40歳になりました。
信じられません。本当に40年も生きているのだろうか、そんな気持ちでいっぱいです。今年は仕事でもプライベートでも忙しくさせて頂いており、お陰様で1年走りきれた、と思っています。関わりのある皆様、本当にありがとうございました。生来要領悪い方の人生でしたので、家庭が有り、家が有り、仕事が有り、先ずひと時であれ自分が持とうと思っていたものが持てたことに達成感があります。
この10年は自分にとっては再生で、20代のときに借りたツケを返してプラスにするための時間だったなと思います。それはそれで慎重に取り組んで来たつもりですが、振り返ってみると他人に迷惑をかけてしまったり、しくじっていたり、より良いやり方があったかなと思う次第です。
自分の諸先輩方が自分より年を重ねて初めて、「何に向かっているか見えてきた」という様子を伺っていると、そう簡単に自分の人生に於ける天命を知ることは中々に困難であることを思い知らされます。自分は何がしたかったか、何をすべきか知っている人は羨ましい。それを見出す事がこれから自分の道になるのであると思い、考え、行いに附していく事になるのでしょう。しかし、他人にとって如何に大事であろうとも己の努めを忘れてはならない事を捨て去らぬ様にしたい。
四十と言えば不惑という言葉が過りますが、惑わずに居られる時は来るのでしょうか。新たな1年に、先を見据えて歩んでいきたいと思います。
「善からぬこと、己のためにならぬことは、なし易い。善いことは、実に極めてなし難い。」