![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/72985816/rectangle_large_type_2_3ae006acd4d8e9645e2e852dc98366e3.png?width=1200)
『目標にそぐわない環境だが、意識だけは高く。』-ってそんなん出来るかー!
祝日、久しぶりに練習試合があった。
約1か月ぶりの試合。
依然としてマンボウ期間なのだが、実はすこーしだけ制限が緩くなっていて、対外試合も可能になっていたのだ。
で、そんな久しぶりの試合を見ていて気になったのは、あまり息子がチャレンジしていなかったこと。
最初それはブランクによる体力的な衰えのせいかと思ったが、はたと思い当たった。
どうやら息子は「助っ人感覚」でプレイしているっぽかった。
というのも、あと2週間後にはマンボウが明け、明けてすぐにU-10の大会がある。
だから最近の練習はその大会にフォーカスしたものになるのだが、息子はその大会にはカテゴリー的に出られない。
それでチームが大会に備えた雰囲気の中、息子だけは当事者感覚を持たないまま参加し、ゲーム中もどこか「人数合わせでの参加」のような、緊張感に欠けるプレイになっていた。
こういう時大所帯のチームならオーバーカテゴリーの選手だけでまた違う目標を持って練習できるのだろうが、うちのような小じんまりしたチームはそれも難しい。
チャレンジしないゲームほど得るものがないものはない。
見ていても退屈だ。
U-10の大会へ向けた調整の意味合いがある試合とはいえ、試合は試合なのだから、もっと自分の為にプレイしてほしいのだが、なかなか難しい。
大人でもこの状況でモチベーション高くプレイするのは難しいかも知れない。
小学生で、しかもプレイへの貪欲さに欠ける息子にとってはなおさらだろう。
そして更なる問題として、息子はそれでもある程度のクオリティで、及第点のプレイをしてくるということ。
そのせいで、それなりの達成感や充実感を得てしまって、チャレンジできていないという問題がボヤけてしまう。
おれもとりあえず指摘はするが、息子としても特別ミスしたわけでもないし、なかなか反省として芯まで響いていないと思う。
なんだかんだ言って、息子は上手い方だと思う。
ただそれは正確に言えば「普通より上手い」だ。
普通より上手いのだが、本当に上手いやつには敵わない。
「本当に上手いやつには敵わない」にフォーカスして向上心を持てれば更に壁を突き破って上達できるのかなあ、と。
結局上手いやつはみんな飢えてるからね。
サッカーに飢えて、プレイに飢えて、ボールに飢えて、勝ちに飢えている。
そこら辺の飢餓感は、息子にはないかな。
ライバルがいればまた違うのかも知れんが、チーム内は下級生ばかりだし、そういう下級生ばかりのチームだと、息子のライバルたり得る強豪チームとの試合もままならない。
その辺のチームが相手なら息子はそこまで追い込まれずにそれなりにやれてしまうし、しかも今チームは下級生の大会にフォーカスしていて、息子はその対象から外れて、と、なかなか難しい状況ではある。
「そこそこ上手い選手」から突き抜けたいのだが、今は目標にそぐわない環境で、それでも意識だけは高く持て、ってことになるがそんなもん小学生には難しすぎるだろう。
「そこそこ」から更に上へ。
これは別にサッカーに限った話じゃなくて、人生に於いてもそうだ。
何でも「そこそこできる」ようになったら、そこから更に突き抜けようとする向上心を持ってほしいのだが、どうやってそう導いてあげたらいいのかな。
まあ、とりあえず今は焦るなとしか言えないか。
焦っているのはおれだけども笑
焦らずコツコツやるしかない。
父はもう少し息子に良い環境が用意できないか考える。