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小学生ハンドボールクラブを作るのに必要な3 + 1つのもの:「モノ」(ゴール・用具編)

ハンドボールのクラブを作るのに必要なものについて、今回は「モノ」のうちゴール、コート、ボールなどについてです。ここまで全部手弁当、というところはあまりないと思いますが、うちではこんな感じでやってます。

ゴールは簡易ゴールがいい

フットサルのゴールが体育館やグラウンドにあれば良いですが、ない場合は持ち込むしかありません。少し昔は、組み立て式の簡易ゴールを使っていましたが、組み立てに20分くらいかかってしまいますし、持ち運びも大変でした。

その不便さを解消できる、革新的なゴールが発売されています。QUICKPLAY社のポータブルフットサルゴール(3x2m) です。この製品は、ポールではなく、バレーボールのネットの帯のような素材(ターポリン?)を、突っ張り式のポールで引っ張ってゴールマウスを作ります。組み立ては非常に簡単で、軽量ですので一人で取り回しできます。


初めて購入した時はハンドボールの頻繁なシュートに耐えられるのか不安でしたが、かなりの強度があり、小中学生が使う分には全く問題ありません。このゴールのおかげで、本当に場所を選ばずに練習ができるようになりました。

実はこのゴールの方が正規のゴールよりも練習の幅が広がります。設置や移動が簡単なので、コートを自由に作り替えられるからです。仮に未就学児から大人までが一緒になった場合でも、簡易ゴールを複数個あちこちにおいて、レベル別に色んな練習を組むことができます(オーガナイズにコツがいりますが)。

コートは適当

ハンドボールのコート作りで面倒なのが6-9mラインですが、体育館にひいてない場合も多々あります。かといってその都度メジャーで測ってラインを描く(テープを貼る)なんて、限られた利用時間でそんなことやっていられません。

ラインの距離は、靴や歩幅で測ると簡単です。靴サイズが26-27cmであれば20歩でだいたい6m30歩で9mになります。コートの横幅はゴールポストから18.5mなので、27-28歩程度です。コートの縦幅は子供たちのレベルに応じて調整します。40mにすると、攻防で相手陣地にいくまでに時間がかかってしまうこともあるのです。

ゆがんでても十分

小学校の体育館では40 × 20 mのコートはとれません。その場合はビーチハンドボールのコートのように、直線でゴールエリアラインを描きます。この時ゴールエリアラインはゴールから5mほどにしておくとちょうどいいかなと思います。オフェンスはコート中央ほど有利に、コートサイド側ほど不利になりますので、フルコートでのイメージとそんなに離れません。

なお体育館では目印でマーカーを並べる程度でも十分です。ちょっとくらいのラインを踏む踏まないは、本質的には大した問題ではありません。ホームセンターで売っている太いゴムをボトッて置くのも早くて楽です。

先にも述べましたが、コートをどのように作るかで練習の量や質が大きく左右されます。人数が多いチームは、ゴールを複数置くなどして待ち時間を減らした方が良いです。コートというよりブースを作るイメージです(これについてはまた別記事で)。

そして、グラウンドの会場で絶対に必要なものを書き忘れてました。そう、ラインカーラインパウダーです。学校のラインカーが借りられるなら良いですが、それでもラインパウダーはクラブで準備しなくてはならないですね。うちはラインカーは自前で購入しました。ラインパウダーは大袋で購入し、袋に小分けして毎回持参しています。

ボール

ボールはクラブで準備する場合と個人で購入してもらう場合とがあります。個人所有にすると、数が足りなくなることはなく、家で練習ができます。一方クラブ所有の場合は、参加者の直接的な金銭負担は少なくすみます。つくばのチームは参加者の負担減のためにクラブ所有に、札幌のチームは個人技術を向上させるため、個人所有にしています。

全ての年代におすすめなのがストリートハンドボールのボールです。スポンジが詰まったような柔らかいボールです。未就学児でも握れ、適度な重さがあるので、力が弱い子供でも速いボールが投げられます。当たっても痛くないので、キャッチの練習も怖くないです。屋外で使用しても破れないため、場所を選ばず使用できます。SELECT社のgoalchaがおすすめです。つくばのクラブでは20個ほど用意し、メインのボールとして使っています。

なお、ボールを運ぶためのものですが、

ではなく、

のようなものを使ってます。経費削減です。

救急グッズ

怪我への備えは必ず必要です。命に関わるため、熱中症予防グッズはマスト。子供で圧倒的に多いのは擦り傷・打撲。あと、特に遠征時には急な発熱や腹痛への備えもあった方がいいですね。

  • 熱中症対策

    • アイシングバック

    • 経口補水液

    • 保冷剤叩くと冷える使い捨てのものなど

    • 塩分タブレット

  • 絆創膏

  • 湿布

  • ガーゼ、包帯、テーピング

  • 体温計、解熱剤

  • 胃腸薬

トレーニング補助用具

ゲーム時にはビブスが必要です。キッズ用もありますが、使い回しを考えるとフリーサイズのものを二色くらいあるといいですね。

補助用具として絶対に必要なのが、コーンマーカーです。コーンはホームセンターなどで売っています。なお、100均ショップのものは、強度がイマイチなのでおすすめしません。

あると便利なのが、ラダー、マイクロハードル、スピードリング、です。SAQトレーニングの三種の神器です。これだけをやる専属の時間を作っても良いですが、コートの脇に置いておけば空き時間を有効に使えます。ただ、適当に流したステップを踏まれてしまうことも多いので、きちんと声をかけることが大事ですね。

こちらの業者で比較的安価で取り扱ってます。

キャリーカート

通常、会場に用具を置きっぱなしにはできませんので、用具は持ち帰らないとならないため、キャンプ用のキャリーカートがあると便利です(持ってないけど)。ただ、私は準備・片付けは子供自身でやるべきと考えているので、道具は子供たちに運んでもらっています。

当時の私の車のトランクルームにはゴールが4つ、ボールが40個、ラインカー、などなどが常備してました。どこでも場所と人があれば遊べてしまいます。

ユニフォーム

大会に参加するのであればユニフォームが必要です。相手チームと被らないように考えると、濃・淡、暖色・寒色を考えてコートプレイヤーとゴールキーパーとを用意するのが一般的です。

例えば

こんな感じで用意しておくと、結構対応できます。あとは予算とお好みで。なお、ユニフォームは凝りだすとアバター作りのようにキリがなくなりますのでほどほどに。

なお、サッカーのようにメンバーが多いチームなどは一括管理すると収集がつかないので、ユニフォームを練習着と兼ねて個人所有にするチームもあります。ただ、その分、家庭の負担は大きくなりますし、そのモデルの在庫がなくなってしまうと、また全員更新となってしまいます。ユニフォームを忘れたり無くしたりする子は必ず現れるので、クラブとして管理する方をおすすめします。

その他

当たり前のように使えているもの、得点版やタイマーなども、体育館の備品を借りられるのであれば良いのですが、グラウンドではそうはいかないですね。

借りられる時は本当に感謝して使わせていただいております。

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