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Photo by
neochi_black
モチベーションを燃やせ!
小学校時代のチームメイトの朗報をSNSを通じて知った。
めでてえな、という気持ちが半分。
あとの半分は、まあ、嫉妬だな。
息子にそのチームメイトの朗報を伝えると、やっぱり複雑そうな表情を浮かべた。
もちろんおれも息子も、良かったなあ、という素直に称賛する気持ちはちゃんとある。
あるんだが、一方で無視できないくらいドロッとしたものも確実に、ある。
複雑な表情の息子に、悔しいか、と尋ねると、悔しいね、と素直に答えた。
そりゃそうだよな。
曲がりなりにも競技者なら、コンペティターなら、たとえ仲間でも負けず嫌いを発揮して、おれだって!となるのが本能ってもんだ。
嫉妬や羨望みたいな、人間のドロッとした部分をポジティブなエナジーに変換できるのがスポーツの良い所だ。
悔しいなら勝つしかない。
羨ましいなら上手くなるしかないのである。
その為の鍛錬・修行・苦行に耐えるべく、そういうドロッとしたものを燃料庫に投げ入れモチベーションを燃やすのである。
ついでに試合に出れない悔しさも燃やしたれ。
おれとしても、しっかり落ち着いて突き詰めると、別に誰かよりどうのこうのという感情はまったくない。マジな話。
息子がサッカーを通して成長してくれればそれでいい。
それでも、その道を進む途中には様々な揺らぎや葛藤があるわけで、人として未熟さを露呈してしまうことも少なくない。
もちろん相手を前にそういうイヤな感情を向けることはしないが、と言うか相手を前にした方が素直に良かったね、の気持ちになれるんだがな。難しいもんだ。
何はともあれ、今日息子は明確なモチベーションを持って練習に行った。
それでいい。