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「バルーンブランド全社」勝手にレビュー【Syanさん】

先日Syanさんにお呼び頂いてバルーン検証会をやったのですが、意外なことも知れてとても楽しかったので、備忘録としてまとめました。
そしたらまたまた長文になってしまいましたので、前回のカリサンバルーン勝手にレビューに懲りず、またまたnoteの方に放り投げてしまいたいと思います。

今回は1本1本のサイズを測るという所からスタートして調査比較を実施。
どんな違いがあるかについてはSyanさんの方で詳細にまとめてくださいました。
2と5を見間違っても一生気づかないくらい数字に疎い私と違って、流石Syanさんといった具合のまとめですので必見です!
ぜひ目を凝らして隅々までご覧ください。
Syanさんの所感はこちらから。

細かな分析は各々見て頂くとして、もろもろの所感はそれぞれのSNSで書いていくことになりました。
なので、以降は私のごりっごりに主観の伴ったレビューを展開してまいります。


▼どれも良くて、どれも一癖ある

まず全体の感想として、
【どれも良くて、どれも一癖ある】と思いました。
捻り心地の差や色味の出方の差はありますが、どれも使えないわけではなく、「むしろ使い勝手が良いけど、これまで使ってきたものとは違う部分もあって戸惑う」といった具合だなと。
自分の捻りの癖や手汗をかきやすいなどの個人差を加味して選ぶと、自分にぴったりなブランドがありそうだと思いました。
以降は、各種ブランドを個別にレビューしていきます。


▼リオテックス

ザラザラ。バリバリ。
表面がざらついてる傾向があるので表面の摩擦でバリバリ音が鳴る。若干硬い。
でも慣れてくると、「ピンチツイストきちんと止まってくれて良いな」とか思ったりする。
豪快な音とは裏腹に意外と強度があって悪くないなという印象。今後のカラーラインナップに期待。

▼エリテックス

ねっとり。もったり。
それには理由があって、そもそも太く膨らみやすいので、捻りやすい太さに整えてからひねると表面ゴムの余りの分柔らかい捻り心地になる。
透けやすくて色の安っぽさは多少あれど、価格が安価な割に、バリバリしなくて予想外に使いやすいので、下手なもの買うよりよっぽど満足度高い。

▼センペルテックス

色や質感がクオ化した?!
久しぶりにスタンダードカラーを触ったらピンクもライラックもびっくりするほどクオに近い色味に。質感もつるんとしていてクオを彷彿とさせる感覚。バルーン自体も最も長く膨らむ割に太さも強度も安定しているので、使いやすさではかなり上位。

▼カリサンバルーン

硬い。細い。色素が手につく。
他社と比較するほど、オンリーワンすぎるブランドなことが浮き彫りに。多分、スタンダードカラーよりもミラーやパール、260よりも160や350の方が強み。むしろそっちの方が強すぎて他社が追随できないレベル。比較するものが違うという感想に。

▼タフテックス

強度は強めなのに透けちゃうアンバランスさ。
最もクオに近い捻り心地と強度感なので、クオ好きだった人は最も愛着を感じやすい捻り心地。ただし、カラーリングはクオと全く別物なのでそこを受け入れないといけない。現状ブラックはここが最強。

▼プリマ

優等生なお堅めバルーン。
Qパックみたいに揃えた状態でパッケージされているのでしっかりしてる感がある。バルーン自体も状態が良い時のクオの雰囲気があるけど、予想外の割れ方をするなどの強度に若干不安があるという話も。特筆するほどの特異な特徴は無いけど、安定感があってわりかし使いやすい、優等生なブランドといった印象。

▼ジェマール

ジェマール。


▼その他所感

個人的にはエリテックスが価格の割に品質が良くてびっくり。個人的にはパール系や金属系カラーのスーパーグロウを試してみて、良かったら主要バルーン入りも検討したいくらい。今回はスタンダードカラーでの比較のみなので、プリマもリオもキラキラカラーがあるブランドは、その使い心地次第でメイン使用を検討したいと思いました。

またカリサンバルーンは、260のミラーシリーズが鬼強なのことは変わりない事実。ここに加えて160シリーズがカラー豊富で強度感が申し分ないという強みがあると思います。160はどの他社も、ラインナップも強度感も弱みがあると思うので、それだけでオンリーワンの強みすぎて強い。350も実は使い勝手がいい太いサイズという立ち位置で面白い。
260だけで比較すると他社より弱く見えるけど、この細さだから手の小さな子どもでも捻りやすいというのも事実。そして260以外の他社が追いついてない部分での強みがでっかいので、一概にダメだと決めつけない方がいいと、改めて思いました。

色に関して言えば、黒みが強いのがエリテックス、白色が強いのがカリサンバルーン、センペルテックス。
同じ色でも全社それぞれ、みんな違ってみんな良い状態なため、もはや全社並べて比較しても選べないレベル。
使う用途・内容によっては、コンセプトカラーにドンピシャで当てはまるカラーのバルーンがあると思います。
でもこれってすごいことだと思う。バルーンを二重にしたり絵の具を入れたりして色を作らなくても選べる範囲が広いんですもん。すごい時代になりましたね。(しみじみ)

▼最後に

最初にも書きましたが、改めてこう比較をして思うことは、【どれも良くて、どれも一癖ある】です。
全社合わせたら膨大なカラーラインナップがあるだけでなく、捻り心地や強度感が色によっても微妙に違ったりして、一概にこれが1番!と言えないと思いました。
各種ブランドを実際に触ってみると自分の手に合うものがあると思います。
各々が思う「1番使いやすいもの」をそれぞれ選んでいくことが、群雄割拠なバルーンブランド戦国時代の最善解ではないかと感じました。

そんなわけで、結局どれが良いの?という質問に関しては、百聞は一見にしかずということで、各社のバルーンを実際に触ってもらって、自分の手に合うものをあーでもないこーでもないと、各々悩んでください!(ぇ)


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Balloon-Syotaro
Balloon-Syotaro Balloon Artist/Balloon Performer in Japan ミッション「バルーンアートでAnimateな瞬間を提供する」 作品ギャラリーはInstagramへ → @balloon_syotaro