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【音楽】Nothing’s Carved In Stone|15th Anniversary Live at BUDOKAN
最近、洒落臭い仕事や生活の振り返り日記ばかりなので、せっかくだし楽しいライブの感想も書こうと思います。
Nothing's Carved In Stone 結成15周年の締めくくりである「Nothing’s Carved In Stone 15th Anniversary Live at BUDOKAN」を観に行きました。
僕とナッシングス
前回の武道館は2018年の結成10周年ライブ。
その頃はまだナッシングスを知らなかったので観に行けませんでした。
のちにライブDVDを買って「なんだ、このカッコ良いバンドは…!」と衝撃を受け、何度も見返していました。
翌年 BAY CAMPで初めて生演奏を目にして、「これはフェスじゃなくて、ワンマンで観るべきバンドだ」と思い、ライブに行くようになりました。
それからは10thアルバム「By Your Side」や11thアルバム「ANSWER」のツアーを観に行き。
コロナ禍でライブが止まった時には配信スタジオライブも観て。
直近は一時的な活動休止があったり、自分自身も社会人なりたてでバタバタしていたりしたので、あまりライブを観に行けていませんでした。
そんな中で結成15周年を記念した対バンツアー「Hand In Hand」がスタート。
ツアーファイナル・MAN WITH A MISSIONとの対バンで、およそ2年ぶりにナッシングスの生演奏を味わいました。
さらに2月には新曲『Dear Future』も公開され、期待値マックスで当日を迎えました。
雑感|ライブ全体
ファン投票の上位20曲に加え、11枚のアルバムから各1曲ずつ選曲され、全30曲超のライブ構成でした。
15年来のファンの投票や過去アルバムからのピックアップもあるため、新旧代表曲の入り混じった聴き応えのあるセットリストになっていました。
まず一番の感想は
「全32曲をやり抜くのがタフネス過ぎる……」
これに尽きます。
メンバーは全員40代。ウブとひなっちはもう50近い。
こんなにもアグレッシブでエネルギッシュでカッコ良いアラフォー、いったい他に居るんだろうか。
「こんなイケオジに成りてぇ〜」なんて思ってしまいました。
もう一つ思ったのが
「過去曲がもれなくカッコ良い……」
ファンになってまだ5年なので、初期のアルバムで知らない曲もいくつかあったけど、そのどれもが色褪せていない良曲ばかり。
4人の演奏力の高さも相まって、古めな曲も「あれ?最新曲かな?」と錯覚するほど、研ぎ澄まされていました。
雑感|各曲
開幕一発目は『Out of Control』でした。
いつも後半戦突入の「ここからまだまだ盛り上がっていくぞ」という場面に構えるナッシングスきってのキラーチューンなので、1曲目で来たのは驚いたし、今回のライブにかける気合いを感じられました。
聴いてるこっちも「生半可では対峙できないな」と気が引き締まりました。
間髪入れず、『Deeper,Deeper』『YOUTH City』『ツバメクリムゾン』といった主役級の曲たちが続き。
5曲目『Chain reaction』くらいから懐かしの曲ゾーンへ。
「前にシャッフルで聴いたことあるかも」って曲も、「完全に初めて聴くな」って曲もあって、いつになく新鮮でした。
ライブも折り返しの『In Future』では、サビのメロディをリミックスしたSEで曲が始まり、通常版とは異なる壮大なアレンジになっていました。
最終盤はファン投票1位、拓さんもMCで「自分たちにとっても大事な曲」と言っていた『November 15th』。
名を冠するライブが毎年行われている曲なので、この結果はきっと誰もが納得ですね。
ラスサビで会場がスパンコールに包まれ、そのままバンドの原点である『Isolation』へ。
最後は『BLUE SHADOW』でしっとりと閉幕しました。
「お。案外サラッと終わったな?」と思っていたら、当然それで終わるはずもなく、アンコールで再登場し『Around The Clock』を披露。
イントロから会場一体となって拳を突き上げ、声を張り上げていました。
そして新曲『Dear Future』で16年目へと続く新たな一歩が垣間見えて、ライブは幕を閉じました。
Dear Future
2月に公開されてからというもの、毎日くどいほど聴き続けて、生で聴けるのを心待ちにしていた1曲。
サビの1フレーズ
ここで生きる意味の全てが
鎖の様に連なる旅
幾千の夜を飛び越えて
ライブを観るまでは、これは「15年間 新曲を出し続け、いくつものライブに出続けてるナッシングス自身のことを言ってるのかな」と思っていました。
「ここで生きる意味」=「ステージに立ち続ける意味」で、「幾千の夜」=「たくさんのライブ」みたいな。
ただ今回、それだけではなくて「15年ともに歩んできたファンのことも言ってるのかもしれない」と思えました。
毎日の仕事や生活には大変なことや辛いこともたくさんある。
それが積み重なって、やっとの思いで走り抜いた時に、このライブ含めご褒美みたいな日が待っていて、
「あぁー! 今日まで頑張った甲斐あったー!!」と身にしみる。
そんな意味も込められているのかな、なんて勝手に解釈しました。
今回の15周年は心の底から「今日まで頑張ってきて良かったな」と思えるひとときで、武道館も僕たちの心も明日も「愛で埋め尽くして」くれるライブでした。
この感動と『Dear Future』を糧に、また明日からも懸命に生きていこうと思います。
終わり
今回のプレイリスト
1. Out of Control
2. Deeper,Deeper
3. YOUTH City
4. ツバメクリムゾン
5. Chain reaction
6. Cold Reason
7. Words That Bind Us
8. Sands of Time9. Brotherhood
10. Stories
11. Gravity
12. 村雨の中で
13. Red Light
14. Walk
15. Inside Out
16. Everlasting Youth
17. In Future
18. きらめきの花
19. Diachronic
20. Shimmer Song
21. Milestone
22. Like a Shooting Star
23. Music
24. You're in Motion
25. Spirit Inspiration
26. Idols
27. November 15th
28. Isolation
29. BLUE SHADOW
アンコール:
30. Around The Clock
31. Sunday Morning Escape
32. Dear Future