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「新作読切出ました!!!」2024年11月15日の日記

新作漫画「魔術師アイニー」が出ました。

まずはこちらをお読みください。

今回は"中華風ファンタジー百合コメディ"みたいなやつです。要約すると。

初期構想でもなんでもないお絵描きで杏仁豆腐というキャラクターが生まれて、そこから「この子が活躍する話を描きたい」と思い立ち、なぜかサンプーチャンというキャラも生まれたことでダブル主人公でストーリーが作られることになった。

主人公2人の名前は中華のスイーツ。甘くて可愛い名前にしたくてこうなった。
魔術を極めた結果真逆の効果を引き出せる境地に至ったけど、それをお互いに「失敗した」ということにして浴びせ続け、結果的にお互いを長生きさせ続けて100年が経過し、もはや先に好きとバレた方が負けみたいになっているという状況。こういうのを描きたかった。

俺は女の子同士がイチャイチャしている漫画を描く才能があるっぽくて、アイマス時代は特定のカップリングでそういうの描きまくってたんだけど、俺個人としてはそういうのあんま好きじゃなくて。ウケるから描いてたみたいなところがあった。

だけど、今作ではそういった自分の適性でガッチガチに武装して描いたらどうなるんだろうという試みでもあったりした。

ただしただのど変態百合漫画を作っても俺のスピリットが許さないということで、イチャイチャしているシーンがない百合を描こうと思って制作した。

その結果が「魔術師アイニー」だ。

登場する魔獣は制作当時2024年9月にTwitterで流行った「混沌」という中国の魔獣がモチーフ。

見た目もほぼこのまんまで、とにかく邪悪の限りを尽くす可愛い見た目のバケモノとのこと。

今回は作品のフックになればと思って登場させたが、描き終えてリリースする頃には誰も覚えてないモンスターになってしまった。これは普通にミスったと思う。

初の試みとして「服に柄を入れる」「背景フル作画」というのをやってみた。

どちらも大変だったし今見返したら原稿にミスがちょくちょくあって絶望してるけど、まあ良いだろう。単行本で修正します。

今回は特に賞が欲しくて描いてるやつではなく、ある種実験的に制作した面もある作品。適性にまっすぐなものを描いたらどうなるのか見れた気がする。

「クソデカ感情戦」「インフィニティ」共に込み入った話でシリアスな場面もあったんだけど、今回はそういうのナシにカラッとシンプルに読めるように出来ないかなと思ってこうなった部分もある。結果たった31ページだし、これまでの作品と比較するとあっさりしてるように見える。

まだ語ることありそうなので、明日いろいろ書きます。

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