衝撃!プロ競技ダンサーの裏事情

現役スタジオ勤務しているプロ競技ダンサーです。ダンス界の仕事の裏側をこっそり教えます。これからプロを目指す方や、知識として知りたい方、なんとなく興味がある方にオススメです。ダンス界の情報はあまりネットに出回っていないため、衝撃を受けるかもしれません。今かなり売れてます。

衝撃度★☆☆☆☆(金額はスタジオ、先生によって本当にマチマチなので適度に流してください)

‐仕事内容‐
1番のメインは個人レッスン。スタジオ、先生によって異なるが1レッスン約30分で3,000円から6,000円くらいが相場。
次に団体レッスン、他の施設を借りて団体でレッスンを行う。
その他に自スタジオのパーティーや外部デモ(他スタジオに行ってお客さんとアマデモとプロデモを踊る)
そして1番の収入はなんといってもスペシャルゲスト! 以下スペゲ)、大きくは地方のパーティーに呼ばれプロデモを踊る。1曲4〜20万以上と戦歴やクラスで値段も変わる。
競技会での賞金もあるが、チャンピオン、ファイナルクラスでないともらえないためここでは割愛。

そして、最近特に賑わっているのがダンスホールでのアテンダントだ。今は若手の学生や有名なアマチュア、プロもアテンダントとして待機している。そこそこの値段で勢いのある競技ダンサーと沢山踊れるからかかなりの人気ぶり。
さらにそこから発展するとチャーターという、いわゆるボーナスタイムを獲得することがある。
1人のアテンダントを複数のお客さんでグループとして踊ることがある。
ギャラは、例えばトップアテンダント1人に対してお客4人の場合、大体の相場3万円を4人で割るといった感じだ。時間は3〜4時間の拘束だが、ずっと踊っているわけではなく、休憩やトークも含まれる。実質踊ってるのは2時間弱くらい。中にはダンスホールで生計を立てている猛者もいて人気になると、月60万稼いでいる者もいる。学連所属の学生、OBでも月の半分でも入れば月20万以上は稼いでいる。ちなみにプロは価格が高いと思われたり、時間の調整がききにくいためかチャーターされる割合は少ない。

プロは自分が働いた金額の約50%前後がスタジオにいくので、残りが自分の給料である。実質オーナーはスタッフが働けば働くほど儲かるシステムである。
この流れからスタジオを辞めて、練習場などでレッスンをする先生も出てきた。自分がかかる費用は入場料のみなので、後はレッスンした分100%自分に入る。

衝撃度★★☆☆☆

‐1日の流れ‐

スタジオの営業時間は12時〜22時が多い。(若干の幅あり)営業開始30分から1時間前に来て、掃除やら着替えを済ましておく。
後はレッスンするか、控室で休憩するか、ご飯を食べるかといった感じで営業終了までを過ごす。
営業が12時からというのはスタジオによっては午前中にプロレッスンというものが入るからだ。オーナーが審査員資格(A級)をもってる場合、午前中はプロレッスンがほとんど。オーナーがプロを教える。1レッスンはどこも45分約10,000円〜。
なので、新人は早くて8時半にはスタジオ出社。簡単な掃除や、オーナーの飲み物準備、音響、領収書作成、フロアの滑り具合を見てロウソクを削ってまいたりしておく。レッスン中は自分達の練習はOK(ダメな教室も有り)。

新人 8時半〜22時 14時間半
他  12時〜22時 10時間

もちろん、プロレッスンがない日もあるので毎日ではないが、通常はこれ。新人はまず結果を出してくことが最優先になるため、ここから夜の練習時間を加えると終電までを考慮して約2時間。なんと16時半間!
1日の3分の2はスタジオで過ごすことになる。

衝撃度★★★☆☆

‐習うべき先生は〇〇でチェック!‐

どの先生に習ったらよいかの基準は確かに難しい。その先生の踊りが好き、カップルバランスが自分達と似ている、など選ぶ基準は色々あるはずだ。一つ言えるのは、踊りが好きだからといって習ってみるとあれ??ということは多々ある。おまけに途中で辞めることができず、半永久的に受け続けることになるのだ。金額もバカにならないので慎重に決めたいところだ。

色んな先生に習うとまず消化不良を起こす。誰の言葉を信じたら良いかわからなくなり、自分の踊りを見失いかねない。それでも顔を売って政治的に上がっていく先生もいる。上位ラウンドで明らかに浮いてるカップルがいればまずそういうことだ。

さて、前置きが長くなったがここでは習うべき先生について話していく。
トッププロが実践しているやり方が、全員に合うかどうかはわからないが、少なくとも今より結果を出していきたいのであれば大きな武器になるだろう。

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