バリのウチの土地が2.5年で7倍になった話
うちの旦那さんは不動産屋さんもやっている。
すぐ壊れたりめんどくさいビラじゃなく、大体土地の取引が多い。
で、通常、インドネシアでは土地の値段が上がることはあっても、下がることないのだが、コロナに入ったすぐあとがーんと一回下がった時がほんの1か月くらいあった。
需要と供給の話で、コロナで資金繰りがうまくいかなかった人が土地を売り、チャンスだと思った人が買いまくったため、下がったのはほんのその1か月。
で、現在チャングーがまさに言葉通り鬼のように渋滞しているので、チャングーに住んでいた在住の外人がどんどんその渋滞と若いヒップスターの無謀な運転にうんざりして、緑の景観を目指してどんどん海沿いにタバナン方面に北上。
もはや、昔クタが中心地だったがチャングーが中心地といっても過言ではない。
今、私のうちがあるのはそのタバナンとチャングーのある区域バドゥンと境目のパンタイニャニィという場所。海まで犬を連れてお散歩もいけるし田んぼののどかな景色でバリらしくてとっても気に入っている(厳密にいうと過去形の気に入っていた)
うちがここに家を建てたのは、土地を売ってるうちに、そのパンタイニャニィの土地が結構売れるようになり、じゃ、安いし(ていうか、ここしか借りられなかった)うちもここに土地を借りておくかということで手付金3万円で、25年間、2.7アールを240万円弱で借りた。
(バリは借用権と所有権があり、借用権も転売可。1アールは約30坪なので81坪)
その頃は道も舗装されてなく、絶対酔っぱらってバイクで帰ってきたらそのへんの木に突っ込みそうな場所。
その時、というロシア資本の(ロシア危機でインドネシアにはたくさんロシア人が流れてきた)一応、持続性、文化、自然、アートのテーマのバカでかい44ヘクタールのプロジェクトが進んでいたのは知っていたが一体何ができるのかも想像できなかった。
この辺が開発されるのは10年後じゃね?
と旦那と言ってたが、とんでもなかった。
そのNUANUはどんどん見るたびに新しい施設ができ、まるでリッチヒッピーのディズニーランドに。
で、高級ビラとレジデンスが次々と周りにできて、ジャングル感はどんどんなくなっていった。
うちの前の5アールのビラは1.2億USDで売れていった。
「鼻くそ買って、金を売るってこれだな」と土地の値段と建物の値段がわかる旦那は妙に感心していた。欧米人はまたこれが得意。
多分1棟につき1億ドル丸儲け。
ちょっとは、ローカルに貢献してほしいと本当に思う。
で、1アールを2.5年前に借りた値段が3.5万。(1年の値段)
半年前に欧米人がビラを建てるのに借りたうちの近くの土地の値段が1アール25万。
なんと7倍強。
そのNUANUパワーである。
で、うちは旦那がプロジェクトマネージャーやってたから、直接材料買って、大工雇ったからうちは300万で家がたった。
土地代と合わせて、約600万弱。安い。なかなか自慢。
自分でいうのもなんだけど、来る人、来る人いいうちだねって言ってくれる。
で、今、賃貸に出すと年間250万になる。(住んでるから貸せないから儲けはゼロ)
あと数年してビラだらけになったら田舎に引っ越そう。
まさにバリのジャックポット。
この辺は買いだなと思っていたがここまでの展開になるとは思ってもなかった。
バリにはまだまだ、思いもよらないチャンスが転がってるのかもしれないな。