おしゃべり問題
これはオバリーナ特有の問題であろう。
オープンクラスの場合には無いだろうが、
いつものメンバーが集まるクラスの話だ。
どこのお教室にもおしゃべりな人はいる。
おしゃべりは場を和ませ明るくする。
コミュニケーションを円滑にする。
しかし、時と場合による。
今はバレエのレッスン時だ。もしかしたら、自分、しゃべりすぎてないか?
もしかしたら、あの人おしゃべり長すぎるぞ……って思われているかもしれない。冷たい目で見られているかも……。
それはレッスンの初め、バーレッスンで音楽が流れる前であることが多い。さすがにバーレッスン始まってからおしゃべりする人はいない。
大人クラスはゆるやかであるため、バーレッスン前にストレッチや体ほぐし、筋トレを行うことがある。そこで先生が、何かしら話題を振る。まあ、良くあることですね。
お天気のことだったり、昨晩のドラマだったり、子どもたちのクラスのことかもしれない。
それを誰かが受けて、お話が盛り上がるだろう。
ある程度は和やかに盛り上がらないと、先生も話した甲斐が無いと言うものだ。
ただ、それから波及して勝手に話題広げて、しばらくの間独壇場でしゃべってしまう人、そう、はい、あなた。それはしゃべり過ぎです。
なにせそういう人は息つく暇なくしゃべるスゴイ技を持っているから、若くて優しい先生なんかだと、話をさえぎって終わらせることなんか到底出来ない。
そうなると、ふと気づくと足首回しなんかを延々とやっている。
先生は左足に移ってるけど、まだ右を回し続けている人もいる。おしゃべりに時間を取られ過ぎると、正味のレッスン時間が少なくなる。限られた時間の中で、バーやセンターレッスンを端折らなくてはならなくなる。
大人クラスは楽しいのが一番、別にいいじゃない、目くじら立てなくても。と言うなかれ。
レッスンに来るために、家事仕事その他もろもろを調整し、お金を払って、覚悟を決めてここに臨んでいる。ましてやオバリーナは冗談抜きで、いつバレエが出来なくなるかわからない。砂時計の砂がサラサラと落ちていく。
自身の老化、怪我、病気。自分と旦那の親も介護が必要な年になってきている。子どものこともある。色んな問題にガッツリ主戦力で向き合っている。
レッスン時間中は、バレエに没頭したい。
自分の体と対話し、音楽と一緒になる時間をしっかり味わいたいのだ。
おしゃべりは楽しい、でも気づいて欲しい、あなたはしゃべり過ぎてレッスン時間を奪っていませんか?
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