手くいかないなら一回辞めてみよう。

逆行しても大丈夫な簡単な方法の一例としてボーダー法を紹介しました。
ボーダー法のメリットはリスクリワードを犠牲にチャンスを逃さない事。
チャンスを逃さない代わりに長時間含み損になるのは当たり前。
耐えましょう。

その他のよりリスクリワードの良い方法等は下にリンクを貼っておきます。

■終わりに

今回の内容がヒントになる人もいるのではないかと思う。ただ、いつも言っている事の繰り返しで、大した事は言っていない。

前回の記事を読んでくれた方にそのお詫びと言ってはなんだけど、この相場で内部リトレース法を使うならこうだという僕なりの方法を次の図で説明しておく。

ケース①
反転レンジを認識して
内部リトレース法で買う。

赤✔のどちらでエントリーしても良い。
平行チャネルの中央線付近の水平線で利食いする。
行くと思える場所までしか持たないのが大事。

ケース②
青のトレンドラインは下降トレンドが終了したことを捉えるためのものだ。
その上で、継続のレンジを認識して、内部リトレース法で買う。

利食いは上と同じ。

次の図を見てほしい。結局赤のマーカーのラインで見て逆ヘッド&ショルダーと認識するのが正しいと僕は思う。

あくまで僕の見解だが、結局教科書通りで勝てるのだ。教科書通りとは思えないのは、何か認識のズレがあるからだ。勉強は教科書を読むのはもちろんだが、その行間まで読まなければならない。
押し目買い・戻り売りで狩られる人も、HLやLHが確定するのは推進波の確認をしてから(レンジをブレイクしてから)という事をわかっていない気がする。


ブログの更新ペースは週一と言いましたが、気が向いたらもっとペースを上げます。
最低週一ぐらいを目指しているという事です。

結構いいこと書いてるつもりだけど、スキ押してくれる人が少ない気がする。認知度の問題?それとも何か記事がマズイのだろうか?
どう考えても偉そうな口調なのがまずいやろ(笑)
読み返してわかりました。

■サイト内関連記事

ダマシ(逆ヘッド&ショルダーの頭)で買う方法はオーバーシュート法と名付けています。僕のエントリー方法は色々紹介しましたが、次回の記事で紹介するオーバーシュート法で全てです。

・初心者向けのエントリー方法→マージン法

・初心者向けのエントリー方法→ブレイク法・外部リトレース法

・中級者以上向けのエントリー方法→内部リトレース法



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