お父さんの為に男の子になる!!
小学生になるかならないかぐらいの時に
お父さんは男の子が欲しかった。という話を聞いてしまいます。
私は長女で、初めての子だったから、すごく可愛がっていたけど妹が生まれた時は「なんやまた女か・・」って言ったとか言わないとか
3つ下の妹は、だからなのかあまり懐かず
父親が散髪して帰ってくると、知らないおじさんが来たと思ってギャン泣きしてました(笑)
なので、お父さん可哀想だな〜と思ってスカートを辞めGパンを好み、お父さんキャッチボールしよう!とか言って遊んでもらった。
でも、つき合って遊んではくれたけど、なんかシックリこなかった。
近所に大好きで、私が懐いてたお兄さんもいてバイクの後ろに乗せてもらったり、ちびっこレースに連れていってもらったりもした。
それはそれで楽しくって
将来の夢はバレエリーナかレーサーという極端な夢を持つようになったの。
男になったら父親が喜んでくれると本気で思ってました
そしてある日突然の事故
全く覚えてないけど小学4年の夏休み、相変わらず近所のお兄ちゃんのバイクの後ろに乗ってどこかへ連れて行ってもらってた時にカーブを曲がりきれず滑って転倒。お兄ちゃんはかなり怪我して傷を縫ったりしたけど私は、その時かすり傷程度。お兄ちゃんは相当、私にも両親にも謝ってたのだけ覚えてる。
でも、乗せて乗せてと無理に言ってたのは私だから謝って欲しくなかった。スピードも出してないし、あとで聞くと猫ちゃんが飛び出して来たようでした。それから、あまりお兄ちゃんとも遊ばなくなって半年ほど経ったぐらいのこと、なんだか左膝にものすごい痛みや違和感。
母親とあっちこっちの病気に行って最終的に当時、膝の事なら〜的な先生を紹介してもらい手術をすることになりました。
えっ?手術?テレビや漫画の影響で一気に悲劇のヒロインですよ!
そうバレエリーナなんてなれないじゃん。
みんなからバイクなんか乗ったからだ!と責められて、だって男の子になったら、お父さんが喜ぶと思ったんだもん!とブチまけたら、呆れられて男の子は欲しかったけど、娘二人で幸せだと言われて泣きました。そして怪我の重大さに気づくのでした。
つづく
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