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ファッションにおけるクラウドファンディングの色々

クラウドファンディングのこれまで

クラウドファンディングには今となってはいろんなプロジェクトがあります。日本では2011年頃からはじまり8年の月日をかけながら、ゆっくりゆっくりとトライ&エラーを繰り返しながら、多くの人に使われる道具にようやくなり始めました。ある街を盛り上げるために、アーティストを応援するために、建築物の復旧のために、書籍を出版するために、ある誰かの想いの数だけ多様なプロジェクトが日々いまも生まれています。よくあるインターネットサービスの急成長と違って、時間をかけながら、理解を得ながら育っているのはめずらしいことかもしれません。

ファッションにおけるクラウドファンディング

ファッション分野に限ってもそうです。どういったプロジェクトがあるのか、現在進行形のものも過去のものも混じりますが先に一部ご紹介します。

といった具合に、本当に多岐に渡ります。デザイナーの活動を応援するものもあれば、お店を出すために、イベントのためもあれば具体的な商品開発のために、メーカーの復刻版のためだったり、ファッションを通じての社会活動のためにも。これでも1%にもみたない一部です。

これからどうしていくのか

もっともっとたくさんのファッション分野でもクラウドファンディングが使えるシーンを、プロジェクトという実践を通じて増やしていくこと。こういう場合にもクラウドファンディングは使えるのだな!と思ってもらえるようになれるといいなあ。ものづくりをはじめる人は増えていると思っていますし、そういった人から、思いっきりプロの世界でも、企業においても。

ただ、クラウドファンディングのプロジェクトを行うことは簡単なことでもありません。その想いを届ける過程にこそプロジェクトの意義もありますし、”お金を集める”以上に、”仲間(支援者)を集める”活動でもあるからです。集まったお金はプロジェクトのために使うことになりますが、そこで得た仲間はその後もきっと残ります。そう思うとお金集めを簡単にすることが、いろんな場面でも使われるようになるってことでもないのかなと思います。プロジェクトを終えてもより深い仲間になれるようなものにしないと。

デザイナーやクリエイターの人は創作活動などでどうしても忙しく、時間に追われることが多いと理解しています。それでもやってみようかなと思われるためにやれることは何だろうかと日々知恵を絞りながら、やってよかったと思われるプロジェクトを重ねながら、そして何かのプロジェクトに心を動かされた仲間を増やしながら、やはりこれまでと同じように時間をかけてやっていくことなんだろうな。

ただ、プロジェクトがつくられることをじっと待っているよりも、できるかできないかはさておき多くの人とのつながりや対話、そして現場で、今まで以上に模索することが大切だとは考えています。今回、bigをはじめたのもそういう背景もあります。クラウドファンディングありきじゃない世界を大事にしながら、もしかしたらその可能性の一部になれるといいなあという想いで。そして、クラウドファンディングそのものを更新していくような学びをもっと得られたらと思っています。

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