Smileの、ゆくあて。

書き殴りたい衝動を抑え、敬体で書きましょう。

本日をもって、茅原実里さんのオフィシャルファンクラブがサービスの終了を迎えました。2年半ほどの在籍期間のなかで、結果最終のライブツアーでは、ほぼ最前列の席をいただきました。これは偶然だったにせよ、ファンクラブとはこういうものかと歓喜した興奮も今や懐かしいです。自分自身のことをまず言えば、この時間には感謝の気持ちでいっぱいです。名古屋でのファンクラブイベントに行けなかったこと(入会前)、ステラシアターに行けなかったこと。後悔もあります。しかし、そうした貴重で忘れがたい経験をしていたら、今日という日を迎える悲しみはより大きなものになっていたでしょう。それは自分がネガティブなだけなのですが。



旧窓口から通算すると13年ほど。本当に活動初期から応援を続けてこられた方というのを、Twitterのタイムラインで目にしてきました。トラベルや、ファンクラブイベントでの、非常に心のこもったファンサービスの数々。書き込みを通じ、その一部にふれてきました。直接お話しする機会も、何度かいただきましたが、昨年発覚したトラブルを差し引いても「ファンを目の前にして」手を抜くようなことは一瞬もなかったと確信しています。表があるからこそ裏もあります。しかし、たとえそうだったとしても、その場にあったのは誠心誠意/親切丁寧に支えられた姿でした。思い出みたいなものは、ここでも再三書き尽くしたつもりです。

しかし、どうしても昨年配信のJukeboxから今日に至る半年だけは、辛かったです。ハッキリと、ハッキリと書きますがJukebox終了後に、その後の歌手活動に対する展望が示されなかったことに、私はたいへん落胆しました。来年(2021)の河口湖はあるのか、新曲は出るのか。そしてその不安が解消されないまま4月2日の仕事帰りを迎えました。

あれだけ歌を、ステージを愛してきた方が区切りをつける。相当の決断と推察しました。誰が、こんな世界にしたと叫びたくなるほどでした。その当日にも書きましたが、その日は残務があるなか定時で帰りました。あの通勤路を、歌手活動再開の日まで忘れることはないと思います。こういったことを年末にきっと、もう一度だけ書くのでしょう。

モチベーションなのか、環境の破綻なのか、2022年以降の契約上の落とし所なのか。何にせよファンクラブの終了も含め、この現実に「納得」できる日は訪れないと思っています。もちろん、理解はしていますし感謝の気持ちもあります。しかし、歌手活動休止発表と同時にサマチャン「ファイナル」を「嬉しいニュース」として提示したことに未だ痛烈な違和感をおぼえているのが本音です。到底喜べませんでした。視聴するかどうかも、ギリギリまで悩むと思います。ご本人がステージで何を語るか気になってはいますが、自分のなかでライブはMCを聞くイベントではありません。その野次馬じみた好奇心が視聴理由なら、みずにおいた方がマシと考えています。

結局のところ「戻りを待つ姿勢」が正しいのかという疑問にぶち当たりました。また会おうね、約束だよといま言われても「それを確認したいのはこちら」だからです。いわゆる「単推し」に近いかたのツイートもありました。感謝も涙も止まらない様子を素人ながらに感じとりました。なのでM-Smileは解散だけど、応援していますよという言葉は、他の何より印象に残りました。

元日からは歌手活動休止期間に入ります。自分にも言い聞かせておきます。元日からは歌手活動休止期間に入ります。そうなったとき、もし応援する術が失われていたらもう本当に戻れなくなります。

だからこそ、半年を残した今日、ここに書き残します。入会金は用意しておくので、全部リセットして、また扉を開くチャンスをください。数多の名曲のなかでお気に入りの2フレーズを添えて「今日は」結んでおきます。まだやり残したことが、あるからです。

君は私の欠けた最後のピース

(解散翌日の)目覚めの瞳に 雨上がりの花よ咲け


2021.06.30 あんなこともあったなと、笑いとばせる日が来ることを、切に願って。