明洞での押し売り被害とその対策
コスメが好きな人ならたまらない韓国ショッピング、特にCLIOやMISSHA、innisfreeなどのプチプラかつ製品のいいもの、そして3CEなどのちょっとお高めのものまで揃ってしまう明洞は外せない観光地だと思います。
そんな方々に行く前に読んで欲しい、そして被害にあった方にも読んで欲しいnoteです。
コスメが買える!とルンルンで明洞に到着、するとZARAの真横にpretty skinやあの押し売りで悪名高いthe SAEMが並びます。
「お姉さん!見ていってよ!」
という客引きのお兄さんの声を最初は無視していたのですが腕を捕まれ(!)強制的に入店。
それで怒涛のセールスが始まります。
「このパック買うともうひとつ付けてあげる」
「これもつけてあげる」
等々言い寄られました。思えばここでいらない!っていえば良かったんですが何故かこの時の私はお人好しスイッチが入ってました………よくない。特に欲しくもないアイクリーム8本を売りつけられ、総額4万3000円相当のお買い物をしてしまいます。
みなさんはまず「呼び込みには応じないこと」「売りつけられても買わないこと」を徹底して欲しいです。パックをチラつかせてとりあえず入れようとしてる店ほど悪質ですよ。 Pretty skinとthe Saemはそれにあたります。欲しければべつですが購入を検討していない場合もう入らないことです。コンシーラーも空港の免税店で買えますから。
他店舗、例えばMISSHAやCLIO、3CEなどの店舗の店員さんはまず押し売りをなさいません。自社の製品に自信があるからこそ。良さは語りますが「これ買ってくれたらこれ付けるから買って!」とは1回も言われないのです。まあ、「これ買うとお得ですよ。」ってサラッと言われる程度です。(場合によると思うのであまり信じ過ぎないでください笑笑)特に欲しくもないアイクリームは某オネエ系美容芸人さんのオススメらしいですが8本もいらないですし……。フリマアプリをみても、買いすぎてしまった人達の出品があるので逆にそちらの方が安かったりするものです。特に学生さんは購入しないことをオススメします。
話を戻しますが買ったあと私は大後悔……4万円も使ってしまったショックで楽しめなくなりました。ですが、その後本当に欲しかったものを買い足し、ホテルに戻ったあと「返金、返品してもらえた」という記事を発見します。返金してもらえるかもしれない!私にさした希望の光でした。
ではここから詳しい手順をお教えします
まず
※買ったものには手をつけないこと
※レシートは取っておくこと
※クレジットカード支払いの場合、クレジットカードを絶対に用意しておくこと
この3点です。
次の日に私はまずホテルのカウンターの方に
「この商品いらないんですが買わされてしまって、返品したいんですけど」
と伝えました。するとカウンターのかた本当に優しくて(感謝です。あとでホテルの名前載せときます)レシートに書いてある電話番号に問い合わせていただきました。電話は社長が出ていたらしく、結構スムーズに「返品可能です」とのお返事が
やったー!!
まあそんな簡単に行くものなのかな?って思いながらその後店舗に向かいます。
ホテルの方に「返品してください」とメモを書いて頂いていたので、その紙と商品を見せるとPretty skinの店長さんが出てきて対応なさいました。
「なんで返品したいの?」
「いらないものだからです。私にはお金がありません」
「でも欲しい時来るかもしれないじゃない」
「私は今欲しくありません。またお金が出来たら買いに来ます」
「お姉さん、ちょっと頑張ってよ。8本は高いから4本だけでも買ってくれない?」
「いりません。お金ありません」
「私も頑張るからお姉さんも」
「私が頑張る必要はありません。そちらの社長さんが返品してもいいと仰ってました」
このような押し問答が続いたあと、店長さんは社長に確認の電話。その隙に同行してくれていた友達には近くに(本当に近くに)ある観光警察に行ってもらいました。英語が通じます。日本語対応できる方もいらっしゃるようですがその時は英語対応ができる方が2名程いらっしゃいました。
電話が終わって店長さん
「お客様が買ったのはプロモーションの商品だから返品はできない。だから買ってくれ。社長は何が返品できて何が返品できるのかわからない」
とのこと
「意味がわかりません。社長さんがなぜ把握してないのかがわかりません。あなたは社長さんに確認を取らずに商売をしているんですか?」
「でも返品はできない。今はキャッシャーにお金が無いから」
「私はクレジットカードで支払ったので関係ありません」
「今日の売上がマイナスになってしまう」
「それも私には関係ありません。返品、返金してください。」
「じゃあ15時においで。その時にはお金できて返品できるから」
ここまで話したあと、帰還した友達と話します。
そこで友達
「本当に返金してくれると言うなら紙に書いて私たちに渡してください」
「なんで?私は18時までここにいる。信頼して」
「信頼してるからこそ書いてください」
といってメモを書かせますがそこに店長のサインはなし。怪しさを感じながらも
とりあえず検討してきます
といってその場を去り、観光警察に直行します。
「クレジットカード支払いなのにキャッシャーにお金が無いから返金できないと言われた。15時に返すと言われてこの紙を渡されたがなんて書いてあるのか」
「返品しますと書いてあるが、店長の言ってることは意味を為していない。助けてあげよう」
といって警察出動!まあ……所長さんがかなり風格ある人でして店長さん、すごく怖がってました。
「なんで!15時に返すと言ったじゃないか!約束したじゃん!」
「あなたの言ってたことは意味を為していません。」
「なんで警察連れてくるのよ」
「この方達が必要だと感じたからです。あなたはクレジットカードのシステムさえ分かっていないでしょう。だいたい売上というのは……」
ここまで話しかけて店長さん、折れました。返すから着いてこいといわれ、警察が同行しようとすると拒否。怖かったですが1人でキャッシャーの前に立ち、返金作業をしてもらいました。
なにやら韓国語で悪口を言われていましたが当方韓国語は少ししかわからないのでノーダメージ!
めでたく全額返金してもらえました!
長くなりましたが注意点としては
1 ネイティブの方の助けをえること。できるだけ大きい会社、または警察に助けを求めるのが良いです
2 何を言われても応じないこと。悪口を言うのは店側のサービスとして悪質です。韓国にはクーリングオフという制度もちゃんと存在しています(1部除く)。利用しましょう
3 まず客引きは無視すること!
この3点です。
私はこれ以外、美味しいものをいっぱい食べて沢山可愛い化粧品を買って素敵な旅行になりました。
今後被害に会われる方が少なくなるように、そして楽しく旅行される方が増えることを願っています。
ホテルは市庁駅9番出口から徒歩2分ほどのところにある
ENA Suite Hotelです。日本語、英語で対応してくださるカウンターの方がいらっしゃいます。備品はシャンプーリンス、シャワージェルとクリーム、石鹸、歯ブラシ、綿棒とコットンのセット、ドライヤー、コームです。 CタイプのコンセントがなくてもiPhoneなどはUSB充電が可能です。